「ちょっと打ち合わせをしておきたいので、いつもの喫茶店でいいかな?」と友だちに訊くと、「人が集まるのは禁止だけど、いいのかね」と言う。まさかテレビ討論でもしなければダメだと思っているのだろうかと驚いた。電車やバスに乗ると感染するのではと不安がる人もいる。
昨日、電車に乗った時に花束を抱えた高校生がいたが、あれが最後の出校日だったのかと夜のニュースで知った。人の多いところへは近づかないと指導されているのか、街には人影が少ない。なのに、スーパーで子どもたちがたむろしていたらしい。
みんなが神経をとがらせている。そんな話をしていたら、無神経な人の話を聞いて笑ってしまった。歳を重ねると身構えなくなるとはよく聞くが、ここまでの人は滅多にいないと思う。ダンナが風呂から出てきてパジャマに着替え、次に入るカミさんのためにパジャマを用意してやろうと見渡したが上しか見つからない。
「お前のパジャマの下が見つからないよ」とカミさんに声をかけると、「当たり前よ、ズーと履いているもの」とカミさんに言われ、「えっ!一日中履いていたの?」とビックリして訊くと、「だって、暖かいのよ」と言われたと話す。
彼のカミさんは実用的なのだ。こういう人は「コロナウイルスにも動じないだろう」と言うと、「それが凄く心配症で、「絶対に外へは出ない。そのためにパジャマのままでいるの」と言ったそうだ。世の中いろんな人がいるから楽しいけれど、彼のカミさんは少しズボラではあるまいか。
マンションの井戸に手押しポンプを設置し、水も汲み出してみて完成した。総日数で10日間もかかった。「インターネットに上げておいて」と言われていたのに、写真撮るヒマがなかった。残念。もう少しズボラな性格だったらよかったのに。