【永田満徳(みつのり)】 日本俳句協会会長代行 俳人協会幹事 俳人協会熊本県支部長 「文学の森」ZOOM俳句教室講師

「火神」主宰 「俳句大学」学長 「Haïku Column」代表 「秋麗」同人 未来図賞/文學の森大賞/中村青史賞

〜 自動翻訳の可能性 〜

2024年03月07日 10時56分22秒 | 俳句大学国際俳句学部

俳句大学国際俳句学部から見解!

俳句大学国際俳句学部「Haïku Column」の現場からの報告

〜 自動翻訳の可能性 〜

 

俳句大学はネット上の俳句の可能性を追究する目的で設立されました。

今年で、11周年を迎えて、自動翻訳について、俳句大学の見解とその可能性を考えてみたいと思います。

 

自動翻訳は昔では考えられなったことが起こっています。

 

まず、自動翻訳否定者の訳と自動翻訳とを比較してみて感じるのは、そう大して変わらないということです。

自動翻訳は俳句のニュアンスを損なうということであれば、俳句作品に限って言えばそういう作品にお目にかかったことはないですが、素直に認めざるを得ないでしょう。

自動翻訳の逐語訳がむしろいいのは、俳句が形容詞、形容動詞を極力避け、極端な場合は名詞だけで詠むことのできる「直叙」の文芸だからだと考えられます。

 

そこで、

自動翻訳のメリットは、外国の人とリアルタイムでコミュニケーションを取れることです。

相手が話す言語が何語かわからなくても、自動で判別しスピーディーに対応することができます。

特に接客時や案内時においては非常に便利な機能であると言えます。

複数言語への翻訳ができる 世界各国の言語へと翻訳できるのも自動翻訳の強みです。

もちろん、自動翻訳のデメリット があります。

翻訳が正しくされない場合があります。

 

しかし、 自動翻訳は、年々、翻訳精度が非常に高くなってきているのが特徴です。

実際、俳句大学国際俳句学部「Haïku Column」では何ら問題もなく、自動翻訳で添削指導しています。

むしろ、精度がよくなると、HAIKUで言えばHAIKUの能力、日本語の運用能力(文章力)の方が問われてくるでしょう。

 

将来的には、パソコンやスマホ画面に向かいながら、即座に翻訳して相手と対話ができるようになります。

 

語学ができなければ、国外の人とコミュケーションができないというのは独善であり、時代遅れの考えではないでしょうか。

 

国際化があらゆる場面で求められていますが、俳句もその例外ではありません。

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Facebook 俳句大学国際俳句学部 Haïku Column

2024年03月04日 17時12分20秒 | 俳句大学国際俳句学部
【Facebook 俳句大学国際俳句学部 Haïku Column】
 
俳句大学国際俳句学部よりお知らせ!
 
〜 分かりやすい指導で好評 〜
 
〔3/4 本格的指導開始〕
 
※午前2時に提示、10時点ですでに20句。
※仕事量が半端ではないので、
どこまで続かないは分からない。
※お手伝い頂ける方を募集中。
 
【指導の例】
※There is only one seasonal word
季語は一つ
 
※ 「uncertain path 」is A little meaningless
「不確かな道」は少し意味不明。
 
※「a new」is omissions
「新しい」は省略できます。
 
spring morning
grandma smiled and opened the window
04/3/24 - 1
Nani Mariani
永田満徳訳
春の朝祖母は微笑み窓開くる
 
Nani Mariani 氏
Dear Mr.Nagata Mitunori
Thank you so much for enlightening instructions
永田満徳様
分かりやすいご指導ありがとうございました。
 
永田満徳
どう致しまして。俳句がうまいですね。
 
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俳句大学国際俳句学部〜Facebook「Haiku Column」〜 ☆【俳句界】2024年3月号☆

2024年03月01日 10時32分26秒 | 「俳句界」今月の秀句

俳句大学国際俳句学部よりお知らせ!

