2月2日(金) 曇、時折粉雪が舞う
新年から通い出した和裁教室・ちくちくうさぎ。 今日で3回目だけれど、毎回新しい先輩にご紹介いただいて、コミュニティの輪が広がっていく。
「あ、あの、イルミネーションのお宅の?」「息子の家がお宅のご近所ですよ」などと。
今日、お声をかけてくださった方は、なんと、40数年ぶりの過去から突然お声をかけてくださった。
「広野さん! あなたは私をお忘れかもしれませんけれど、私は・・・」「えっ、えっ? えっ、まさか! あの、工藤さん?」「はい。 私は新聞やテレビで、いつも拝見していましたよ」。
名張に住んで、50年。 生まれ故郷の松阪よりも家庭を持った奈良よりも、長くこの街の住人で暮らしている。 そんな若き主婦時代の工藤さんとの交友は、「名張市消費生活協議会」の立ち上げ事業で固い絆をいただくことになった。
のちに、名張市議に打って出て市会議長も務められた故加藤富栄さんや、故中北千枝さん、内海彰子さん、故高田田鶴子さん、和田トマ子さんら、志を同じくした皆さまのお名前がたちどころに甦る。
「工藤さんは、ちくちくの立ち上げにも協力してくださったのよ。 お互い不思議なご縁やねぇ」と岡本さんも感慨ひとしおのご様子だ。
人生が、一瞬にして昔の記憶を呼び覚まし、今日は40歳は若がえった。(ような気がする)
嫁入り道具に持ってきた名古屋帯を、トートバッグに仕上げた。 3回目の教室でやっと仕上がり、「先生のおかげですぅ♪」
主宰の岡本紀代子さんは、目配り氣配り抜群で、誰にもさり気なくアドバイスをし、必要に応じて傍について教えてくださる、有難い先達なのだ。
残った帯地で、中・小のポーチを作ることにする。
「作りたい設計図を書いて、ミシンはゆっくりと、アイロンはこまめに」。 次々と繰り出される先生の檄は、まことに的確だ。
手取り、手を取り、小さいポーチが形になって行く。
ありがとうございます。
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