師走の神保町を少し散歩し、ついでに食事をして、高島平に帰ると午後1時を回っていました。
朝、会社の窓から見た雲ひとつなかった空は、高島平に着く頃には、さらに青みを増していて、とても綺麗です。
歳を取ることの良さは、若い頃は特に感じなかった、身近な生活の中にこのような感動や、喜びを感じられると云う事でしょうか。
そう云う意味では、“老後”を普通の人とは違って、誰より楽しみしているオヤジでもあります。
月曜日に、本社のある向島に行ってきました。
途中の曳舟の駅で電車を乗り換えるのですが、そのホームで見る下町の空も好きです。
同じ空なのに、何かココロに“スパイス”がかかるのでしょうか、高島平とは違った空に見えるのです。
そして、そのホームから見える、もう一つの楽しみがあります。
今、建てている「東京スカイツリー」が、他の建物から邪魔されることなく、ホームからハッキリ見えるのです。
もう高さが240m位になりました。
丁度、映画「三丁目の夕日」のラストシーンで見る、建築途中の東京タワーを彷彿させます。
でも、時代背景が全く違います。
「三丁目の夕日」の映画の説明の中に、こんな言葉があります。
“携帯もパソコンもTVもなかったのに、どしてあんなに楽しかったのだろう”と。
東京タワーは1958年12月23日、丁度、51年前の今日完成。
東京スカイツリーは2011年の年末に、完成予定となっています。
“携帯”も“パソコン”も“TV”があって便利な時代なのに、何故かココロが満たされない時代です。
一方が日本の高度成長期の、指標としてのシンボルだったとしたら、もう一方は経済発展や消費文化だけを追った、社会の成れの果ての“墓標”にもなり兼ねません。
段々、カタチが見えてきたスカイツリーを見ていて、そんな事を考えてしまいました・・・
しかし、希望も見えます。
今までの都心に集中していた建物と違い、スカイツリーが建つ押上は日本の文化が残る街。
スカイツリー目当てで来る人が、この街に来る度に“何か”を感じるかもしれません。
それは世の中が“便利”になった事によって、忘れていったようなモノのような気がします。
それと、スカイツリーのデザインも好きです。
安藤忠雄監修のデザインは、日本の美である日本刀の緩やかな「反り」や、伝統建築の発想を駆使しされ、新しさと伝統が上手くマッチしていて、何年経っても色褪せないデザインです。
一部には、公共性の高いこのような巨大建物で、デザインコンペにしなかったことへの批判もあるようですが、大体、このような建物の役割の50年先、100年先を見越したグランドデザインが出来る、審査役の有識者が日本に何人いることやら。
世界に誇れる安藤忠雄に、デザインは任せておけばいいのです。
いかん、お酒も飲んでないのに、デザインの事になると熱くなってしまいます。
今日の“青空”せいで、いつもより少し真面目なブログになってしまいました・・・
朝、会社の窓から見た雲ひとつなかった空は、高島平に着く頃には、さらに青みを増していて、とても綺麗です。
歳を取ることの良さは、若い頃は特に感じなかった、身近な生活の中にこのような感動や、喜びを感じられると云う事でしょうか。
そう云う意味では、“老後”を普通の人とは違って、誰より楽しみしているオヤジでもあります。
月曜日に、本社のある向島に行ってきました。
途中の曳舟の駅で電車を乗り換えるのですが、そのホームで見る下町の空も好きです。
同じ空なのに、何かココロに“スパイス”がかかるのでしょうか、高島平とは違った空に見えるのです。
そして、そのホームから見える、もう一つの楽しみがあります。
今、建てている「東京スカイツリー」が、他の建物から邪魔されることなく、ホームからハッキリ見えるのです。
もう高さが240m位になりました。
丁度、映画「三丁目の夕日」のラストシーンで見る、建築途中の東京タワーを彷彿させます。
でも、時代背景が全く違います。
「三丁目の夕日」の映画の説明の中に、こんな言葉があります。
“携帯もパソコンもTVもなかったのに、どしてあんなに楽しかったのだろう”と。
東京タワーは1958年12月23日、丁度、51年前の今日完成。
東京スカイツリーは2011年の年末に、完成予定となっています。
“携帯”も“パソコン”も“TV”があって便利な時代なのに、何故かココロが満たされない時代です。
一方が日本の高度成長期の、指標としてのシンボルだったとしたら、もう一方は経済発展や消費文化だけを追った、社会の成れの果ての“墓標”にもなり兼ねません。
段々、カタチが見えてきたスカイツリーを見ていて、そんな事を考えてしまいました・・・
しかし、希望も見えます。
今までの都心に集中していた建物と違い、スカイツリーが建つ押上は日本の文化が残る街。
スカイツリー目当てで来る人が、この街に来る度に“何か”を感じるかもしれません。
それは世の中が“便利”になった事によって、忘れていったようなモノのような気がします。
それと、スカイツリーのデザインも好きです。
安藤忠雄監修のデザインは、日本の美である日本刀の緩やかな「反り」や、伝統建築の発想を駆使しされ、新しさと伝統が上手くマッチしていて、何年経っても色褪せないデザインです。
一部には、公共性の高いこのような巨大建物で、デザインコンペにしなかったことへの批判もあるようですが、大体、このような建物の役割の50年先、100年先を見越したグランドデザインが出来る、審査役の有識者が日本に何人いることやら。
世界に誇れる安藤忠雄に、デザインは任せておけばいいのです。
いかん、お酒も飲んでないのに、デザインの事になると熱くなってしまいます。
今日の“青空”せいで、いつもより少し真面目なブログになってしまいました・・・