友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

黙っていることが一番危険

2022年05月31日 18時31分32秒 | Weblog

 愛知県美術館で2019年に開かれた国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の負担金を支払わない名古屋市に、支払いを求めた訴訟の判決が名古屋地裁であった。この「あいちトリエンナーレ」は実行委員会が主催し、ジャーナリストの津田大介氏が監督を務めた。

 問題になったのは戦時中の慰安婦を象徴する「平和の少女像」や昭和天皇の肖像を使った創作物を燃やす映像作品。河村市長は「著しく偏向した政治的主張を含み、公金を支出するのは不適切」と支払いを拒否したので、実行委員会が提訴したもの。

 判決は「強い政治性を帯びた内容だったが、鑑賞者を不快にするとか、違法とまでは断定できない」と述べ、展覧会の開催や展示内容は芸術監督と実行委員会が自律的に決定しているとして、「市が負担金を支払っても、政治的な主張の後押しだと一義的に評価されるものではない」と指摘した。

 河村市長は「とんでもない判決」と控訴する構えだ。残念ながら、河村市長は芸術活動が全く理解できていない。美術にしろ、音楽にしろ、舞台にしろ、作者の主張である。共鳴するか拒否するかは、鑑賞者の自由なのだ。それを公権力が、これはいいがこれはダメだと判断すれば、それは思想統制である。

 エドワール・モネの『草上の昼食』を河村市長は、「猥雑で不謹慎」と言うだろうか。この作品は当時も倫理観から相当な批判があったが、絵は撤去されることはなかった。公権力が表現の自由を統制する時は、市民が自由を失う時である。

 しかし、「この講師はダメ」とか、「この映画は上映できない」とか、自治体によっては平気で統制している。そうした事実を市民に知らせ、みんなが考えることで、より権利は尊重されるようになる。黙っていることが一番危険なことだ。

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先輩たちの嘆きをそっと聴く

2022年05月30日 17時49分30秒 | Weblog

 井戸掘りと悪天候のために、伸ばし伸ばしにしていたチューリップの球根を取り入れた。昨年は新しい球根を買っていないので、そんなに数がある分ではないし、見事な花を期待できるような球根は数えるほどしかない。それでも球根を取り出したのは、なぜかそうしないとチューリップに申し訳ない気がしたからだ。

 花は咲くことで子孫を残していく。だから必死になって花を咲かせる。種や球根にも運命があるのか、立派に育つものとそうならないものがある。純粋に生きているのに、不平等が生まれるのはどうしてなのだろう。私の手で助けてやれるものならそうして上げたいが、どうにもならないのが現実だ。

 天候だってそうだ。太陽が欲しい時に大雨になったり、花が咲いているのに強風が続いたり、全く気まぐれで手に負えない。せめて人間同士は愛し合い、協力し合って生きていけたらよいのに、それも出来ない。物知りの先輩が、「日本は古代よりおおらかな国だったが、明治政府が西洋化を進めたために、やたらと難しくなってしまった」と言う。

 『古事記』に、大地に降り立った神イザナギがイザナミに「君の身体はどうなっている?」と聞くと、イザナミは「なりあわぬところが1つある」と答える。イザナギは「我が身は余れるところが1つある。我が身の余れるところをもって、汝のなりあわぬところを刺して塞ぎて、国を産むのはどうか?」と聞くと、「それはいい」とイザナミは答えている。

 こんな風にして日本は誕生したのだから、性に関してはとてもおおらかだった。平安貴族は目星をつけた女性の宅に夜這いをしていし、身分制度が厳しかった江戸時代でも祭りは無礼講で、子どもが生まれたら村全体で育てていた。好きになれば、身分も家柄も飛び越えてしまう情熱があった。

 先輩が「年老いてきたせいか、女がやたらと恋しい」と言う。私は川端康成氏の『眠れる美女』を思い出した。薬で眠ったままの若い女性の身体を見つめるだけの小説だが、今になるとその心情がよく分かる。私の大学の先輩で有名な現代作家の山田彊一氏がブログに、女性の足を眺めて、天上から落ちた久米仙人を載せていたので、無断で転載させてもらう。

  

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思いやりが深く、不安の無い社会

2022年05月29日 17時16分19秒 | Weblog

 午後4時30分、部屋の気温計は31度、外はもっと暑いだろう。太陽がギラギラと輝いて真夏の光を注いでいる。太陽の光がなければ生きていけないのに、真夏の太陽に気絶しそうなくらい暑い。全く人間は勝手で悲しい存在だ。