〜Facebook「Haiku Column」〜
☆【俳句界】2024年3月号☆

◆俳句総合誌『俳句界』2024年3月号が発行されました。
◆俳句大学 〔Haiku Column〕のHAIKUから選句・選評した句を掲載しています。また、「俳句界」2019年1月号から毎月連載しています。
※ 2021年の『俳句界』10月号から、優秀な作品が揃って来ましたので、1ページ増えて、3ページに渡って掲載しました。
◆R 2・12月号から作者の国名を入れています。
◆どうぞご理解ご支援をお願いします。

The March issue of 「HAIKUKAI俳句界」!
〜Haiku Colum of Haiku University [Monthly best Haikus]〜
◆the March issue of HAIKUKAI俳句界 has just been published. 
◆It contains the best haikus of the month selected by M. Nagata. 
◆according to the plan, we will continue to publish 2 lines haikus with kire and toriawase.

mars aout de 「HAIKUKAI俳句界」!
〜Haikus du mois de Haiku Colum de Haiku Universite〜
◆ mars aout de HAIKUKAI俳句界 vient d'etre publie.
◆il contient les meilleurs haikus du mois selectionnes par M. Nagata. 
◆Selon ce plan nous allons continuer a publier des haikus en deux lignes avec kire et toriawase.

Haiku Column(俳句大学)(「俳句界」R6年3月号)
永田満徳選評・向瀬美音選訳(仏・伊)・中野千秋訳(英) 

 【今月の秀句(monthly excellent Haikus)】  
(Facebook「Haiku Column」より)

Adoni Cizar((Sylie)

first making love _
feeling like an earth termor
〔Commented by Mitsunori Nagata〕
There are various theories on the origin and content of "Himehajime," but in general it is a "secret," the first activity of the New Year between a man and a woman, such as a husband and wife. I like the fact that the poem uses the seasonal term "Himehajime" to describe the fact that "we," born of the joyous union of man and woman, have forgotten that we are "tenants of the earth" and have begun to pollute the environment and destroy the natural environment.
アドニ シザー(シリア)

姫始われら地球の借地人 
〔永田満徳評〕
「姫始」と言えば由来やその内容などは諸説あるが、一般には「秘め」で、夫妻など男女間における新年初めての営みである。めでたい男女の交わりによって生まれた「われら」は「地球の借地人」であることを忘れて、環境汚染や自然破壊に及んでいることを「姫始」という季語に込めて詠んでいるところがいい。
 

Tounès Thabet (Tunisia)

fête de noël
l'humanité en souffrance
〔Commentaire de Mitsunori Nagata〕
Noël est une fête célébrant la naissance du Christ et, en Occident, Noël est un jour de fête familiale où les familles et les proches se réunissent. Cependant, en raison de l'avancée militaire de la Russie et d'Israël, Noël, un jour où l'on souhaite la paix en famille et où l'on prie pour la paix dans le monde, ne peut pas être célébré honnêtement. C'est une représentation parfaite de la situation actuelle de "l'humanité qui souffre".
トゥネス タベ(チュニジア)

クリスマス人類苦しんでをりぬ 
〔永田満徳評〕
「クリスマス」はキリストの誕生を祝う祭りで、欧米ではクリスマスは家族や親戚が集まって過ごす家族の日である。しかし、ロシアやイスラエルの軍事進攻によって、家族平和を願い、世界平和を祈るクリスマスを素直に喜べない日が続いている。まさに現在の「人類苦しんでをりぬ」状況を見事に表現している。
 

barbara olmtak(Holland)

freedom of speech a great good
cough
〔Commented by Mitsunori Nagata〕
Freedom of speech is the shield and safety valve that protects democracy from all forms of autocracy. In recent years, a tide of stifling free speech has been sweeping the world. Are you coughing and trying to stop people from speaking out, or are you trying to be courageous and appealing? Either way, the seasonal word "cough" is used effectively in the occasion of speaking out.
バーバラ オルムタック(オランダ)

