友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

魔が差す時もある

2013年11月30日 19時03分43秒 | Weblog

 とうとう11ヶ月が過ぎてしまった。仕方ないことなのに、年を取ることに少しばかり焦りを感じる。誰もが平等に老いていくのだから、何も特別なことではないのに、焦るのはどうしてなのだろう。井戸掘りをしていても、これでは水が出ないのではないかと思ってしまう。春日井市で掘った時のように、こうすれば絶対に水を確保できるという自信が湧いてこない。

 5.5メートルまで掘った。依頼主の家の地質調査書を見ると、あと1メートル掘れば希望が出てきそうだけれど、その1メートルが掘れないでいる。深海探査器具を作った東京の下町工場の社長が「やる気がすべて」と言ったとかで、先輩は俄然やる気になっているが、じゃあー、どういう方法でやりますかと聞き返しても、「根性でやる」と言う。

 精神主義も大事かも知れないが、やはり「こうしてやればこうなる」という絵が必要だ。「私はひとりになってもやる」と言う意気込みには敬服するが、実際ひとりでは何も出来ない。みんなを束ねて、方向を見せなければ誰もついていかない。私のあと1メートル掘ればいいというのも、勘に過ぎないし、どうやって掘るとよいかという方法があるわけではない。

 今日はすぐ眠くなる。明日の井戸掘りのために、道具を点検し不足している物を買いに走った。ところが運転しているとやたらと眠くなる。睡眠不足ではないのに、こんな風に眠くなるのも老いの表われと感じる。「まじめに生きていれば、神様はちゃんと見ていてくれるさ」と先輩は言う。「日頃の行いがいいから、明日は絶対水が出る。必ず出させる」。若い時は知らないが、最近の先輩は確かに品行がよいから、信じることなのかも知れない。

 私の風邪がなかなか治らないのは、私にまだ邪悪な心が残っているためだろう。「100%善人もいなければ、100%悪人もいない」とは、誰の言葉だったか。おそらく人間はそんなものだろう。悪いことをしてやろうと考えて実行できる人は数少ないし、逆にいいことをしようと努力している人でもちょっと魔が差す時もある。

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次女は昔気質

2013年11月29日 18時44分57秒 | Weblog

 次女は昔気質の女だ。古来からの風習を大事にするし、迷信に近いような習慣も守ろうとする。どうしてこんな子に育ったのだろうと思うくらい頑固で保守的だ。姉が19歳の時、アメリカへ出かけたので、妹も同じように行かせないと不満に思うだろうと考え、「あなたもアメリカへ行ってみる?」と聞くと、「海外へひとりで行くのはイヤ」と言う。新しいことに挑戦することよりも、無難な道を行くタイプである。

 人当たりがよく、与えられた仕事は決して手を抜くことがないから、学生の時も社会人となった時も、職場では結構重宝されていたようだ。声が大きく、ちょっとがさつなところがあって、父親にはウルサイ女に思えるが、職場の上司は「よく間に合う、いい子ですね」と言う。小さい時から掃除とか洗濯のような家事が好きで、それも徹底してやらないと気がすまない方なので、「あなたはいいお嫁さんになるよ」と褒めたけれど、20代後半になっても嫁にいく気配がなかった。

 ひとりで暮らせば人のぬくもりが欲しくなるだろうと思い、家から出て行くように言った。「娘に出て行けと言う親はいない」と泣いて怒ったけれど、結果的には素敵な男性と出会えて結婚することができた。相手の男性は年上なのに、まるで幼子を扱うようにおせっかいであることが父親としては気になってしまう。ダンナに絶対服従する昔気質は健在で、ダンナを尊重しているのに、「本当に困った子ね」などと電話で話している。これも世代のギャップなのだろう。

 次女が我が家に来るというと、カミさんは大慌てである。水周りが汚れているのが大嫌いなので必ずひと言あるからだ。今回も事前にトイレ、風呂、洗面所をきれいにしていたのに次女からは合格点をもらえなかった。次女は「お風呂は私が掃除するから」と言って、一日かけて徹底的にきれいにしていった。口数も多いけれど、自分でやるから立派と認めてやろうと思う。

