白の胡蝶蘭が先端まで、全部咲いた。赤紫の方も何輪か咲き始めた。今日のブログに載せよう思ってスマホを向けているとカミさんが、「ラインならいいけど、メールだと凄くお金がかかるから、1枚だけにしてね」と言う。
昨日のブログに4枚もの写真を載せたので、心配しているのだ。スマホはカミさんの持ち物で、カミさんの口座から引き落とされる。「経済観念がホントに無いんだから」と、カミさんに注意されるが、確かに私はズーとカミさんに苦労を掛けてきた。
結婚した時はふたりとも教師だったから、給料は高くなかったが生活に困ることは無かった。それなのに10年で教師を辞めてしまった。子どもは小学生と保育園児の娘ふたり、習い事のバイオリン教室は続けさせていた。
職を転々としたが、友だちに恵まれ、地域新聞の創刊に至った。広告収入だけでの維持だったが、毎年収入は伸び、手取りも少しづつ増えていった。しかし、共同経営で出発したのに経理が明かされず、我慢できなくなって辞めてしまった。
首長選挙への出馬で面目を保とうとしたのに、議員選挙に出て次に備えよと応援してもらった。町の議員の報酬は15万円程しかなかった。そんな訳で、私はカミさんにお金の苦労をかけっぱなしだったから、「経済観念が無い」と非難されて当然である。
私の両親は教師で、父は校長にまでなった。けれど、現実的な考えが出来ない、いつまでも小説家を夢見ていた人だった。校長室の机に花を活けてくれた女教師に恋心を抱き、運動場のその人を眺めている様子が、日記に書いてあった。
母が生きていたら、私を眺めて、「お父さんによく似てきたね」と笑うだろう。もう、父の亡くなった歳よりも30年近く経っているのに。頭の禿げ具合も、いつまでも頼りないところも、金の計算が出来ないところも、父に似ているようだ。
カミさんが言うように、電灯は消さないし、エアコンはすぐに点けるし、美味しいものは好むし、冷蔵庫にある古くなったものは捨てるし、節約精神に欠けている。ブログの写真は1枚にしておこう。