咳をして言論にある自由かな 
〔永田満徳評〕
「言論の自由」こそは民主主義をあらゆる独裁主義から守る盾であり、安全弁である。近年、言論の自由を封じる風潮が世界を覆いつつある。咳払いをして、人の発言を制止しようとしているのか、勇気をもって訴えようとしているのか。いずれにしても、発言する折の「咳」という季語が有効に使っている。

今月の季語(Kigo of this month) 
(Facebook「Haiku Column」より)
 
【 新年 しんねん shinnen / New Year / Nouvel An 】
Michele Pochiero (Italy) 

un anno nuovo -
si spengono le luci all'improvviso
ミケレ ポキエロ(イタリア)

新年や光突然和らぎて 

Tounès Thabet (Tunisia)

nouvel an
la colombe rêve de la paix
トゥネス タベ(チュニジア)

新年や鳩は平和を夢見たる 
 
【 年賀状 ねんがじょう nengajou / New year’s greeting card / carte de voeux du Nouvel An 】
Paul Callus(Malta)

late new year’s greeting card
delivered to neighbour by hand
ポール カルス(マルタ)

隣人へ手渡をする年賀状 

Ouechtati Faiza(Tunisia)

Carte de voeux-
l'empreinte de la main de mon petit-fils dit tout
ウエクタティ ファイザ (チュニジア)

年賀状孫の指紋がすべて語る 
 
【 初旅 はつたび hatsutabi / first travel / premier voyage 】
Florence Mühlebach(France)

premier voyage ~
cœur à cœur
first trip ~
heart to heart
フロランス ミュールバッハ(フランス)

初旅の心の旅となりにけり 

Nani Mariani(Australia)

first trip
i can't sleep
ナニ マリアニ(オーストラリア)

初旅のよく眠れずにをりにけり 
 
【 初暦 はつごよみ hatugoyomi / new calendar / calendrier nouveau】
Neni Rusliana(Indonesia)

new year
marks the calendar for my grandson's birthday
ネニ ルスリアニ(インドネシア)

初暦何より孫の誕生日 

Carmen Baschieri(Italy)

new calendar
on every page my little one
カルメン バシエリ(イタリア)

初暦どのページにも吾子の顔  
 
【 手袋 てぶくろ tebukuro / glove, mitten / gant, moufle 】
Barrie Levine(America)

lost glove . . .
he warms her hand in both of his
バリー レビン(アメリカ)

手袋を失くして君の手の温み

オルファ クチュク ブハディダ(チュニジア)

手袋や稚児はおしやぶり欲しがりて 
Olfa Kchouk Bouhadida(Tunisia)

moufle ~
le bébé réclame la sucette
 
【 焚火 たきび takibi / open-air fire / feu en plein air 】
Ana Irina(Romania)

open-air fire -
one more chilling tale
 
アナ イリナ(ルーマニア)

焚火して怖い話をもう一つ 

Angela Giordano(Italy)

open fire
share memories with old friends
fuoco all'aperto
condivido ricordi coi vecchi amici
アンジェラ ジオルダーノ(イタリア)

旧友と思ひ出分かつ焚火かな 
 
【 スキー すきー suki- / skiing / ski 】
Daniela Topîrcean((Romania))

aripi deschise -
sărind de la trambulină schiori temerari
open wings -
brave skiers jumping from the trampoline
ダニエラ・トピルシャン(ルーマニア)

羽広げジャンプ台よりスキーヤー 

Kim Olmtak Gomes (Holland)

on a ski adventure sledging from the winter slopes
キム オルムタック ゴメス(オランダ)

冒険のごとくスキーをする斜面 
 
【 蕪村忌 ぶそんき busonnki / Buson death anniversary / anniversaire de la mort de 】
Amel Ladhibi Bent Chadly(Tunisia)

l’anniversaire de la mort de Buson 
marcher sur  ses traces 
アメル ラドヒビ ベント チャディ(チュニジア)

蕪村忌やその足跡をたどりたる 

Zamzami Ismail(Indonesia)

bushon death anniversary
out-of-the-box thinking patterns
ザンザミ イスマイル(インドネシア)

蕪村忌や既成のものに捉はれず

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