高島平発・文化的居場所「ミストラル」への夢

地域をファッション・音楽・お酒の“文化”の力で元気に!……地元に文化的な居場所作りを模索しています。

五感のデリカシーとマナー

2010年02月20日 11時04分29秒 | ●美意識・ファッション・デザイン私的考察
昨日のネットニュースで、とても考えさせられるニュースがありました。

ご存知の方も多いと思いますが、カナダのある航空会社が、一度搭乗させた男性乗客を、体臭が強烈過ぎると云うこと、飛行機から降ろして飛び立ったそうなんです。

男性がどんな体臭を発していたのかは不明ですが、体臭が理由で機内から締め出されるのは極めて異例とのこと。

男性の近くに座っていた女性は、「とても不快な状況に直面していた」と振り返り、他の乗客も不満を述べながら、男性を凝視していたと云うことです。

同航空の広報担当は、「航空会社として、乗客・乗務員の安全と快適性を守るのが、最重要な責務」と説明し、「場合によっては、問題が大きくなる前、乗務員が乗客を排除することも必要になる」と述べているそうです。

これは“臭覚”の問題です。


いま、あるオリンピック選手の服装問題が、連日、紙上を賑わせております。

先程の飛行機で例えれば、ある目的で統一ルールに基づいて乗せた乗客が、ルール違反を犯して、搭乗拒否をされたと同じと云えるかもしれません。

今回は“視覚”のマナー問題と云えると思います。

家で取っている新聞を読んでいると、最初は著名な人のコメントを載せ、非難のスタンスでした。

それが、競技の結果が出た後の自社のコメントを読むと、一過性のファッションでとらえるのと同じスタンスで、逆に社会の不寛容性を非難するよな記事に。

バカ言うんじゃない。

これは個人のファッションの問題ではなく、日本代表としての公人の自覚の欠如が、問題だったはずですが・・・

選手団にユニフォームが無く、服装が自由なら話しは別です。

戦後60数年のにわか民主主義の悲しさ。

“自由”の行使には必ず、“責任”や“義務”が付きまとうはず。

天下の大新聞が、“後出しジャンケン”にも等しいコメントで、この程度のコメントとは情けなくなります。

マスコミがマスコミなら、教育現場にも疑問が。

彼の“母校”が今回の騒動で、応援を中止したことです。

“母”としての愛情が全く感じられません。

愛情の希薄な家庭を見ている思いがします。

彼は別に“犯罪”を犯した訳でもないのだから、“母校”としては世間を騒がせたお詫びはしても、応援は続けていいと思います。

まるで、都合のいい時は“母校”だと宣伝して、都合が悪くなると関係ないような素振り。

彼はコドモだっただけのことで、こんなことで“母校”の役目から逃避してる様にも見えます。

大新聞社にも、教育現場にも“哲学”が無いとしか思えません。

“個性”とは、揺るぎない“哲学”だとも思います。

彼は放っておいても、数年後には自分の振る舞いの“幼さ”に気付くと思います。

問題はマスコミや教育現場の、モノゴトが起きた時の“受け皿”の、機能の方のように思えてなりません。

文化の未成熟に尽きる問題なのでしょうか・・・


いつもは美しい女性のコトしか考えてないのに、時々、何かに噛み付きたくなるオヤジの主張でした。
コメント
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