 プーチン大統領はロシアの作家、ドストエフスキーを心酔していたとロシア文学者で名古屋外語大の亀山郁夫学長が書いていた。ドストエフスキー好きの私は違和感を覚えた。『カラマーゾフの兄弟』や『罪と罰』は、人の欲望と愛との葛藤だった。

 高校生だった私はキリスト教に魅かれ教会に通っていた。けれど、ベトナム戦争が始まり米軍は無差別に爆弾を投下し、大勢の人々を殺した。アメリカ人牧師に「なぜ神は、こんな無慈悲なことをするのか?」と聞いたが、答えは無かった。

 牧師になるように勧めてくれたが、私は教会を去った。全てが神の計画なら、神はきっと人が好きではないのだ。神を信じる人だけを救うのだから、神に逆らい地獄に落ちるのは当然のこと、それでも構わないと私は思った。

 中日新聞に主筆の小出宣昭さんが『風来語』で、「神がいなければ」と書いていた。神は罪に罰を与えるが、神がいなければ全てが許される。ロシアではワイロが通用する事例を上げ、「ロシアの腐敗指数ランキングは欧州ではぶっちぎりの最下位で、いくつかのアフリカ諸国と同率である」とあった。

 人を殺してはいけない、人を悲しませてはいけない、人を騙してはいけない、そうした価値観が自然に身につくようになるのは、人々の思いやりが深く、不安の無い社会で、いろいろ学ぶことが大事だろう。

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権力を持つ人は謙虚でなければならない

2022年05月28日 18時52分51秒 | Weblog

 土・日曜日・祝日の午前中、隣の小学校のグランドは少年サッカークラブが練習をしている。高・中・低学年の3つのグループに分かれている。その高学年のコーチの声が一番大きくて、いつも怒鳴っているから私の耳にも聞こえてくるのでつらくなる。

 今朝も大声で指図していた。けれど、みんながみんなコーチの言うように身体が動くわけではない。見ているとひとりの男の子の動きが悪い。見かねたコーチが子どもたちを集め、グランドを離れたコンクリートのタタキに座らせた。

 動きの悪い子に、「お前だけじゃーない。みんな苦しいんだ。それでも頑張っているのに、お前は何している。もう、やめて家に帰れ」と言う。私は思わずーチのもとに走り寄り、「それは間違っています。個々の子どもの運動能力に配慮して指導してください」と言いたかった。

 いくつになっても「おせっかい」は治らないようだ。私があの子なら、黙って帰ってしまうだろうが、その子は下を向いて泣き動かなかった。年上で経験もあり、サッカーを知り尽くしているなら、もう少し個々の子どもに合った指導ができるだろう。

 相手が子どもだから、逆らわないと知っているから、傲慢な上から目線で物を言ってしまうのだろう。上に立つ人は、下の者の気持ちに配慮が必要だ。組織であろうとなかろうと、人と人の関係はそうであって欲しいと思う。

 ロシアの地方議会でプーチン大統領に、「即時停戦するように」と発言があったという。プーチン大統領は「ロシア軍に対する侮辱罪に当たる」と怒っているらしい。権力の頂点にある人は謙虚でなければ、必ず地獄に落ちるだろう。

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どうして水が出てくるの?無くならないの?

2022年05月27日 18時15分55秒 | Weblog

 午前11時からの告別式に参列した。町会議員を6期務めた人で、私が初めて議員になった時、議会の様子を私のペーパーに載せたところ、この人から「勝手なことをするな」と叱責を受けた。議会で決まったことなら『議会報告』に載るが、議会の様子は市民には分からない。

 私は「市民に知らせることは議員の務めだから」と言い、平行線のままだった。享年85歳、議員を辞してから何年になるだろう。昔、議会で一緒だった人の参列者は少なかったように思う。若造の私が78歳だから、かなりの人が亡くなったり、身体が不自由で参加できなかったのだろう。

 急いで昼食を取り、3人の仲間と中川区の現場へ向かった。手押しポンプを作っている会社の社員も来てくれて、ポンプを組み立てていく。迎え水を注ぎ、柄を上下させる。水は汲み上がってきたが、砂が混じっている。せっせと柄を上下させていると、小学生の男の興味深そうに見ている。

 私が「やってみる?」と聞くと、うなずくので「じゃー、玄関から入っておいで」と言うと、「よその家に入っていいの?」と心配するので、「おじさんが『いい』と言ったんだから」と答えると、周りにいた8人が一斉にやってきた。どうして水が出てくるの?無くならないの?と言いながらも順番に柄を上下させていく。

 依頼主とその友達の女性も来て、水が出てくる様子に感激していた。桶に溜まった水に手を入れ、「冷たい」と喜ぶ。「これから毎日、必ず水汲みをしてください。そうすれば、もっと澄んだ水になるから」と先輩が促す。こんな風にはしゃいだ気持ちで何日水汲みを続けてくれるだろうか。

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うなずいて聞くことは出来る

2022年05月26日 17時19分16秒 | Weblog

 先輩とカミさんは朝からゴルフに出かけた。天気予報では曇り空だったが、場所によっては時々雨の予想通りとなった。私はのんびりと、チューリップの球根を取り出し、どこかで卵サンドとコーヒーで昼食をとり、週刊誌でも見せてもらおうと計画していた。

 ところが早くから雨降りになり、ルーフバルコニーでの作業を諦めた。そこで、昨日出来なかったプリントをしてみようと思い、パソコンを作動してプリンターを動かそうとするが、やっぱり動かない。パソコンを買った会社に電話を入れ、PCを持って行くから見て欲しいと連絡する。

 せっかく外出するのだから、傘の先端の金具を取り付けてもらおうと専門店が入っている大型スーパーへ行った。高額だっただけでなく、思い入れのある傘なので、どうしても修理しておきたかった。西枇杷島警察署で運転免許証を発行してもらいに行き、玄関先の傘立てに入れた時に失くしたようだ。

 警察署で傘立てを探させてもらえばきっとあると思うが、最近の警察署は玄関先に警察官が立っていて、何となく行きにくい。修理の専門店ならと思って出かけたが、「そういう修理はしていない」と言われてしまった。さらに、PCを持ち込んだ店でも、「どこにも異常はないので、ご自宅に伺って調べるしかない」と言われた。

 今日は大安、5億円が当たる宝くじでも買っておこうかと思っていたが、ツキが無いことがよくわかり諦めた。5億円は必要ないけれど、5百万円なら嬉しいし、5万円でも新しいパソコン費用の半額になる。けれど、こういう欲深い計算をする者に神様は慈悲などなさらない。

 夜はゴルフの反省会に誘われている。ゴルフをしない私は何も反省することが無いが、皆さんのああでもない、こうでもないの話をうなずいて聞くことは出来る。明日の午後は、中川区の井戸掘りの現場で、手押しポンプをセットして完成する。

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それが未来につながるのだから

2022年05月25日 18時59分58秒 | Weblog

 名古屋市中川区での井戸掘りは終わった。今日は吸管の周りを埋めて、手押しポンプを設置する土台となるブロックを積み、セメントで固めて作業を終了した。終わろうとしていた時、私たちが手押しポンプを購入している会社の若い社員が作業を見学に来た。

 手押しポンプを組み立てて販売しているが、井戸がどのように掘られ、手押しポンプがどのように設置されるのか、「見たことがないので、ぜひ見たい」とやって来たのだ。確かに蛇口をひねればいつでも水が出てくる、そんな時代に生まれ育った人達にとっては理解しにくいかも知れない。

 この家の依頼主もそうだけれど、これから何がいつ起きるか分からない。水道も止まり、電気も止まる、そんな予想もできないことが起きるかも知れないから、井戸を掘っておきたい、屋根にはソーラーパネルを敷きたいと、災害に備えたいのだ。

 最近、頻繁に地震が発生している。世界的には温暖化が進み、これまで無かったウィルスがあちこちで発生している。地球が新しい時代に突入しつつあるのかも知れない。人間は地球の支配者になったものの、もっと計り知れない何かが生まれてきたのだろう。

 戦争や覇権争いなどしている状況では無いのだ。「人間は愚かだけれど賢い」と、誰かが言っていた。非難や中傷を止め、知恵を出し合い、どうすべきかを考える時が来た。誰かに任せるのではなく、生きている全ての人々が考えなくてはならない。今は笑われるような発想かも知れないが、それが未来につながるのだから。

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先が少し見えてくる気がする

2022年05月24日 19時00分54秒 | Weblog

 やっとパソコンが新しくなった。いろんなことが新しくなったから、慣れるまで時間がかかりそうだ。待つことが苦になるタイプではないのでいくらでも待つが、それでも先が見えなければなんとなく焦ってくる。

 ロシアのウクライナ侵攻は長期化している。「台湾が侵攻されたら、アメリカは軍事的に関与するのか」とアメリカ人記者の質問を受けて、バイデン大統領は「イエス」と明言し、「それが我々のコミットメント」と表現した。

 これを受けてアメリカ政府は、「大統領の発言は、これまでの台湾防衛の意思を明らかにしない『あいまい戦略』からの転換を意味するものではない」と表明している。ウクライナの侵攻で、「ロシアの将校を狙い撃ちできたのはアメリカの情報提供があったから」と政府高官がマスコミに話したことを、バイデン大統領は厳しく叱責したという。