 昨日は大安で戌の日、八事の塩竈神社まで行き、そして祖父母の墓がある日泰寺にお参りしたいと言うので、車に乗せてカミさんと3人で出かけた。「今日はありがとうございました。お昼は私が払います」と言う。カミさんが「あなたはこれからもっとお金が要るようになるから」と替わろうとすると、「これからは出してくれればいいから」と賢いことを言う。主婦の技も磨きがかかってきた。

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修学旅行のような光景

2013年11月28日 20時04分56秒 | Weblog

 大学1年の孫娘と次女とカミさんがフトンの上で車座になって話している。仙台に住む次女が月曜日から我が家に来ているので、昨夜は長女一家もやって来て、久々の会食になった。いつもなら元気一杯の4歳の孫娘は、初めはかなりはにかんでいたが、やがて雰囲気に慣れてきて、いよいよ自分の出番と思った時は、話題が姉の方にいってしまい戸惑っていた。それでもやはり4歳を過ぎて、身体も大きくなり随分大人びてきた。誰も相手をしてくれないと分かると、サッサと自分でお絵かきして気を紛らわせていた。

 帰り際になって、姉である大学生の孫娘が我が家に泊まっていくことを知り、不思議な顔で「フーン。早く帰ってきてね」と言う。間髪を入れず、カミさんが名前を呼んで「お泊りに来てね」と言うと、「ウン」と言いながらも、泊まるって何だろうと思っているようだ。両親と離れて暮らしたことがまだない4歳の孫娘にもいつか訪れる試練の時がくるだろう。大学生の孫娘が幼い頃、母親が夜勤で出かける時は大泣きして困ったが、そんな風にして子どもは大人になっていくものだろう。

 フトンの上で車座になって、まるで修学旅行のような雰囲気で3人が話しているのは恋の話である。もっぱら大学生の孫娘が体験を話し、それを次女とカミさんが根掘り葉掘りと問いかけていく。こんな光景は中学や高校の修学旅行で見られたものだろう。私はいつも聞き役で、今回もフトンに入って寝ながら聞いていたから、半分以上が夢うつつの中だった。それにしても私の時代とは隔世の感がある。

 大学生だから大学生同士で付き合いが始るものと思っていたが、19歳の女の子が付き合っている相手は20代の後半の人であったり、30代だったりする。30代や40代の女性が大学生のボーイフレンドと付き合うというケースもあるそうだから、不思議ではないのかも知れない。何がきっかけで付き合いが始まるのかといえば、学園の中よりも外の方が多いからだ。合コンの組み合わせ方も様々であるし、居酒屋で隣同士だったとか、アルバイト先で声をかけられたとか、私の時代にはない出会いがいっぱいある。

 「ねえ、それで、あなたは好きな人いないの?」と次女が聞くが、まだ孫娘に恋の季節は訪れていないようだ。がんばれよ。そしてヘンな奴には注意しろよ。

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テレビ局はなぜ主張を持たないのか

2013年11月27日 18時13分29秒 | Weblog

 風邪は治りつつあると思うけれど、今日は休むわけにはいかないので、無理を承知で出かけた。依頼主のカミさんが「皆さん、無理されないでね。水が無くて困っている家ではないですから。倒れられた方がよっぽど困りますから」と口酸っぱくして言われる。もちろん、倒れてもやる、そんな大それた気持ちはない。ただ、水が出るようにしてあげたいと思うだけだ。ポンプを設置し、水が出てくる時の満足感が忘れられないのだ。そのために井戸を掘っている。

 井戸が欲しいと言い出したのはダンナのようで、カミさんは「私はどうでもいいのよ」と愛想がない。どこの家でもそうだけれど、ダンナが口喧しい人ならカミさんはおっとりしている。カミさんが計算高い人ならダンナの方はのんびりしている。同じようなタイプの夫婦というものを余り見たことが無いが、おそらく結婚した当初は、「似たもの同士」だったのかも知れない。

