友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

仲間に私は恵まれている

2023年11月18日 17時55分00秒 | Weblog

 陽が射していたのに急に曇って来て、にわかに雨が降ってきたり、雨に混じってみぞれまでも降ってきたり、それもまたすぐに止んでしまったり、変わりやすい天候の日だった。これで秋は、急速に深まるのだろうか。

 私は午前中、料理屋さんへ行き、12月の上旬に忘年会を開きたいと話した。12月6日(水)と決まり、家に戻って早速に案内のハガキを作った。いざ、印刷しようとして、さてこのプリンターはどうするんだったかと、思い出せないことに気が付いた。

 A4のセットをハガキの大きさにする道具が、あったように思ったが見当たらない。A4までの印刷紙が入るセットを引っ張り出してみるが、どうしてもハガキの大きさにはならない。そこで邪魔している部分を削りとり、ボール紙でハガキを入れるセットを作った。

 それでも印刷できないので、パソコンの検索で探すと、ハガキの印刷はプリンターの裏蓋を開け、そこにハガキをセットするとある。何ということか、どうして忘れてしまったのか、しかもA4をセットする部品を壊してしまって。

 何とか応急処置はしたけれど、まだA4版は印刷していない。近頃、思い込みが激しいというか、記憶が曖昧になっている。次女のところの小3の孫娘は、次女とカミさんのラインでのやり取りを聞きながら、「はい、宿題できた」とカミさんに見せている。

 次女のダンナは単身赴任で、一足先に大阪へ行き、年末には次女たちも大阪へ行って、住む場所を決めると言う。私は転勤も単身赴任も経験がないが、聞いていると大変な様子だ。もう少し、働く人のことを考えてくれる社会にならないいけないのではないか。

 小3の孫娘は、仲良しの友だちと別れるのが寂しいようだが、これが初めてではないので、今は受け入れている。カミさんは父親が警察官だったので、転勤が多かったから、小中は友だちが出来なかったが、高校に入ってやっと親友が出来たと言っていた。

 自分から心を開かなければ親友は出来ない。小3の孫娘はおっとりしているが、友だち作りは積極的なようなので、きっと良い友だちに恵まれるだろう。年老いても、「みんなで会いたいね」という仲間に私は恵まれている。

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外国人に負けない日本人

2023年11月17日 17時40分16秒 | Weblog

 アメリカのプロ野球界で活躍する大谷翔平選手が、最優秀選手(MVP)に選ばれた。満票で2度の選出は、史上初の快挙である。大谷選手はいつもニコニコしていて、優しい感じがするから女性に大人気だ。今朝の速報は、犬と一緒の大谷選手がインタビューされていたので、犬の名前は?とか、どこの部屋なのだろう?などに関心が寄せられていた。

 日本人が本場のアメリカで、こんなにも高く評価される日がやって来たのだと実感した。マンションの友だち家族でアメリカ旅行をした時、運転手でガイドもしてくれたアメリカ在住の日本人が、野茂選手の大ファンだった。イチロー選手は隣り町の出身で、マンションにはイチロー選手の担任だった人もいる。イチロー選手の活躍が、自分のことのように嬉しかったみたいだった。

 大谷翔平選手を悪く言う人はいない。その性格の良さが、さらに人々を引き付けるのだろう。羨ましい限りだ。ケガなどせずに、さらに活躍して、野球を極めて欲しい。正直に言うなら、二刀流でなくてもいい。打者に徹すれば、まだまだ活躍できるだろうが、それは彼の本望ではないだろうから、彼が思うままでいいと私は思う。

 スポーツ選手は、身体が大きい方が断然有利だ。日本人でもアメリカや各国に負けないほどの身体能力を持った人が育ってきている。女性もまた、外国の女性に負けない美しさを持っている。肌の白さでも、中国や韓国や日本の女性は白人に負けてはいない。だんだん食べる物や着る物が、変わらなくなって来たからだろう。

 昨日のブログで、「外来種の到来を忌み嫌うのはおかしい」と書いたところ、ヒロヒコ氏から「外来種の到来は在来種(国民)を脅かす侵略(戦争)です。成長、進歩、発展と言ってよいものか」とご批判をいただいた。確かに、侵略ですが、そうして地球は成長、進歩、発展して来たと私は思っています。

