友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

そうかと素直に納得した

2021年04月30日 17時47分31秒 | Weblog

 お金を下ろすために銀行へ行った。満員だった。明日から5月5日まで休みだから、支払いや引き出しのために来ているのだろう。窓口の若い女性がキレイでしかも親切だったから、得した気分になった。いつまでも眺めていたかったが、怪しい男に間違えられるのも困るので、急いで外に出た。

 お金を下ろした人たちは、連休にどこかへ行くのだろうか。私は連休に読む本を探しに、本屋へ向かった。本屋も相変わらず人が多かったが、やっぱり年寄りが目立った。中にはエロ雑誌を平気で買い求めていく人がいる。勇気があるなあー。いつも行く本屋だが、最近、このコーナーが増えている気がする。

 女性の裸の本はあるが、男性の裸の本は見たことが無い。いや、きっと男性の裸の本もあるはずだ。こういう一般の、子どもたちもやって来る本屋には置いて無くても、特殊な本ばかりを扱うような店もあるだろう。そんな店だと、入店するにも勇気が要るような気がする。でも、やっぱりそんないかがわしい本を求めるのは女より男が多いのだろう。

 男の欲望が攻撃的であることは分かる。女にはそうした欲望が無いのだろうか。40代の頃だったが、クラス会でそんな話が出た時、クラスでトップの美人が、「当たり前じゃーない。女にも性欲はあるわよ」と恥じることもなく言ったのには驚いた。男と女がいるのに、一方だけに欲望があるのでは成り立たないから、そうかそうだったのかと素直に納得した。

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国民が変わっていけば、国も変わっていく

2021年04月29日 18時05分50秒 | Weblog

 雨の一日。風は思ったほどでは無かったが、外に出ることは出来ず、県に提出するNPOの書類を準備する。もうそろそろNPOを解散してもよいと思うけど、先輩は「やれなくなった時でいい」と言う。せっかく咲きかけたバラが痛んでしまうのは気の毒だったので、小雨になった時に切ってきてガラス瓶に挿した。

 今日は祝日の「昭和の日」である。この呼称に、三島由紀夫ならどう思ったのだろう。『三島由紀夫と森田必勝』を読み終えた。個人に徹する作家と思っていたが、三島は「人命よりも価値があるもの、人間の命よりももっと尊いものがあるという理念を国家の中に内包しなければ国家たり得ないからであります」(317ページ)と、考える人だった。

 「我々は天皇というものを持っている。(略)人命尊重以上の価値としての天皇の伝統」と述べ、「魂の無い所に武器はない」と主張、「防衛問題のキーポイントは、魂と武器とを結合させることにあります」。しかるに自衛隊は武士道を忘れ、官僚化してしまった。自衛隊に武士の魂を持った隊員はともに決起しようと呼びかけたが、呼応する者はなく、割腹して「武士の魂」を示した。

 三島の後を追って、切腹した森田はどうしてそんな行動が出来たのだろう。森田が三島を追い込んだと言う人もいるが、敬愛が過ぎて心酔したのだろう。三島は過激派の学生が「命を懸けてデモをしていない」と、嘆いていた。私もデモに参加したことはあるが、単なる意思表示であって、デモで事態が変わると思ったことは無かった。国民が変わっていけば、国も変わっていく。

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田渕俊夫さんの作品展へ

2021年04月28日 17時38分08秒 | Weblog

 メナード美術館で開催されている、田渕俊夫さんの作品を卒業生と一緒に観て来た。田渕さんの作品を初めて観たのもメナード美術館だった。日本画の世界では、東山魁夷さんに次ぐ作家と言われていた。それにしてもメナード美術館は、どうして田渕さんの作品を多く所蔵しているのかと思っていた。

 今日出かけて行って、田渕さんが愛知県芸大で助手を勤めていたことを知り、理解できた。助手時代の田渕さんの作品を観て、将来の大器と評価できる人がメナードにはいたのだろう。どんなにいい絵を描いていても、誰からも評価されなければ世に出ることは出来ない。

 日本画は洋画と違って、技術力や装飾性が問われる。洋画は宗教画や肖像画から出発しているので、写真が生まれた近代からは、主張が絵の重要なテーマになった。ところが、日本画は家の中を飾ることが目的だったから、主張に走ることは無く、気持ちの良い空間を作りだす役割から変わることが無かった。

 日本画はデザイン画である。手法もトレスを重ねるなど、デザインと同じだ。私は日本画に憧れたけれど、洋画の方が「絵で思いを伝えられる」、そう思っていた。田渕さんの作品の繊細な線を見ていたら、技術力と装飾性の日本画の良さが羨ましくなった。見る人を感心させる力が漲っていた。

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本当にこれでいいのか?