 それが長い間、一緒に暮らしてくると似たもの同士ではいられなくなる。それが生活の知恵というか、自然と学ぶのではないだろうか。細かい神経の持ち主同士では、やることなすこと息が詰まる。おっとりした者同士でも、生活のためにはどちらかが切り詰め役にまわらなくてはならない。自然と棲み分けが出来てしなうように思う。

 NHK朝のテレビドラマ『ごちそうさん』の西門家の秘密が明らかになってきた。西門家のお父さんは妻を亡くした。幼い子どもいたので、後妻をもらった。ところが嫁に出した長女が嫁ぎ先の義母との折り合いが悪く、離縁されて戻ってきた。1つの家にふたりの女性がいるわけで、仲良くやってくれればよかったが、ふたりは常にぶつかり合い、お父さんはどうすることも出来ずに家を出てしまった。その後も長女と後妻の諍いは絶えることが無い。そこへ主人公が嫁に来てしまったというドラマだ。

 女同士は難しいとよく言われるが、男同士でも同じだろう。世の中、うまくいかなくなると何もかも狂い出す。昨夜、特定秘密保護法案は衆議院本会議で採決され、賛成多数で参議院に送られた。新聞各紙は法案に反対と表明していたのに、テレビで反対を述べたキャスターはいなかった。なぜ、なのだろう。テレビは新聞とは違い、「公共性が高い」と思っているのだろうか。テレビは新聞ほどの正確さがないと自ら思っているのだろうか。キャスターは自分の意見を持たない方がいいのだと、世論が求めているのだろうか。

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風邪が流行っているの?

2013年11月26日 18時24分12秒 | Weblog

 今朝、病院に行って来た。先生は私の顔を見て、「鼻の周りの吹き出物がすごいね。いつから?」と聞く。このところの症状を話し、「年寄りは肺炎で死ぬ人が多いと宣伝していますよね。無駄かなと思いましたが、痰を持って来ました。役に立ちますか?」と写真のフィルムカバーの容器を渡した。薬をもらう時になって、看護婦さんが3連痰検査容器(?)をもって私のところに来た。いろいろ説明してくれたのに、「なんと瞳のきれいな女性だ」と思って見とれていた。

 家に戻るとすぐに咳き込んで痰が出た。続いて3回、採取出来たので午後からの診察に間に合うように出かけようと思った。そして容器を収めた箱に名前を書かなくてはと思って、初めて箱に書かれた説明文を読んだ。「ありゃー、やってしまった」と恥ずかしさに襲われた。説明文には、朝起きてうがいをした後で痰を採取するようにとある。3日間かけて採取するのに、私は1時間ばかりの間に3回痰が出たので、これでよしと勝手に思い込んでしまった。仕方ない。恥ずかしながらもう一度やり直しをさせてもらおう。そう思って病院へ行き、頭を下げた。

 受付の女性は「多分、大丈夫だと思いますが、先生に聞いてみますね。しばらくお待ちください」と優しい。待っていると今朝の看護婦さんが来た。「キチンと取れているので大丈夫です」と言ってくれた顔が微笑んでいるように見えた。「検査の結果が出るまで5日ほどかかりますので、来週の月曜日か火曜日にもう一度お越しください」。ええ、あなたの瞳にまた会いに来ます。午前中の待合室は高齢者ばかりだったけれど、夕方からは家族で来ている人たちが目につく。風邪は流行っているようだ。

 午前中、待合室にいるといろんな年寄りがやって来る。「ウチのもんに行ってこいと言われた」という男性に、受付嬢が「保険証と診察券はお持ちですか?」と聞くと、男性は「行って来いと言うもんだから。必要とは聞いとらん」とふてくされていた。「保険証を出してもらわないと実費払いになってしまうので、もう一度出直されたらいかがでしょう。お待ちしていますから」と受付嬢は丁寧に話す。そうかと思うと、「診察券は返してもらったかね」と何度も尋ねる女性もいたりして、病院の窓口は大変だ。