 その結果がどう出るのか、私には予言できませんが‥。

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新たな文化へと発展していく

2023年11月16日 17時21分59秒 | Weblog

 小学校の運動場から、子どもたちの元気な声が聞こえてくる。「リベンジ、リベンジ」と叫んでいる。一瞬、何を復讐するのかと思ったが、プロ野球の日本シリーズでも「リベンジ」という言葉が使われていたように、雪辱を晴らすというより、再挑戦の意味で使っている。

 すると、「レクチャーしてやろうか」と言う子がいた。もちろん、講義などという意味ではなく、「教えようか」という程度で使っている。私が中学生の時、野球部の練習を見ていたら、「ドンマイ、ドンマイ」というのを聞いた。

 友だちに、「それって何?」と尋ねると、「ドントマインドのこと」と教えてくれた。時代によって使われる言葉が替るのは仕方ないが、現在は昔に比べて横文字が多い。横文字言葉は、テレビや新聞でも普通に使われている。

 それだけ世界は狭くなっているのかも知れない。そうであるのなら、どうして外来種を悪魔のように扱うのだろう。在来種が危機になるからと、外来種の撤去が呼びかけられている。そんなに他の種と交わらないことが、大切なこととは思えない。

 だって、人間も動物も安住の地を求めて移動してきた。植物だって、何かをきっかけに移ることもあった。それが地球の歴史だったのに、外来種の到来を忌み嫌うのはおかしい。むしろ、他と交わることで成長してきたはずだ。

 外来の言葉は、私のような高齢者はなかなか理解できない。昨日のブログで取り上げた金原ひとみさんのエッセイにも、「ワンオペ」という言葉があった。ひとりですべての作業を行うことを意味するようで、ワンオペ育児とかワンオペコンビニとか、問題視されている。

 もうひとつ、「ペルソナ」という言葉も出て来た。「ペルソナ」は古典劇で役者が用いた仮面だが、哲学的な使われ方をしていて、仮面に自分が縛られている状態を示しているようだ。自分が定義した、男とか女から抜け出せないというように。

 言葉の乱れを心配する声もあるが、混乱は次へとつながると私は思っている。新たな文化へと発展していくことだろう。「リベンジ、リベンジ」。今日は待っていた「ボジョレーヌーヴォー」が届いた。今夜はワインでバンザイ!!

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子育ては女親の役目という風潮

2023年11月15日 18時49分29秒 | Weblog

 孫娘が下の子を抱きかかえて、やって来た。「月の一度の安否確認」と言うが、私たちには曾孫の成長が確認出来て嬉しい。下の子は4ケ月になり、とても表情が豊かになって来た。上の子は毎日、保育園に行くのを楽しみにしていると言う。「ふたりとも手間のかからない、いい子に育ってよかったね」とカミさんが言うと、「もう夢中、考えてる暇も無い」と返して来た。

 今朝の朝日新聞に、『蛇にピアス』で芥川賞を受賞した金原ひとみさんのエッセイが載っていた。受賞作の表題もよく分からないが、私がビックリしたのは21歳という若さだった。新聞のエッセイによれば、24歳で第1子を産んでいるが、これは配偶者が望んでできた子で、3年後に第2子を産んでいる。

 「産後、配偶者は多忙で、赤ん坊は睡眠と授乳以外の時間はほぼ泣いていて、壮絶なワンオペ育児になった。どんな無理も受け入れざるを得なくなるほとんどの母親に対し、外部に存在し、たまに家に片足を突っ込むお手伝いさんのような男親が羨ましく、ほとんど憎んですらいた」。

 「産後うつに陥った私は、長女が赤ん坊のころ何度も自殺への衝動に駆られた。理由なき自己嫌悪と責任の重さへの恐怖で正気が保てず、万力で身体中を締め付けられ、バチンと体内のものが飛び散る寸前のところで、今日を乗り越えることだけを繰り返していた」。

 孫娘も育児と家事に追われる毎日だろうが、性格がのんびりしているし、同じ子育て世代の友だちがいる。こうしてジジババのところにやって来るから、息抜きは出来ているようだ。金原ひとみさんのような神経の持ち主で無いから、作家には向いていないが、生きていく上では気楽でいいだろう。

 金原ひとみさんも「孤立していた私の産後初めての救いは、保育園だった。何時から何時まで責任を持って預かってくれる施設に、私は命を救われた」と書き、「保育士の待遇が悪いことには、憤りを禁じ得ない」とつなぐ。それは「身を粉にして育児をするのが当たり前という世間から女親に向けられる軽視と同じ」という怒りである。

 子育ては女親の役目という風潮はまだまだあるようだ。さて、自分はどうだったかと反省する。

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楽しんで生きていけばいい

2023年11月14日 17時15分08秒 | Weblog

 NPOの解散手続きにあたふたしてしまい、市民講座を開いていた仲間から、「そろそろ、皆さんに会いたいわね」と、言われていたことが後回しになっていた。今日、この前はいつの開催だったのかと、パソコンのファイルを探すが見つからない。

 仲間の住所録も無い。パソコンが動かなくなって取り替えた時、全て移し替えたつもりだったのに、無くしてしまったようだ。私が作成しておいた、娘ふたりの名前で出してもらう死亡通知ハガキも、その宛先名簿も見当たらない。

 余りに手回し良く準備したので、裏目に出てしまったのか。けれど、ファイルは見つからなかったが、プリントしておいたハガキと名簿が出て来たから、それで良しとしよう。市民講座の仲間の集いの方は、明日にでも準備に取り掛かろう。

 今日も寒い。夏物を仕舞い、冬物を出そうと、クローゼットの中を整理する。井戸掘りの時は泥水をかぶるので、汚れたものでも破れかけたものでも、数が必要だった。しかし、もう井戸掘りはしないことになった。

 ガラクタのような衣類は、処分してしまうことにする。衣類も書類も、とにかく何でも残していた。おかげで、何が何だか分からないものが一杯ある。捨てるべきものと、残しておいた方が良いものとをより分け、少しずつ処分することにした。

 わざわざホームセンターまで出かけて行って、買って来た棚板が無駄だったように、あらかじめ準備して出かけて行ったのに、全くの思い違いだったことがある。ボケが来ているのかと心配になる。衣類や書類も、そんなことにならなければ良いのだが‥。

 何時までも若い時と変わらないつもりだったが、生きていれば必ず老いる。焦ることは無い、楽しんで生きていけばいい。社会を支えている現役世代に対する、感謝の気持ちを込めて。あるいは、孫娘たちが希望に満ちた社会で生きられますようにと祈って。

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NHKは方向転換していって欲しい

2023年11月13日 17時43分41秒 | Weblog

 NHK大河ドラマ『どうする家康』の視聴率が低いことから、主演を務める松本潤さんは最終章で、親友の小栗旬さんに出演を依頼しているという。私の孫娘は、松本・小栗ファンなので喜ぶだろうが、あいにく孫娘の家庭はNHKを受信していない。

 私は三河の刈谷の生まれなので、徳川はなじみ深い。家康は「タヌキ」と称されていたから、腹黒い人だと思っていた。でも父親が話す家康は、天下人になる素質があったと記憶している。でも、どんな素質だったか覚えていない。

 そこで、家康がいかにして天下人になっていくのか、興味深く観ていたがよく分からない。ドラマのストーリーも、全くチンプンカンプンだ。家康が悩みながらも部下に支えられ、「戦の無い世をつくる」夢に向かっていくテーマなのか、どこに訴えるものがあるのか、さっぱり分からない。

 映像も個々の俳優の顔の表情を大写しで見せてくれるが、そのためストリーが希薄になってしまう。脚本も粗末だが、演出も良くない。これが、視聴率が上がらない理由だと私は見ている。ドラマへのワクワク感も、ドキドキ感も湧いてこない。

 初めは愛知に生まれた3人英傑の、つながりと絡み合いに、焦点があったのに、それ以外の人にも照明を当てたので、何がなんだか分からなくなってしまった。松本潤さんの責任というよりも、脚本と演出の失敗だと私は思う。

 NHKはもう、1年も通すようなドラマを制作する必要は無い。それをやり切る能力にも欠けた今こそ、思い切って転換すべきだろう。NHKは国の報道機関として、ニュースや教育番組に特化していけばいい。

