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2008.10.27 昆布の佃煮


(1)
昨日UPした食卓の写真の右奥、「昆布の佃煮」のことです。

実は、私は、出汁を取った後の昆布を、大変おろそかに扱っておりました。
正直言って、最近は、出し殻の昆布は捨てていました。

ずっと昔、若い頃は、出し殻の昆布で、塩昆布を作ったりもしていました。
出汁を取った後の昆布は、香りが無いので、しかたなく、香り付けの為に
新しいかつお節を加えたりして、煮ておりました。
でも、特に、美味しかったと言う記憶はありません。
こうすることが良いことだと思って、していたぐらいです。

でも、最近Mさんに出会って、Mさんから、出汁を取った後の昆布で作った
佃煮の美味しさを、いつも聞かされていました。
「ぜひ、佃煮を作ってみて下さい。」と言われても、私は、自分の経験から、
ほんとかな~ぐらいの気持ちで、乗り気にはなりませんでした。

でも、Mさんに言われると、私も出し殻の昆布を捨てるに捨てられなくなり、
冷凍庫に一杯になってしまいました。
先日、思い切って、その一部を、ごく薄味の佃煮にしてみました。
そして、その美味しさにびっくりしました。
あの出し殻に、まだこれだけの味が残っていたなんて、信じられません。



(2)
冷凍庫から取り出した出し殻の昆布を、四角く切り、チタン鍋に入れて、
酒と醤油で煮ました。
醤油はごく薄味にしました。



(3)
醤油は、自家製出汁醤油を使いました。

「2008.3.8 自家製出汁醤油(魔法の雫)」

この醤油の香りが良いからでしょうか?

この春、山椒の実を、醤油で炊いておきました。それを、入れました。
これも、ばっちりです。山椒の実の香りは、昆布と合って素晴らしいです。

いずれにしても、私は、この再生品の「昆布の佃煮」の美味しさに驚いて
おります。(でも、これは、昆布が上質のものでないとだめだと思います。)
ほんとに、Mさんの言われる通りだと思いました。


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