高島平発・文化的居場所「ミストラル」への夢

地域をファッション・音楽・お酒の“文化”の力で元気に!……地元に文化的な居場所作りを模索しています。

偏見がなくなってからは、なぜか素敵な人とばかりあえるようになった・・・『デザインが奇跡を起こす』

2010年02月22日 02時51分04秒 | ●“私を支える”一言・本・音楽.etc・・・
本当は、今日は家でゆっくりCDを、聴いてる予定でした。

しかし、10数年使っている愛機、TEACのCDプレーヤー(VRDS-10SE)の、ディスクテーブルが開かず、CDを聴くのをやむなく断念。

数日前から調子が少し悪かったのですが、いざ聴けなくなると生活の中で、音楽のウエイトが高い私としては、かなり落ち込む事態です。

好きなコトから遠ざかるのは、一時的でも辛いものです。

でも、今日はちゃんと別なストーリーが、用意されておりました・・・


2、3日前に山ノ神が仕事先で扱ってる本の中から、2冊の本を選んで持ってきてくれました。

1冊が音楽関係の本で、もう1冊がアートディレクター水谷孝次著書の、『デザインが奇跡を起こす』です。

山ノ神が、私が興味あるであろうと思った、ジャンルの本を選んでくれたのです。


音楽の本は1日で読み切ったのですが、家でわざわざ仕事絡みの本は、読む気にはなれませんでした。

せっかく持ってきてくれたのですが・・・


ところが、CDの故障です。

いろいろと宿題が溜まってはいたのですが、この本を持って喫茶店で、気分転換に読んでみることにしたのです。

向ったのが高島平2丁目の「カフェ・タプロー」

もう半年以上振りになるかもしれません。

静かで雰囲気が良く、本を読むには最適なんです。

行った時には婦人のお客が1人。

クラッシックの曲が静かに流れてる中で、1ページ目から初めてを通していきました。

本当はあまり気乗りする本ではなかったのですが、ページが進むにつれてドンドン引き込まれてしまいました。

仕事への情熱や行動力が、生き方までヒントを与えてくれ、読む人を元気にしてくれるのです。

デザインに関係ない人でも、何か人生のヒントになるかもしれません。

半分近くまで読み終えた時には、BGMがクラッシックから、ビートルズやイーグルスの、バラード曲に変わっていました。

マスターの配慮だったのでしょうか・・・。

そして、そのBGMを聴きながら、本の内容が高島平再生のヒントにもなるなぁ~と、あれこれ思案していると、先のご婦人から声がかかったのです。

若い頃にパリに裁縫関係の仕事で行き、高島平団地が出来た時から住む、77歳の方でした。

話しを聞かせてもらうと、若い時にパリで暮らしていただけに、考え方もとても柔軟で、お洒落な感覚でした。

私も高島平再生プロジェクトや、自分の描くバーやカフェの夢を聞いてもらったのですが、国際人でもある方から賛同を頂き、大きな自信になりました。

高島平にはこんなご婦人が、もっと沢山いるのかもしれません。

今度、このご婦人とワインを飲みながら、いろいろな話しを聞かせてもらう約束を、させてもらいました。


“偏見がなくなってからは、なぜか素敵な人とばかりあえるようになった”と云うのは、この本の中に書かれていた、共感した内容の一節です。

CDが壊れたために、この本を持って外に出たのですが、その事がもう“奇跡”の始まりなのかもしれません・・・
コメント
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