2021年04月27日 17時32分36秒 | Weblog

 学校祭に向けて、クラスで何をするかを全員で話し合うことになった。積極的に発言する子はいない。司会の子が、「何かありませんか?」と催促する。ひとりが立ち上がって、「クラス紹介」と言う。クラス紹介は担任初めクラス全員の写真を貼り、コメントを書き込むだけのものが多い。

 合唱だって、演劇だって、朗読だって、いろいろあるが、発表までに時間がかかるから、簡単にできる「クラス紹介」を選んでしまう。それでも、展示の仕方を工夫すればいい作品になるはずだ。司会の子が「他にありませんか?」と訊ねるが沈黙したままだ。「それでは、クラス紹介に賛成の方は挙手してください」と問うと、12人が手を挙げた。

 「反対の方はいませんか?反対の方は挙手してください」と、催促するが手を挙げる者はいない。「反対は無いようですので、クラス紹介に決まりました」と宣言する。このクラスは40人いるのに、12人の賛成で決まってしまった。賛成しなかった28人はなぜ対案を出さなかったのか。賛成しない案なのに、展示作業はどうやってするのだろう。

 私たちは小学校の時から、「みんなで決める」ことが民主主義だと教えられてきた。選挙の投票率が50%に達しなくても、票の多い人が当選する。それでみんな、文句はない。これがルールだからと納得している。もし、我が身に危険が及ぶことなら必死になるかも知れないが、誰がやっても大差ない現状では、「どうぞご勝手に」と思っているのかも知れない。本当にこれでいいのか?

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有権者の6割から7割の人が投票していない

2021年04月26日 17時42分27秒 | Weblog

 驚いた。昨夜のニュースで当落は分かっていた。予想通りの結果だった。衆院北海道2区は収賄罪の元農相の議員辞職のためだったし、参院広島区は自民党本部から1億5千万円を受け取って当選した河井安里さんが買収で有罪となり、当選無効となったための再選挙だった。

 北海道では自民党は候補者を立てなかった。広島では公明の推薦を受けての選挙だったが、野党が推した諸派の新人女性に自民党は敗れた。長野でも公明の推薦を受けたが、立憲の前議員の弔い選挙であり、野党の共闘が成功し、自民は勝てなかった。

 安倍政権から菅政権へと移行したものの、大臣や官僚、議員の不祥事が続き、自民党候補が勝てる材料は無かったから当然の結果だった。私が驚いたのは、相変わらずの投票率の低さだ。北海道は30.46%、長野は44.40%、広島は33.61%である。有権者の6割から7割が投票していない。

 名古屋市長選挙も投票率は42.12%しかない。河村さんが再選されたけれど、本当にこれでいいのかと思ってしまう。名古屋には知り合いも多くいる。私には市長になって欲しい候補が見当たらなかったが、果たして投票したのだろうか、いったい誰に票を入れたのだろう。

 今朝の中日新聞に、大村県知事のリコール運動団体で会長を務めた高須院長の談話が載っていた。「リコールをしようと言い出したのは河村さんなのに、私が言い出したとうそをついたことは許せない。いざという時に逃げ出す人とは今日をもって友だちをやめて絶交します」。

 日本の有権者は何を見ているのだろう。

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『三島由紀夫と森田必勝』を読む

2021年04月25日 18時28分15秒 | Weblog

 かなり古くからあるツル性のニンドウ(?)が元気が無い。何年もの間、一度も植え替えてやらなかったからではないかと思い立ち、鉢から引っ張り出してみた。すると、根は全く育っていないばかりか20匹以上の幼虫が出てきた。この幼虫にいつも被害を受ける。

