俳句大学国際俳句学部よりお知らせ!
〜Facebook「華文俳句社」Kabun Haiku 2020・3〜
◆2020年『俳句界』3月号が発行されました。また、同じく、月刊誌「俳句界」3月号の特別レポートに熊本大学で行われたラウンドテーブル「華文俳句の可能性」の報告が8頁に渡って掲載されています。
◆Facebook「華文俳句社」のKabun Haiku より選び出された秀句です。
◆華文圏に俳句の本質かつ型である「切れ」と「取り合わせ」を取り入れた二行俳句を提唱して行きます。
◆2018年11月1日には、二行書きの華文俳句の合同句集『華文俳句選』が発行されました。
◆どうぞご理解ご支援をお願いします。
俳句大學國際俳句學部的通知!
~Facebook 「華文俳句社」Kabun Haiku 2020・3〜
◆2020年『俳句界』3月號已出版。
◆刊登Facebook「華文俳句社」のKabun Haiku ➂。
◆於華文圏提倡包含俳句的基礎「一個切」和「兩項對照組合」的二行俳句。
◆2018年12月1日已出版華文俳句的合著,『華文俳句選』。
◆請各位多多支持指教。
華文俳句(俳句界)3月号
永田満徳選評•洪郁芬訳
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郭至卿
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餐廳外賣花的小女孩
寒月
〔永田満徳評論〕
華麗的餐廳與賣花的孤獨少女形成強烈對比,於一輪嚴寒的月下。沐浴在清澈的月光中,路旁的少女浮現悲美的輪廓,形影淒楚動人。
郭至卿
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レストランの外で花を売る少女
寒月
〔永田満徳評〕
華やかな「レストラン」と一人寂しく花を売っている「少女」との対比、厳寒の月との取合せによって、澄み切った月の光を浴びている路上の少女を美しくも悲しく描いているところがいい。
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楊貴珠
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財神爺笑看人間
新年曆
〔永田満徳評論〕
財神爺是中國掌管財物的神。他高高在上,超越世俗的金權主義,並對年曆上的滾滾紅塵一笑置之。此般居高俯瞰的姿態満有俳諧的詼諧,很有意思。
楊貴珠
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財神爺は世間を笑って見ている
新暦
〔永田満徳評〕
「財神爺」は中国の財福をつかさどる神。世の金権主義を良くも悪くもただ「笑って見ている」財神爺の超越的な立場を詠み込んでいるところがいかにも俳諧的である。
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慢鵝
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迎風搖曳的狗尾巴
枯草
〔永田満徳評論〕
一隻抬起尾巴的狗,安靜地佇立在廣袤無垠的枯草中。風吹來,狗的尾巴和枯草一齊溫柔的搖擺成浪,寂寥中有溫馨的一面。此俳句描繪情景的手法甚佳。
慢鵝
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犬の尻尾は風を受けて揺れる
枯草
〔永田満徳評〕
「尻尾」を立てた「犬」が広々とした「枯草」の中にじっとしている情景であろう。「風」の一語によって、犬も枯草も寂しくも優しく揺れている様子をうまく描いている。