 この2つは似ている。台湾有事ならアメリカ軍は直ちに攻撃に転ずると表明すれば、中国は迂闊なことはできないと考えるだろう。ロシア将校の狙い撃ちは、アメリカ軍の情報収集がいかに優れているかを意味している。

 これから戦争になって、どんなに銃や大砲を打ち合っても勝利は見えてこない。互いに情報を掴んでいれば、攻撃もできないはずだ。先が全く見えないのに、どうして岸田首相は「日本の防衛力を抜本的に強化し、その裏付けとなる防衛費の相当な増額を確保する決意」などと言うのだろう。

 岸田首相は会見で、「来年のG7サミットでは、武力侵略も核兵器による脅しも、国際秩序の転覆の試みも、断固として拒否するG7の意思を歴史に残る重みをもって示したい」と言うが、それなら防衛力の強化ではなく、どんな国とも仲良くするための予算の増額だろう。

 G7の首相らに広島原爆資料館を見てもらい、戦争の悲劇を語り合うことで世界平和を実現する道を模索してもらいたい。広島出身の岸田首相はその責任がる。そうすれば、先が少し見えてくる気がする。

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いつの間にか大人の看護師になっていた

2022年05月23日 18時43分28秒 | Weblog

 孫娘が曾孫を連れてやって来た。曾孫を見せに来ることで、月に1回のジジババの安否確認というところだろう。孫娘の優しさに甘えて、私たちもこの日を楽しみにしている。看護師の孫娘は職場復帰はしたものの、保育中というので労働時間は変則な勤務になっている。

 ところが来月から2ヶ月ほど、ダンナが上司2人とアメリカに行くという。ふたりが交代でやって来たから、曾孫の保育園の送り迎えも出来たけれど、ダンナがいない間は自分ひとりで何もかもしなくてはならないと心配している。

 そんな孫娘と話していたら、同じ大学の同級生で看護の仕事をしている友だちに、「凄い子がいる」と言う。普通に病院務めだったが、夜勤のない特別支援が必要な子どもの施設に転職した。土・日曜日が休日になったので、金・土曜日の夜は病院の夜勤を務めている。

 月曜日から金曜日までは施設で働き、金曜日と土曜日は病院で働くから、休めるのは日曜日だけ。「どうしてそんなに働くの?お金に困っているの?」と聞くと、「いつも困っている」と言う。「消費と旅行に使っている」と答える。それで自分が満たされているなら、それもいいのかも知れないが‥。

 私は小学校の同級生からのメールを見せた。彼は「両手足の冷えやしびれや違和感に悩まされ」、大学病院を受診したが検査では異常はなく、神経障害と診断され、「薬を飲んでいるがよくならない」からと相談してきた。私は「医学の知識は無いけど、話は聞くよ」と返信したが、それで「良かっただろうか」と訊ねた。

「他の病院でも診察してもらうと、落ち着くかも知れない。心を病んでいる人は環境が変われば症状も変わるから」と言う。孫娘もいつの間にか大人の看護師になっていた。

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非合理性こそが戦争の無い世界

2022年05月22日 18時43分17秒 | Weblog

 5メートルほど入った65ミリの塩ビ管に、水を流し込んでも塩ビ管はビクともしない。昨日はどんなに水を打ち込んでも塩ビ管は下がらなかったし、むしろ反動で持ち上がるようだった。「水脈に達した」という意見と、「硬い層に当たってしまったから、掘れない」という意見に別れた。

 「とにかく吸管を入れて、水が出てくるか調べてみよう」ということになった。吸管を塩ビ管に入れて吸い上げてみるが、空気が入っている感じだ。外側の塩ビ管を引き上げて、再度吸い上げてみる。今度は水が大量に出てくる。けれど、しばらくすると水量が落ちた。

 どうも微妙な感じだ。外側の塩ビ管を引き上げたのに、周りの空洞は埋まらない。「失敗だったらまた掘ればいい」と、先輩は気楽に言うが、もうひとりの先輩は、「もうこれが最後だぞ。力が出ない」と言う。確かに力の限界に来ている。そんな気がする。

 25日(水)に汲み上げてみて、それで水が出なければ再度穴掘りからやり直すことになる。このところ成功例が少ないから、井戸掘りの手順がみんなの共有の財産になっていない。みんながそれぞれに意見を言うので、作業がまとまらず進展しない。困った。

 ロシアのウクライナ侵攻を見ていると、軍事は上から下へストレートに決断が伝わらなければ力にならない。けれど私たちは戦争をしている訳ではない。効率が悪くてもみんなの意見が反映されることが大切だ。「ダメならまたやればいい」。そんな非合理性こそが戦争の無い世界なのだ。

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