 特定秘密保護法案が衆議院特別委員会で強行採決された。自民、公明、みんなの党が賛成し、日本維新の会は審議が不十分だと退席した。夕方からの衆議院本会議で採決が行なわれるという。なんとまあ、嫌な国に戻ってしまったことか。

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賃金格差の是正

2013年11月25日 17時46分21秒 | Weblog

 雨降りになって助かった。風邪は少しずつ回復してきていると思うけど、まだ鼻詰りは続いていて、口で息をしているから辛い。熱は相変わらず無いが、薬のせいかよく眠れる。今朝は覚悟して早起きし、井戸掘りに出かけるつもりでいた。相手から電話が入り、「雨が降りそうですが、作業はどうされますか」と言う。願ったりだったので、「今日は中止し、27日に出かけます」と伝えた。

 井戸掘りに行っていると、休憩時間にお菓子や飲み物を用意してくれる家と、全く知らん顔の家がある。我が家は材木屋で、大工さんの作業場もあったので、祖母は午前と午後にお茶とつまみを出していた。マンションをリフォームした時、私は必ずお茶とお菓子を用意し、大工さんと世間話をした。

 大人たちがというか、年寄りの連中が、「昔はよかった」と口にする時がある。昔の方が豊かだったということではない。圧倒的に貧しかった。タマゴやバナナは病気の時くらいしか食べられなかった。小学校の記念写真を見ると、ゲタを履いている子がいる。セーターを着ている子は金持ちの家だ。貧富の差はあったけれど、気になる程の差ではなかったのか、それとも余り気にしていなかったのだろう。

 正社員であっても、年間所得が2百万円に満たない人が1069万人いるそうだ。2百万円以下の世帯割合も徐々に増えていて、このままでは全所帯の20%になってしまうと言われている。ヨーロッパも景気回復が進んでいない。その要因は、右肩上がりにならなくてもいいと考える企業家や政治家がいるためらしい。ヨーロッパ経済を牽引する役のドイツは、連立政権の協議相手である社会民主党の主張を受け入れ、全国一律の最低賃金制度の導入に踏み切る。産業界は大きな打撃を受けるだろう。

 もっと面白いのはスイスで、「スイスでの企業幹部の月額報酬は、社内の最低月給の12ヶ月分を上限とする」という法律を定めるための国民投票が行なわれている。政府や産業界は企業の国外流出を懸念して反対していたが、果たしてどんな結果になったのだろう。年収2百万円以下で暮らしている世帯があるのに、年収2億円を超す世帯がある。働きによって収入に差があるのは仕方ないとしても、2億円の収入があっても使えないだろう。やはりスイスのように、制限してその分をみんなに回した方がよい気がする。

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猪瀬知事、アナタもか

2013年11月24日 17時02分14秒 | Weblog

 風はなく、温かな日差しに満ちている。絶好の行楽日和である。今日はマンションの友だちとバス旅行の日なのに、風邪はよくならず寝ている。今回は参加者が少ないのに、私まで不参加になって申し訳なく思う。ルーフバルコニーにまだ土の入れ替えが出来ていない鉢が15個並んでいる。こんな日は作業が進むのに残念だ。21日から風邪気味だったけれど、熱はなく、私が担当しなければならない仕事もあって、休むことが出来なかった。明日も井戸掘りがあり、ふたりしか出られないので、今日中に治しておきたいと思う。

 昨日、看護師を目指している大学1年の孫娘が我が家にやって来て、「風邪なの?大丈夫?」と言う。「ほら、薬も飲んでるし」とテレビでコマーシャルしている薬を見せる。すると孫娘は、「パパちゃん、これ、有効期限が切れてるよ」と薬の箱を見せる。2011.2とある。薬の有効期限など信用していなかったけれど、なかなか治らないのはそのせいだったのか。改めて飲み方を読むと、大人1回2錠とあるのに私は1錠しか飲まなかった。ボケてる。

