友々素敵

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恋にもっと真剣であれば、性暴力もセクハラも生まれない

2018年01月27日 18時03分49秒 | Weblog

  ハリウッドで女優たちが黒いドレスを着て、性暴力や性的嫌がらせに抗議した。女優だけでなく男優たちも黒い服を着て同調した。そのくらい性暴力にたいして、皆で無くさなければならない決意の表れだろう。権力や金で相手を支配する男は、男としては最下位なヤツだ。相手を愛する気持ちがなく、権力や金で手に入れようとするのは最も安易な方法である。

 相手のことが本当に好きなら、一生懸命で働きかけるべきだ。性行為だけがしたいのなら、しかるべきところで金を払えばいい。相手が愛おしくてたまらないから、口説くのが男の価値だと思う。私が最初に観た映画で、「女は可愛い小悪魔」と知ったのは、フランスの女優のブリジッド・バルドーだった。『素直な悪魔』が封切れれたのは1956年だから、中学1年の私は街の洋画館でひとりで観た。まだモノクロだった。

 そのバルドー(83)が「セクハラ告発は偽善的」と発言したことが新聞に載っていた。どうしてそんなことを言ったのか分からない。彼女よりも10歳年下のカトリーヌ・ドヌープも「男には女を口説く自由が認められるべきだ」と述べ、「レイプは殺人のように重大な犯罪」と断罪した後、「執拗だたり、不器用なナンパは犯罪とは言えないし、誘惑の作法を痴漢と見做すのも違う」と週刊誌に語っている。

 往年の大女優のふたりは、若い時は裸になることでスクリーンを彩ってきた。ドキドキしながら美しい裸体に見とれた。私の記憶だから定かでないが、「恋多き女」とか「自由な女」とか言われた新しいタイプの女優だった。男性遍歴は多かったが、性的嫌がらせを受けることはなかったのかも知れない。どこかの女性プロヂューサーが「時代に遅れたフランス女優と、今も第一戦で活躍する女優の違い。革命は行き過ぎるもの。濡れ衣で犠牲になった男の人はかわいそうだけど」と解説していた。恋にもっと真剣であれば、性暴力もセクハラも生まれないと私は思う。


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