1月8日(水) 晴、北風冷たく吹きすさぶ
今年はに孫の結婚が決まって嬉しかったので、特大の睨み鯛を買った。
関西では、お正月の三が日は大きな鯛に箸を付けず、おせちが無くなったころに、ほぐしていただいたり、潮汁にしたり、根菜類とアラ炊きにしたてたりして食卓を潤す。 少なくとも、三重の田舎町のさくら♪の実家ではそのように過ごした。
尾頭付きの塩焼きで日持ちがするので、重宝であった。
大晦日の夕方、家族9人で年越しのおやつなどを買いに出たスーパーの魚屋さんで売れ残っていた@3800のこの鯛に半額表示があって、迷わず買った。
「腐っても鯛」と言われるように、ほぐし身も潮汁も根菜とのアラ炊きも、すこぶる美味しくて、長男宅に潮汁を鍋ごと届けたら、家族LINEにお礼のメールが相次いだ。
関西ではまた、鯛のことを「お鯛さん」と尊称を付ける。
その他の魚で尊称を付けて呼ぶ例を知らない。
古人が鯛を奉ったのには、身の上品な美味しさのほかに、最後の骨まで味わい尽くせる利便性、経済性にも理由があったのだろう。
正月8日は、もうおせちもなくなり、納豆、モズク、全卵とじのほか、鯛の潮汁でお雑煮を仕立て、アラ炊きを喜んでいる。
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