 生き返らせることは出来ないかも知れないが、やるだけことはやってみようと新しい土に植え替えた。残った土から要らない根などを取り除き、牛ふんやバーク堆肥を混ぜ合わせて再利用するつもりだったのに、風がメチャクチャ吹いてきて作業が出来なくなった。

 こんな日は読書をせよということか。読みかけの『三島由紀夫と森田必勝』(潮書房光人新書)を手にする。三島由紀夫の小説を読み初めて、なぜ自衛隊市ヶ谷基地のバルコニーから何を演説したのか、どうして割腹までしたのか、三島由紀夫という人物を知りたいと思った。

 森田必勝は三島の割腹に立ち会い、介錯した。森田は私と余り変わらない1945年生まれだから、この時はまだ25歳だ。幼くして両親を亡くしているが、明るく活発な少年だったという。カトリック系の中高の私学に通い、学業も運動もできた。高校1年の日記に、「おれの心は傷ついた野獣」と記しているのは思春期が故だろう。

 高校2年になると生徒会長に立候補し、政治家になる人生プランを描いている。2浪して念願の早稲田大学に入学するが、大学は過激派学生たちに占拠され、無秩序だった。「おれは左翼」と自負していた森田だったが、日本の伝統や文化をテーマとするサークルに参加し、三島由紀夫に共鳴していく。でも、そんなことで命までも捧げられるのだろうか。あと、少しで読み終わるが‥。

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日常のある出会いが出来てホッとした

2021年04月24日 17時30分49秒 | Weblog

 守山区の庄内川の南で、親子で井戸掘りをしている現場に行って来た。手掘りで掘り進めたが途中で壁面が崩れてきたので、125パイの塩ビ管の中に鉄管を入れて上から叩き込んでいるがなかなか進まないと話す。

 「コロナ禍でもあり、どこへも行けないから気長にやってください」と先輩は酷いことを言う。もう少し広い場所なら、そして人数が多ければ、再度手掘りで行って水脈に辿り着くことも不可能ではないが、その条件が無いのだから、確かに気長にやる以外に無いだろう。

 今日、聖火リレーは大分県を回っている。先輩の義理の息子は、ゴールデンウイークにふたりの父親を車に乗せて九州へ帰る計画を立てていたが、それを大分の親戚に伝えたところ、「帰って来るな。ご近所から何を言われるか分からん」と断られたそうだ。

 茨城の次女のダンナもゴールデンウイークに姫路の実家へ帰るつもりでいたが、父親から「止めた方がいい」と言われたようだ。大阪に続いて兵庫も感染者が増えているから、父親としては息子の家族を心配してのことだ。

 コロナ禍で家族のための旅行も集まりも出来ない。私たち井戸掘り仲間も、集まって飲むことも出来ない。いつまで我慢すればいいのか、先が見えないからみんなイライラしている。そう思いながら昼食にレストランへ行ったら、ほぼ満席だった。

 しかも、私は卒業生と市議の女性に出会った。初めはマスクで分からなかったが、帰りがけにもう一度言葉を交わし、「おお、」と理解できた。コロナ禍で誰もが家に籠っている訳では無いようだ。日常のある出会いが出来て、何故かホッとした。

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容易く出来る方策はダメ!

2021年04月23日 17時55分42秒 | Weblog

 

 4月19日のブログに載せたアヤメはハナショウブだったようだ。昨日から満開になってきた。紺色と思っていたら、ピンクとライトブルーが混じった大きな花だ。ショウブもアヤメもカキツバタも、私には区別がつかないが、初夏を彩る花たちだ。

 曾孫は男の子なので、玄関に飾って眺めている。子どもたちが大きくなって、ショウブ湯に入ることは無くなってしまったけど、孫の家ではショウブ湯をするのだろうか。5月に0.5歳の誕生日祝いをするくらいのイベント好きだから、何かにつけてお祝いをすることだろう。