 東京都の猪瀬知事はボケているわけではないが、余りにもおかしい。都知事選に出馬するので、いろんな人に会った。そして医療法人徳洲会から5千万円を受け取った。徳洲会側からの申し出なのか、自らが頼んだのか、ハッキリしない。本当は1億円借りたかったともいう。選挙資金なのかと問われると、「個人の借り入れです」と答える。個人が何のために5千万円のお金が必要だったのか。記者からの質問に答えているのを聞くと、答えは二転三転しているが、選挙でお金が要るので借りたようだと推測できる。

 猪瀬さんはノンフィクション作家で、道路公団の問題など政治と金について厳しく追及してきた。そんな人でも権力を握ると利権に染まるということなのだろうか。1億円もかかる選挙とはどんな選挙なのか?平等な社会を目指したソ連は官僚国家となり、秘密警察が国民を監視した。共産党が政権を握った1党独裁国家に自由は無い。自由の無いところは平等も無い。「自由・平等・博愛」を実現することは難問のようだ。私の風邪は明日には治っているのだろうか。

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アメリカには民主主義が存在しない

2013年11月23日 17時53分08秒 | Weblog

 昨日、食事をしたお店で領収書をもらう時だった。その店の若いカミさんが、「今日はいい夫婦の日ですね」と言うので、「いい夫婦していますか?」と聞いてしまった。中学校のPTAの役員をしたりして、人望のあるダンナだ。それに驚いたのは領収書の宛名を「NPO‥」と書いたことだ。この店で食事をしたのは5年も前のことなのに、「よく覚えていますね」と感心すると、「新聞にも載った有名人じゃーないですか。いつもお忙しそうですね」と持ち上げる。このカミさんだから店は繁盛しているのだと知る。

 そうか、「いい夫婦の日」か。テレビを見ていたら、「生まれ変わったとして、現在の相手と結婚したいか?」という質問に、男性の50%近くが「結婚したい」と答えているのに、女性はその半分の25%くらいしかなかった。これをどう解釈したらよいのだろうか。男性は女性に遠慮して答えているのか、それとも「まあ、こんなものだと思う」と達観しているのだろうか。女性たちは、やはり満たされない日々と感じているのか、あるいは「もっとよい人がいるはず」と結婚に夢を抱いているのだろうか。

 昨日は「いい夫婦の日」であると共に、アメリカのテキサス州ダラスでケネディ大統領が暗殺された日でもある。私は19歳。新聞部の部屋で、「アメリカには民主主義が存在しない」などと話していたことを思い出す。ケネディの演説は印象的だった。ソ連とアメリカの両国民を意識して「人類共通の敵、すなわち圧政、貧困、疾病、そして戦争そのものとの闘いを」と呼びかけ、アメリカ国民に自己利益を超えて、自分の国のために働くように促し、「あなたの国があなたのために何ができるかではなく、あなたがあなたの国のために何ができるか」と述べた。

 後半の部分は、何でも国に頼るのではなく、国は私たちが作り上げるものだという強いメッセージだった。口先であれもやります、これもやりますと言う政治家ばかりを見てきたので、さすがに若い大統領は違うなと思った。しかし、何者かによって暗殺された。オズワルドの単独犯行とは全く思わなかった。ケネディの政策や考え方に反対する勢力による暗殺であるなら、アメリカには民主主義が存在しない。それが私の結論だった。

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特定秘密保護法案成立へと動く

2013年11月22日 18時52分45秒 | Weblog

 日本維新の会が、特定秘密保護法案で与党との協議の末に賛成に回るようだ。同法案意反対していたみんなの党に続いて、これで2政党が修正で妥協することになった。「秘密はダメだ」と言っていた橋下大阪市長で維新の会の共同代表は、「非常に不本意でも、駆け引きしながら少しでも修正するしか、野党の道はない」と容認する方向だが、「国会議員団が決めたことに、いまさら言っても仕方ない」と、政党の党首としては全く無責任な発言をしている。

