友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

結果を受け止めて前を向けばいい

2024年07月28日 17時12分43秒 | Weblog

 まだ眠っている時間から、カミさんはテレビを食い入るように見ている。雨の中、パリ・オリンピックが始まった。セーヌ川を選手団が船に乗ってやって来る。両岸に設けられた観客席に向かって、選手が手を振り、観客がそれに応えている。川の中は噴水や舞台や、いろいろと工夫が凝らされている。

 選手団の入場を屋外の川で行う、これまでにない趣向に驚かされる。川に架かる橋の上では、フッションショーなのかよく分からないが、演技もされている。フランス革命で処刑されたアントワネット妃が、苦痛の叫びをあげる演出や、スカートをまくり上げるカンカン踊りなど、えっ、これは何なのというものがいくつもあった。

 雨の中なので、演技する側も大変だった。レディー・ガガのバックの踊り手は足を滑らせて転んでいたし、聖火の運び役の人も屋根の上を飛び越え、命がけだった。最後に聖火台に火が点されると、気球のように空へと上がっていく。あの気球はどうなってしまうのだろうと心配になった。

 開会式に先立って、五輪旗が掲揚された。儀仗兵らしき人が手際よく旗を結びつける。けれど、上がっていく旗を見てアレッという気になった。卒業生の浅野君がマンガにしてくれた(写真)。そう、逆さ五輪旗と思えば、それも面白い。批判するのは構わないが、彼のように笑いにした方がいい。

 スポーツはなぜ勝敗を決めなくてはならないのだろう。勝ち負けがなければ、誰も関心を持たないのだろう。勝者はいいが、敗者は気の毒だ。水泳の池江璃花子選手は、白血病から復帰して臨んだオリンピックだったが、予選落ちしてしまった。「頑張ってきたのに無駄だった‥」と泣いていたが、「あなたの頑張りは、みんな知っているよ」と伝えたい。

 勝ち負けはどうでもいいとは思わない。中3の孫娘は来年は高校受験がある、小4の孫娘は31日にピアノ発表会がある。人生にはいくつもの試練があるが、結果を受け止めて前を向けばいい。良い時もあれば、悪い時もあるのが人生。愛知県の高校野球は中京か東邦か、どちらが勝ったのだろう。「中京が勝ったわよ」とカミさんの叫ぶ声がする。


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