 コロナ禍で祝い事が出来なかったり、縮小されたりしているが、どんな形でもいいから行事を継続して欲しいものだ。私の住む市も、夏祭りなどの大きな事業は中止になった。そればかりか、児童クラブ等の利用料は引き上げ、図書館や公民館の廃止などが進められる。

 コロナ禍で収入が減少するためだ。もちろん市長はじめ管理職の職員の給与や手当もカットされる。財政危機の責任は行政にあるのだから当然である。15年前に合併した時、首長はじめ職員の給与は上げない約束だった。

 公務員の給与の根拠はバランスなのだ。近隣の自治体とのバランスで、生活の目安ではない。隣りが上がれば、ウチも、ということになる。これでは上がっていくばかりだ。私は公務員だから「薄給に甘んじろ」とは言わないが、市民の平均収入くらいでいいのではないかと思っている。

 それに今ある公共施設を廃止するのも納得できない。図書館や公民館は市民の宝だ。より利用できるように工夫することはあっても、無くすことはあり得ない。行政に携わる人は、夢が描けないようで、容易く出来る方策へ走る。困ったものだ。

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助けのための情報の発信が必要だ

2021年04月22日 17時53分38秒 | Weblog

 上の孫が曾孫を連れてやって来た。先週に来たばかりだが、ジジババとしては曾孫に会えることがとても嬉しいので、孫の心配りに感謝しかない。孫はダンナと子どもとの3人で暮らしているが、ダンナが出社して帰宅するまでは子どもとふたりだけになる。

 「おっぱい飲ませて、洗濯などの家事をしていると、あっという間に夕方になってしまう」と、ちょっと寂しいというか虚しい気持ちになるようだ。そこで我が家ように、行けば必ず居るので、曾孫の話や毎日の出来事などを話すことで、多少の気晴らしになるようだ。

 そんなことで役に立つなら「いつでもおいで」というより、「また来てね」と曾孫に切望してしまう。若い人たちは核家族で育っているので、赤子を見たことが無い、なぜ泣くのか分からない、授乳の仕方も知らない、そんな不安を抱えているようだ。

 孫は15歳の時に妹が生まれたから、おむつを替えたり、抱っこしたりと母親のまねごとをしてきたので、子育ては曲がりなりにも経験してきた。私たちから見ても何の不安も無い。むしろあまりに堂々とし過ぎていて、もう少し丁寧に扱わなていいのかと心配になる。

 自治体によっては、若い夫婦のための子育て教室を開いているところもあるが、シングルであったり、生活の場と出産の場が違ったりして、情報を知らなかったりするケースもあるようだ。たったひとりで、悩みを抱え込んでしまう人もいる。助けのための情報の発信が必要だ。

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普通に暮らせる社会をつくろう

2021年04月21日 18時07分55秒 | Weblog

 コロナウイルスの感染が増えている。再び緊急事態宣言が求められている。ワクチン接種の知らせは来たが、何時からなのか、どこで受けるのかなど何も分からない。ニュースでは国民全員の接種が完了するのは来年の春になるという説もある。

 飲食店には補償金が出るが、同じようにコロナ禍の影響で収入が無くなっても、補償金が出ない仕事の人は結構いる。パートで働いていた人が、店舗や会社が売り上げが減ったため、解雇になっている。ピアノの個人レッスンを仕事にしていた人も、教えることが出来なくて収入が無くなったと聞いた。

 どうすることがコロナウイルス感染を食い止めるのか、決定的な政策は見つからない。人の流れを止めることが唯一の方策だろうが、それで収入が途絶える人はどうすればいいのだろう。日本人は随分貯蓄をしているというが、蓄えたくても蓄える収入が無い人はどうすることも出来ない。

 人並み以上に贅沢な暮らしをしなくてもいい。ごく普通に、食べられ、寝るところがあり、着られる衣服があればいい。今の日本の経済力というか、生産力ならそれくらいは可能だろう。それを実現するのが政治の力だ。

 でもなあーと思う。名古屋市長選挙の投票日は今度の日曜日の25日だけど、そんな期待に応えてくれる候補者はいない。市長では無理だと言うなら、国会議員で期待できる人を探さなくてはいけないが、本当は、有権者が期待できる人を育てなくてはならないのだ。

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