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2023.01.19 迎春用品をしまう。

そろそろ、迎春用品を片付けようと思った。

飾り棚の一番下段が、迎春用品を置く場所。

(奥は鏡)
赤いお盆は、私が大昔に買って以来、愛用しているお盆。
長らく、これを、2枚重ねて4枚、ぴったり収まる飾り棚を、熱望していた。

西宮へ引っ越ししてくる時、元職場の親友から、電話があった。
「どう?もう引っ越しの準備できた?」と言うので、「うん、もう大体終わったよ。」
というと、「そう?よかった。そしたら、お祝いお祝い!何が良いかしら?」と言うので、
「いくらぐらい?1万円ぐらい?」と言うと、「もっと、その倍でも良いよ。」
「え〜?だったら2万円?」と聞くと、「もっと、その倍でも良いよ。」と言った。
「だったら、実は素晴らしい飾り棚を見つけたんよ。定価9万8千円なんやけど、
3万9千8百円に値下げされてるんよ。それが欲しくてたまらなかったんやけど。」
と言うと「わかった。そしたら、それにしょう。」と即決!
2日後に、現金書留が届いて、祝儀袋の中に、4万円が封入されていた。

私は、そのお金を掴んで、その家具屋さんまで、走ること走ること。
愛用の赤いお盆を2枚、胸に抱いて走った。
どうか、このお盆が、ぴったりと収まります様にと、そして、どうか、まだ家具が売り
切れていません様にと、泣きそうに祈りながら走った。

家具は、まだあった。
そして、お盆は、まるで、誂えたかの様に、2枚並べて横も縦もぴったり収まった。
こうして、この我が家の宝物の飾り棚は、我が家にやって来た。

これが来る前は、迎春用品は、押入れの中や、引き出しの中に分散していた。
お正月大好き人間の私は、これらが、そっくり一箇所に仕舞えたら良いのにな〜と、
長年切望していたが、これが、奇しくも叶えらることとなった。



小さな飾り物が大好きな私が、長年収集した数々のものを、上の段に飾ることができて、
天にも登るほど喜んだ。あの感激は忘れられない。
これがある人生と、無かった人生の差は、すごかっただろうと思う。感謝しかない。

今日、今年使った迎春用品を、飾り棚の元の場所に戻した。
「来年まで、ここで待っていて下さいね。」と言いながら。

そして、又しても思うことは、今までの私は、グズでグズで、迎春用品を片付けるのは、
3月の雛祭りの直前、お雛様を飾るためには、迎春用品を片づけざるを得ないことから
だったことを、思い出す。
今は、仕事の多忙がなくなったこともある。(これは良いことではないが。)

しかし、「3月直前でもないのに、もうお正月用品を片付けた」という、そんな当たり
前のことをしただけで、「自分は、真人間になった。真人間になった。」と自分を褒め
称えているおかしな自分を、大いに笑ってる自分がいるのが、又可笑しい。



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