【永田満徳(みつのり)】 日本俳句協会会長代行 俳人協会幹事 俳人協会熊本県支部長 「文学の森」ZOOM俳句教室講師

「火神」主宰 「俳句大学」学長 「Haïku Column」代表 「秋麗」同人 未来図賞/文學の森大賞/中村青史賞

Haiku Column 「今月の秀句」❺

2017年07月21日 21時00分29秒 | 月刊誌「くまがわ春秋」
『くまがわ春秋』6月号!
〜俳句大学 Haiku Column 「今月の秀句」⑤〜

◆『くまがわ春秋』6月号が発行されました。
◆俳句大学 Haiku Column 「今月の秀句」⑤が掲載されています。
◆この企画によって、二行書きによる「切れ」と「取り合わせ」を取り入れたHaikuを提唱して行きます。
●選句:永田満徳/直訳:向瀬美音

Numero juillet de [Kumagawa shunnjuuくまがわ春秋」!
〜Les meilleurs Haikus du mois de Haiku Colum de Haiku Universite〜
◆Le numero de juillet de Kumagawa春秋 vient d'etre publie.
◆il contient les meilleurs haikus du mois selectionnes par M. Nagata.
◆Selon ce plan nous allons continuer a publier des haikus en deux lignes avec kire et toriawase.

The July issue of 「Kumagawa shunnjuuくまがわ春秋」!
〜Haiku Colum of Haiku University [Monthly best Haikus]〜
◆the July issue of Kumagawa春秋 has just been published.
◆It contains the best haikus of the month sekected by M. Nagata.
◆according to the plan, we will continue to publish 2 lines haikus with kire and toriawase.
●Selected and Commented by Mitsunori NAGATA/Translated by Mine MUKOSE

今月の秀句【6月】

ジュラール Gérard Maréchal

静かな山
干し草の匂いは夜空を和らげる
paisible montagne
l’odeur du foin adoucit le ciel nocturne
〔永田満徳評〕Commentaire de M. Nagata
人が去った山に干し草の匂いが漂っている。干し草の匂いはなんとも心地よいもので、「空を和らげる」という措辞は充分に納得できる。
Dans la montagne, l’odeur du foin persiste et cette odeur est tellement agréable. L’expression “adoucit la montagne” est très convaincante.

ジュラールD Gerard Dumont

放課後
傘のモザイク
fin de journée
devant l’école une mosaique de parapluies
〔永田満徳評〕Commentaire de M. Nagata
傘立ての傘の情景である。省略が効いていて、授業を終えた児童がとりどりの傘を取って、校舎を後にしている様子がうまく捉えられている。
La vue des parapluies en sortant de l’école, les élèves qui ont fini les cours prennent chacun leur parapluies. Ellipse parfaitement réussie.

ステファニア Stefania

日の当たる原っぱ
蝶のやや緩慢な飛翔
prato assolato
il volo un po'scomposta di une farfalle
〔永田満徳評〕Commentaire de M. Nagata
よく晴れた野原に蝶々が飛んでいるだけの風景である。しかし、取り合わせの妙によって、明るく、のどかな春の風物が活写されている。
butterfly is flying in the field and weather is very fine! Because of the strangeness of toriawase, fine, clear charm of spring is described.

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俳都松山 in 熊本審査員

2017年07月12日 00時15分37秒 | 俳都松山宣言 in 熊本
子規・漱石生誕150年記念 !
俳都松山キャラバン2017熊本会場

目的
 子規・漱石生誕150年の記念の年に、松山ならではの俳句と俳都松山の魅力を伝えるため、「子規・漱石生誕150年記念 俳都松山キャラバン2017~十七音が未来を変える~」を、漱石ゆかりの熊本市と子規ゆかりの斑鳩町で開催します。
 熊本市は、漱石が松山で過ごした後に赴任した土地であり、漱石が子規派の俳人として活躍した場所です。今回は熊本市と共催し、熊本地震の復興支援イベントとして「くまもと森都心プラザ」で開催します。

熊本会場
【日時】平成29年7月16日(日曜日)13時00分~15時30分(12時30分開場)
【場所】くまもと森都心プラザ プラザホール(熊本県熊本市西区春日1‐14‐1)
【募集定員】480名 ※先着順・全席自由
内容
13時~ 第一部 講話「十七音が未来を変える」
 俳都松山大使 夏井いつき氏がまだまだ知られていない俳句の魅力を語ります。
14時~ 第二部 俳句対局 トーナメント
※私、永田満徳が第二部の俳句対局トーナメントの審査員として出場します。

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