高島平発・文化的居場所「ミストラル」への夢

地域をファッション・音楽・お酒の“文化”の力で元気に!……地元に文化的な居場所作りを模索しています。

コピーに宿るブランドの力・・・「飾る日も 飾らない日も 三越と」

2007年07月30日 19時39分09秒 | ●美意識・ファッション・デザイン私的考察
最近の新聞広告を見て知ったのですが、三越の広告で使われているこのショルダーコピー「飾る日も 飾らない日も 三越と」が気に入ってます。

何気ない平易な言葉ですが、お洒落をして出掛ける時も、普段着でちょっと外に出る時でも、三越で取り揃えた商品が貴方を満足させるという、自信溢れるいいコピーだなと思いました。

以前にいろいろなホテルやデパートで、利用する人のファッション比較をしたのですが、銀座三越を利用する人(女性)は、スーツ姿からラフなジーパン姿のお客まで、洗練されてる人が多いな~と関心してました。

やはり三越のブランド力なのでしょう。利用するお客もブランドを理解して、自分の“飾り方”に気合が入っている気がします。

やはりこんなコピーひとつを取っても、企業のスタンスがしっかり伝わり、従業員から利用するお客まで理解し合える、文化と関係ができあがっている感が・・・。

以外だったのが帝国ホテル。
戦前から日本を代表する社交の場でもあり、利用する人のファッションセンスも光っていたはずですが、今やブランド力が仇?になっているのか、お登さん的センスの利用層が半分以上で、ブランドの有り方の難しさを考えさせられます。

その観点でコピーを見れば、どこかの政党の「美しい国」の何と抽象的な言葉のこと。
具体的展望が見えない言葉に、力など宿るはずもなく今回の大敗も当然な気がします。

日本人なら言霊(ことだま)の大事さをもっと知るべしでは・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする