毎週水曜日のデートが出来なかったので今日、映画を観て来た。卒業生がフェイスブックで、「泣けた」と書いていた映画『アイミタガイ』である。観ていて私も涙を流してしまったが、決してお涙ちょうだいの映画ではなく、人生は奇縁で結ばれている映画だった。
「アイミタガイ」について、映画の中でも「それって何ですか」と訊く場面があった。そう、私たちの子ども頃は耳にした言葉だが、最近は使われなくなった。「お互い様」といった時に、気にしなくてもいいよといった意味で使われていた。
出逢いが様々な形で展開していく。初めは何だかよく分からなかったが、そうか、そんな風に結びついていたのだと振り返ることが出来る。全編が仏教でいうところの慈愛に満ちている。縁がどんどん結びついていくのだ。
人は困っている人を見れば、助けたくなる。そんな出逢いがまた、人を助けることになる。自分に出来ることがあるなら、進んで手を差し出せば、助かる人が生まれる。それは巡って来るもので、それを求めたなら巡っては来ない。
ロケ地が桑名や四日市だったので、行ったこともあり興味も湧いた。93歳(?)の草笛光子さんのピアノ演奏では、いろんなことが思い出されて涙が溢れて来た。音楽には力があると感心した。
私が書斎に使っている部屋に、観葉植物が5鉢残っている(写真)。水を遣らなければ枯れていくのに、どうしても水遣りを欠かすことが出来ない。今では天井まで伸びてしまい、私が元気なうちは水を遣ろうと決めている。
水を遣ったからといって、植物が何かを返してくれる訳では無いが、居なくなれば淋しいだろう。古い写真と一緒で、何の思いも無い人なら処分できるだろう。おっと、遅くなってしまったのでここまで。