民主党のオバマ大統領候補は「やられた!」と思ったであろう。オバマ氏の弱点は経験不足に尽きる。そして外交に弱いことだ。この点を補うためにオバマ氏は、外交通でベテランのバイデル上院議員を副大統領候補に指名した。これからは私の推測だが、共和党の選挙のプロは「しめた。これなら勝てる」と思ったに違いない。ヒラリー・クリントン氏が副大統領候補となると、大統領選挙ではかなり苦戦しなくてはならない。「清新さはないが経験豊か」(中日新聞)だけなら、マケイン大統領候補の方が上をいくからだ。
マケイン氏は年齢が72歳と高いことで47歳のオバマ氏とは、「若さ」で大きく差をつけられているし、民主党からそこを攻撃される。また記者から「あなたは国内に何軒の家を持っていますか?」と質問されても、「後からスタッフに答えさせる」と言うマケイン氏の普通でない金持ち振りを攻撃される。そこで、44歳と「若く」、「ミス・アラスカ」で準優勝して大学の奨学金を得し、最年少で女性初のアラスカ州知事に就任したサラ・ペイリン氏を副大統領候補に指名したのだ。
サラ氏は「高校時代のボーイフレンドと駆け落ちして結婚」(中日新聞)したほどの熱情的な女性だが、政治的には超保守派のようで、妊娠中絶にも銃規制にも反対の立場にある。ホッキュクグマの絶滅危惧よりもアラスカ北部の石油ガス開発を優先せよと主張している。彼女の役割はハッキリしている。まず、妊娠中絶や銃規制は断固反対だという保守層を固める。次に、黒人なんか大嫌いだと思っている民主党支持者の女性たちをも引き込むことだ。
オバマ氏は暗殺未遂くらいの事件が起こらない限り、マケイン氏に大きく差をつけられるだろう。アメリカは自由の国で、何人をも受け入れる理想の国のようだが、黒人に対しては未だに奴隷意識があるようだ。表面的には誰もが自由で平等だと主張しながら、しかし黒人に対してはまだまだ差別意識が残っている。オバマ氏がアメリカの初代黒人大統領になれないだろうというのも、こうした差別意識が厳然とあるからだ。
9月に行なわれる副大統領候補同士の討論会で、二人の実力が示されるだろうが、ヒラリー・クリントン氏に負けないくらいサラ・ペイリン候補も演説はうまいように感じた。後は二人の副大統領候補がどれだけ聴衆をひきつける討論が出来るかにかかっているように思う。大統領候補よりも副大統領候補の魅力が選挙の勝敗を分けることになってくるとは予想しない事態だ。改めてアメリカという国の面白さを感じたけれど、民主主義の観点からそれでいいのかなという疑問もある。
今日は、カミさんの昔の同僚たちによる昼食会が、わが町一番のこだわりフランス料理の店で開かれた。「食事の後で、我が家のサルビアを見にいらっしゃるかもしれないから、キレイにしておいてね」とカミさんは言い残して出て行った。そして3時近くになって、5人の女性がやってきた。いつの間にかみんな立派な大人になっていた。ここもまた、女の時代である。ぜひ、またゆっくりと来ていただきたい。我が家のコーヒーの方がお店のものよりも美味しいと思うから。
マケイン氏は年齢が72歳と高いことで47歳のオバマ氏とは、「若さ」で大きく差をつけられているし、民主党からそこを攻撃される。また記者から「あなたは国内に何軒の家を持っていますか?」と質問されても、「後からスタッフに答えさせる」と言うマケイン氏の普通でない金持ち振りを攻撃される。そこで、44歳と「若く」、「ミス・アラスカ」で準優勝して大学の奨学金を得し、最年少で女性初のアラスカ州知事に就任したサラ・ペイリン氏を副大統領候補に指名したのだ。
サラ氏は「高校時代のボーイフレンドと駆け落ちして結婚」(中日新聞)したほどの熱情的な女性だが、政治的には超保守派のようで、妊娠中絶にも銃規制にも反対の立場にある。ホッキュクグマの絶滅危惧よりもアラスカ北部の石油ガス開発を優先せよと主張している。彼女の役割はハッキリしている。まず、妊娠中絶や銃規制は断固反対だという保守層を固める。次に、黒人なんか大嫌いだと思っている民主党支持者の女性たちをも引き込むことだ。
オバマ氏は暗殺未遂くらいの事件が起こらない限り、マケイン氏に大きく差をつけられるだろう。アメリカは自由の国で、何人をも受け入れる理想の国のようだが、黒人に対しては未だに奴隷意識があるようだ。表面的には誰もが自由で平等だと主張しながら、しかし黒人に対してはまだまだ差別意識が残っている。オバマ氏がアメリカの初代黒人大統領になれないだろうというのも、こうした差別意識が厳然とあるからだ。
9月に行なわれる副大統領候補同士の討論会で、二人の実力が示されるだろうが、ヒラリー・クリントン氏に負けないくらいサラ・ペイリン候補も演説はうまいように感じた。後は二人の副大統領候補がどれだけ聴衆をひきつける討論が出来るかにかかっているように思う。大統領候補よりも副大統領候補の魅力が選挙の勝敗を分けることになってくるとは予想しない事態だ。改めてアメリカという国の面白さを感じたけれど、民主主義の観点からそれでいいのかなという疑問もある。
今日は、カミさんの昔の同僚たちによる昼食会が、わが町一番のこだわりフランス料理の店で開かれた。「食事の後で、我が家のサルビアを見にいらっしゃるかもしれないから、キレイにしておいてね」とカミさんは言い残して出て行った。そして3時近くになって、5人の女性がやってきた。いつの間にかみんな立派な大人になっていた。ここもまた、女の時代である。ぜひ、またゆっくりと来ていただきたい。我が家のコーヒーの方がお店のものよりも美味しいと思うから。