 みんなの党も維新の会も、国家が秘密を守ることは当然のことと考えている。ただ、自民党の補完勢力と言われないために、まず反対し、自民党案を修正させたと成果を強調したいのだろう。当初に反対していた政党が2つ賛成に回れば、4政党が賛成の法案という形が出来る。自民党としては願ったりというところだろう。マスコミはこぞって特定秘密保護法案に反対している。けれども国民運動にはなっていない。

 新聞では同法案に反対するデモの写真が掲載されているが、若い人の姿が見えない。原発反対のデモの時もそうだったけれど、どちらか言えば高齢者と女性の姿が目立つ。労働組合はもう名前だけになってしまった。賃上げで決起集会などは行なわれているようだけれど、広く政治的な課題を掲げて集会やデモを行なう力は無くなってしまった。ある意味で、これはよいことのように思う。反対したい市民が自らの意思を表現することが大切だ。かつての組合運動のように、上からの動員は、結局は考える市民を生まなかった。

 圧倒的多数の市民がいまだに傍観者だ。成り行きをじっーと見ている。暗い時代になるのを歓迎する市民は圧倒的に少ない。傍観者である市民が同法案への反対の意思表示をするようになるのだろうかと懸念する。いやいつか、そういう時代が来るだろうけれど、今がその時なのだと思うけれど、そんな確信が持てないでいる。明日は市主催の福祉フェスティバルが開かれる。でも、誰も決して特定秘密保護法案について話しはしないだろう。

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やっぱりダウンしてしまった

2013年11月21日 18時57分53秒 | Weblog

 やっぱりダウンしてしまった。午前中は風邪薬を飲んで寝ていた。今日は卒業生と会う約束をしていたのに残念でならない。このところ風邪を引いたことはなかったのに、大事な時に引いたのは日頃の心がけが悪いからとは考えないずうずうしさだけは健在だ。明日は井戸掘りに行かなくてはならないから、どうしても明日の朝には元気でいたい。何しろ明日の井戸掘りに参加出来るのは私ともうひとりしかいないので休めない。

 午前中は寝ていたけれど、午後からは明日の井戸掘りと明後日のイベントでの綿菓子とホップコーンの準備をした。ところがどうしたことか、倉庫の鍵が見つからない。先回も鍵を失くして大騒動したことがあったけれど、よく探したら大事なものだからと私のバックの内側に入れてあった。今日もそんなところにあるのではないかと探すけれど見つからない。物忘れは痴呆とは違うというけれど、本当は痴呆症が進んでいるのではないだろうか。

 テレビのニュースを見ていたら、台風に襲われたフィリッピンでは医薬品や食糧が届かないと報じていた。中には食糧を求めて強奪する者もいるらしい。東北の津波の後、人々は大パニックにあったけれど、それでもお互いを思いやり食べ物や衣料を分け合ったという。世界中が日本人のこうした行動に驚きそして賞賛した。極限状態になった時、人はどう行動するかでその人の品位が分かる。

 中国の役人といえば、古代より一般人よりも教養のある人だ。トップクラスは選抜された超エリートで、知識と教養ではピカイチのはずだ。にもかかわらず、古代より役人といえば賄賂がまつわりついている。なぜなのだろう。中国4千年の歴史は国民に、どこよりも高い文化的な教養を与えてくれなかったのだろう。私の知っている中国人は、自分本位な面はあったけれど、思慮深く思いやりもあった。

 相手にばかり合わせていたら自分が病んでしまうと言う人もいる。だからといって適当に合わせておけばいいとは思えない。私は自分勝手な人間だけれど、頼まれたら断れないし約束したことは守りたい。相手を傷つけるようなことは出来ないし、それなら自分が傷つく方がいい。まだ、のどが痛い。咳も時々出る。鼻水は相変わらずだ。明日の朝は何とか元気でいたい。

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