2つ目のデザイン会社で30歳から30数歳の間、私は釣具メーカーの広告を担当しておりました。
もう、無くなってしまった会社ですが、オリムピック釣具と云う日本で一番伝統ある、釣具メーカーです。
毎年、この時期になるとフィッシングショーがあり、ショーに間に合うようカタログやパンフレットを作っていたものです。
そのフィッシングショーを久々に見るために、今日、横浜の「パシフィコ横浜」に行ってきました。
7~8年振りになります。
オリムピックに勤めていた方々も、他の釣り関係の会社に移った方が多く、懐かしい再会をしてきました。
実は、昔から釣り業界は不況に強いと云われており、未曾有の景気の悪さの中で、状況はどうなのかを確かめ、参考に出来るものはないかという目的がありました。
会場は2万人前後の入場で、中々の活気です。
何人かの方に状況を聞いてみますと、全体の市場は変わってないそうなんですが、前年比で2~3割の売上げアップをするメーカーもあるとか。
私が昔お世話になった方の会社も、この御時勢で1割以上売上げが伸びてるそうです。
いろいろヒントになるかもしれません。
それに、それとは別に大変に興味深い話も聞けました。
30~40代男性の釣り離れが多いそうなんです。
理由はゲーム世代で、アウトドアや自然に関心が薄いそうなんです。
代わりに、同世代の母親と子供の釣り体験ツアーが盛況とか。
狩りの本能を忘れたオトコに、果たして男の魅力は?
また、マニュアル育ちの弊害も確実に出ているそうです。
例えば釣り餌の求め方でも、「よく釣れる餌をください」と云う、安直なやり取りが多いそうなんです。
自然界では状況の変化に応じて、答えが3つも4つも必要になります。
社会も全く同じでしょうが・・・
自分で状況を読む能力や意識が、今の人は極めて低いそうです。
採点の効率だけを考えた、マークシート方式の欠陥でしょうか?
何だか寒々しくなりました。
釣りを経験した人ならご存知でしょうが、魚が掛かった時にロッド(釣竿)とリールを通して、魚の強烈な引きがあります。
ウキが沈んだ時、どんな小さな魚でさえ、全知全能を呼び起こします。
釣りの魅力はこの一瞬と、魚との知恵比べかもしれません。
“釣り、この感動を語りたい”は、オリムピック釣具である期間使われた、スローガン的なコピーです。
“機械”中心の現代の生活環境で、この言葉の重さが大きく、圧し掛かってきているような気がしきます。
安易な“快感”より、小さくても“感動”の方が、私にはいいです・・・
もう、無くなってしまった会社ですが、オリムピック釣具と云う日本で一番伝統ある、釣具メーカーです。
毎年、この時期になるとフィッシングショーがあり、ショーに間に合うようカタログやパンフレットを作っていたものです。
そのフィッシングショーを久々に見るために、今日、横浜の「パシフィコ横浜」に行ってきました。
7~8年振りになります。
オリムピックに勤めていた方々も、他の釣り関係の会社に移った方が多く、懐かしい再会をしてきました。
実は、昔から釣り業界は不況に強いと云われており、未曾有の景気の悪さの中で、状況はどうなのかを確かめ、参考に出来るものはないかという目的がありました。
会場は2万人前後の入場で、中々の活気です。
何人かの方に状況を聞いてみますと、全体の市場は変わってないそうなんですが、前年比で2~3割の売上げアップをするメーカーもあるとか。
私が昔お世話になった方の会社も、この御時勢で1割以上売上げが伸びてるそうです。
いろいろヒントになるかもしれません。
それに、それとは別に大変に興味深い話も聞けました。
30~40代男性の釣り離れが多いそうなんです。
理由はゲーム世代で、アウトドアや自然に関心が薄いそうなんです。
代わりに、同世代の母親と子供の釣り体験ツアーが盛況とか。
狩りの本能を忘れたオトコに、果たして男の魅力は?
また、マニュアル育ちの弊害も確実に出ているそうです。
例えば釣り餌の求め方でも、「よく釣れる餌をください」と云う、安直なやり取りが多いそうなんです。
自然界では状況の変化に応じて、答えが3つも4つも必要になります。
社会も全く同じでしょうが・・・
自分で状況を読む能力や意識が、今の人は極めて低いそうです。
採点の効率だけを考えた、マークシート方式の欠陥でしょうか?
何だか寒々しくなりました。
釣りを経験した人ならご存知でしょうが、魚が掛かった時にロッド(釣竿)とリールを通して、魚の強烈な引きがあります。
ウキが沈んだ時、どんな小さな魚でさえ、全知全能を呼び起こします。
釣りの魅力はこの一瞬と、魚との知恵比べかもしれません。
“釣り、この感動を語りたい”は、オリムピック釣具である期間使われた、スローガン的なコピーです。
“機械”中心の現代の生活環境で、この言葉の重さが大きく、圧し掛かってきているような気がしきます。
安易な“快感”より、小さくても“感動”の方が、私にはいいです・・・