 こんなに巨額な予算も人員も必要ない。徐々に方向転換していって欲しい。NHKで私が期待して観ているのは『のど自慢』で、他に好きな番組は民放では見られない教育番組くらいしかない。

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世間の様子を垣間見ることが出来る

2023年11月12日 17時54分00秒 | Weblog

 絶不調!昨夜から布団の中で寝ているのに、鼻水が出て止まらない。気温差アレルギーのようだけれど、いよいよ辛い季節になってきた。今朝は、カミさんと一緒に食事をして送り出した後、何もやる気が無くてまた布団にくるまって寝てしまった。

 午前11時過ぎにカミさんは戻って来たが、「40分に待ち合わせだから、行って来るね。美味しいパンがあるわよ」と言って、出かけて行った。コーヒーを入れて、パンを食べようかと思ったが、せっかく車があるのだから出かけようと思い直した。

 『NHKのど自慢』を途中で切り止め、いつも行く喫茶店に寄る。他人事ながら、こんなんで続けていけるのかと思うほど客は少ない。それでも、私くらいの高齢の人たちがやって来ては、電話で友だちを呼んでいる。

 男性は5人、広いテーブルを囲んで地元の行事について話している。女性は2人、妹や弟それに嫁の話で盛り上がっている。妹や弟の、家の事情を心配しているが、「どうにもならんで、どうしようもないわ」と投げやりだ。

 嫁については、「本当に気が利かん嫁だわ。息子を立ててくれるなら、まだ許せるけど、息子も孫も、まるで自分のもののようだで、あれで息子も孫もよう我慢しとるわ」と片方が言えば、もう片方は「そんでもあんたとこの嫁は家事しよるでええわ。うちんとこの嫁ときたら、家事まで息子に押し付けて、そんでも文句言っとるで、腹が立ってしょうないわ」と、互いに慰め合っている。

 きっとふたりの家の嫁たちも、「お母さんは自分勝手だから」とか、「そんなに言うなら、自分から手伝ってくれればいいのに」と、言い合っていることだろう。夫婦は好きで一緒になったのだから、嫌な面も大目に見られるが、嫁と義母はなかなか仲良しにはなれないようだ。

 たまに喫茶店に行くと、そんな世間の様子を垣間見ることが出来て面白い。けれど、鼻水は止まらない。ホームセンターで買って来た棚板は、役に立たなかった。

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11月11日は、「相思相愛の日」としよう

2023年11月11日 17時53分56秒 | Weblog

 急に寒くなった。陽があったのに、気温は上がらない。いよいよ寒い秋に向かっていくのか、着る物をどうしようと冬服を探す。中途の時の服が、一番少ないことに気付く。まだ、夏物の下着は必要かも知れないと思うと、入れ替えることも出来ない。

 今日は11月11日、「犬の日」だという。ワンワンが並ぶからのようだけど、なぜか味が無い。そこで考えた。「相思相愛の日」としたらどうだろう。同じ並ぶでも、この方がいいような気がする。

 さて今日、マンションの集会所で、これから始まる大規模修繕工事の説明会があった。施工業者の積和トータルサポート株式会社の担当者から、どんな工事を何時から始めるか、詳しく説明された。説明する担当者は随分若い。

 工事の範囲は外壁が主だが、個別の玄関扉周りの塗装も含まれている。マンションはバブル期を挟んで建てられたから、概ね45年は経っていて、大規模修繕工事は3回目になる。日頃の掃除や手入れのおかげで、キレイなマンションと評判もいい。

 工事は12月1日からで、完了は来年6月末を目指している。住民の私たちの関心は、その間の生活にある。洗濯物が干せないのはいつからいつまでか、ベランダにあるエアコンの室外機やガス給湯器はどうなるのか、自分で動かせないものはどうしたらよいかなど。

 担当者は「お困りなことがあれば、そう言ってください。個別に対応も致します」と、優しいことを言うので、「北側の室外機の下にハトが巣を作っているが、駆除してくれるのか」とか、「網戸が動かない」と次々と要望が出る。

 さらに、「エアコンを取り替えようと思っているので、工事に合わせて取り替えていただけないか」という声まであった。担当者は「ご相談には応じますので」と答える。もちろん、別途に金は支払わなくてはならないが、そんな便宜を払ってもらえるなら安心だ。

 私の隣りの男性は、「リフォームした時のバスユニットをベランダに置いて、メダカを飼っているが、どうするかな」と言う。「相談してみたら」と話すと、早速担当者のところへ出かけて行った。いよいよ工事が始まるか。さあー、残った鉢をどうするか。

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そんなことを心配する年齢になってしまった

2023年11月10日 18時12分52秒 | Weblog

 血圧の薬をもらうために、病院へ行って来た。午前9時半の予約だが、待合室のイスはわずかしか空いていない。病院へ来る人のほとんどは高齢者だ。この病院の支払いは、コンビニの支払いのように、機械にお金を入れて確認ボタンを押すと、領収書とおつりが出て来る。

 何度も来ている人でも操作の手順を忘れてしまうようで、受付嬢がニコニコしながら「慌てなくてもいいですからね」と言ってくれる。電話の応対を聴いていても、とても丁寧で嫌味が無い。訓練されているというより、そういう性格の人が配置されているのだろう。

 長い時間待って、診察室に入る。医師は優しく、「どうですか?」と聞いてくれる。「変わりないと思います」と答えて、血圧計に腕を入れる。132-81の数値を見て私は安心するが、医師は毎日の記録帳を見ながら、「高い時もあるようですから、お薬は続けてください」と言う。

 私は、待合室が混み合っていて少々うんざりしていたので、「診察は2ケ月に1度にしていただけませんか」と訊いてみた。「分かりました。お薬は2ケ月分出すように致しましょう」と言ってくれた。こんなに患者が多いのであれば、増築して医師をふたりにした方がいいですよとは言わなかった。

 家に帰ると、出発してから2時間近くなっていた。何でも相談にのってくれる優しい医師は評判がいい。新しく出来た「往診します」という病院は、マンションの集会所で「皆さんとお話させてもらいます」ということだが、どんな話をするのか楽しみだ。

 私が一番気にしているのは、死亡診断書を書いてくれる医師だ。マンションの人で、連れ合いが亡くなっていたので救急車を呼んだけれど、「死亡した人は運ばない」と言われた。警察が来て不審死でないことが確認されたそうだ。死亡診断書が無いと火葬することが出来ないから、家で亡くなった場合に来てくれる医師が絶対に必要だ。

 そんなことを心配する年齢になってしまった。

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そこそこの給与をもらっている人は後回しでいい

2023年11月09日 17時29分46秒 | Weblog

 岸田首相の言う「賃上げ」とは、ご自分の給与のことだったのか。今朝の新聞に、給与アップ法案が審議入りしたとあった。首相の月給を6千円引き上げ、月給は201万円6千円とするもので、ボーナスを含めると46万円増となる。閣僚は4千円アップし、月給147万円にする。

 まず、自らの「賃上げ」を示し、波及させるいうことかも知れないが、為政者というのは本当に勝手だと思う。私の住む近隣の市でも、市長や議員の給与アップの法案が提出されていた。働く人々は雇用主に、お願いしなければ給料は上がらない。なのに、自分たちはサッサと法案を作って賃上げしていく。

 その金額も庶民感覚とは程遠い。そもそも、給与は生活するためのものだから、2千万円とか3千万円も必要ないだろう。そんな高額を受け取る人がいるのに、年収200万円しかない人もいる。収入の多い人の分を減らし、少ない人に回せばもっとみんなが豊かな暮らしが出来るはずなのに、どうしてそれが出来ないのだろう。

 学校で、保育園で、介護施設で、あるいは病院で、虐待だとか接し方が悪いとか問題になっている。私は人手が足らないために、発生している現象だと思っている。「子どもや利用者、患者と、ゆったり向き合う時間が確保できていない」と、言う先生や保育士、介護士、看護師の声を、もっと真剣に聞いて欲しいと思う。

 先生や保育士、介護士、看護師は、長時間労働が当たり前になっている。仕事の内容が人とのかかわりだから神経を使う。なのに給料は上がらない。働く人がやって来ない。「働き方改革」も大事だが、その前に大幅な給与アップが必要だ。そこそこの給与をもらっている人は後回しでもいいのではないか。

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