【永田満徳(みつのり)】 日本俳句協会会長代行 俳人協会幹事 俳人協会熊本県支部長 「文学の森」ZOOM俳句教室講師

「火神」主宰 「俳句大学」学長 「Haïku Column」代表 「秋麗」同人 未来図賞/文學の森大賞/中村青史賞

〜Facebook「華文俳句社」Kabun Haiku 2020・7〜

2020年06月23日 23時37分00秒 | 「俳句界」華文俳句

俳句大学国際俳句学部よりお知らせ!

Facebook「華文俳句社」Kabun Haiku 2020・7〜

2020年『俳句界』7月号が発行されました。

◆華文圏に俳句の本質かつ型である「切れ」と「取り合わせ」を取り入れた二行俳句を提唱して行きます。

2018111日には、二行書きの華文俳句の合同句集『華文俳句選』が発行されました。

◆2020年『俳句界』3月号の特別レポートにおいて、「熊本大学」で行われたラウンドテーブル「華文俳句の可能性」の報告が8頁に渡って掲載されました。

◆どうぞご理解とご支援をお願いします。

 

俳句大學國際俳句學部的通知!

Facebook 「華文俳句社」Kabun Haiku  2020・7〜

2020年『俳句界』7月號已出版。

◆於華文圏提倡包含俳句的基礎「一個切」和「兩項對照組合」的二行俳句。

2018121日已出版華文俳句的合著,『華文俳句選』。

◆2020年『俳句界』3月號以八頁的篇幅特別報導了於「熊本大學」舉辦的「華文俳句の可能性」座談會。

◆請各位多多支持指教。


 華文俳句【俳句界】7月号

永田満徳選評・洪郁芬訳

洪郁芬

魚鱗雲

地球彷彿那方  

〔永田満徳評

作者的思緒悠悠飄向魚鱗雲覆蓋的那方(彼方)。那方的地球或許是個桃花源般,尚未經過人類掌控的一個全新世界。我相當欣賞此俳句嶄新的觀點。

 

洪郁芬

うろこ雲向うに地球あるやうな

〔永田満徳評〕

「うろこ雲」で覆われた空の「向う」(彼方)に思いを馳せているのである。もう一つの「地球」とはまだ人類が手に入れていない、桃源郷のような世界なのだろう。斬新な着想に心惹かれる。

 

 

胡同

樹蔭下伸長舌頭的長毛狗

三伏

〔永田満徳評論〕

連待在樹蔭都顯得炎熱,於是狗「伸長舌頭」。濃密垂下鬆毛的長毛狗,搭配夏季最炎熱的季語「三伏」,將三伏時期的情景描繪得既貼切又生動。

 

胡同

木陰で舌を出す尨犬

三伏

〔永田満徳評〕

「木陰」でさえも暑いために、犬も「舌を出す」ほどであるという。毛のふさふさと垂れた「尨犬(むくいぬ)」に、もっとも暑い頃の季語「三伏」を取合せて、「三伏」の頃の様子をよく表現している。

 

余境熹

溽暑

論文寫一行改一行

〔永田満徳評論〕

作者一行一行的推敲正在撰寫的論文。側面刻劃出他力求精準的人格特質。搭配季語「溽暑」,此俳句清楚地描繪作者對繁瑣的作業感到煩躁的心境。

 

余境熹

溽暑

論文を一行書いては変える

余境熹

〔永田満徳評〕

「論文」に手を入れるのに、「一行」ごとに推敲しているのである。正確を期そうとする論者の人柄が偲ばれる。「溽暑」という季語によって、煩瑣な作業にうんざりした気分がうまく詠み込まれている。

 



 

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〜俳句大学 Haiku Column 「今月の秀句」2020・7〜

2020年06月23日 23時15分49秒 | 「俳句界」今月の秀句
俳句大学国際俳句学部よりお知らせ!

 

〜俳句大学 Haiku Column 「今月の秀句」2020・7〜

 

◆俳句総合誌『俳句界』7月号が発行されました。

◆俳句大学 〔Haiku Column〕の「今月の秀句」から選句・選評した句を掲載しています。また、「俳句界」2019年1月号から毎月連載しています。

 向瀬美音氏は日本語訳の改善に着手している。五七五の17音の和訳は、HAIKUをただ端に日本の俳句の五七五の17音にしただけではなく、原句のHAIKUの真価を再現するものであり、国際俳句の定型化に一歩近づくための有効な手立てであることを強調しておきたい。

◆例えば、ある日本の国際俳句大会で「飢えた難民の/前に口元に差し出す/マイクロフォン一本」のような三行書きにしただけで散文的な国際俳句が大会大賞、或いはある国際俳句協会のコンクールで「古い振り子時計―/蜘蛛の巣だらけになっている/祖父のおとぎ話」のような切れがあっても三段切れで冗漫な国際俳句が特選を受賞しているように、三行書きの国際俳句が標準になっていることに危惧を覚えて、俳句の本質かつ型である「切れ」と「取り合わせ」を取り入れた二行俳句を提唱して行きます。

◆2017年7月にフランス語圏、イタリア語圏、英語圏の55人が参加する機関紙「HAIKU」を発行しました。12月20日発行の2号では91人が参加しました。また、5月31日発行の3号では96人が参加し、320ページを数えます。さらに、12月26日発行の4号では112人が参加し、500ページを数えます。そして5号では150人が参加して、550ページを越えて、8月1日に出版しました。また、2020年3月25日には「国際歳時記」の第1段として【春】を出版しました。

◆最近では華文二行俳句のコンテストを行い、華文圏に広がりを見せて、遂に、2018年11月1日にニ行俳句の合同句集『華文俳句選』が発行されました。

◆総合俳句雑誌「俳句界」2118年12月号(文學の森)の特集に「〔Haiku Column〕の取り組み」について」が3頁に渡って書いています。

◆『俳句界』2020年3月号の特別レポートにおいて、熊本大学で行われたラウンドテーブル「華文俳句の可能性」の報告が8頁に渡って掲載されました。

◆どうぞご理解ご支援をお願いします。

 

juillet aout de 「HAIKUKAI俳句界」!

〜Haikus du mois de Haiku Colum de Haiku Universite〜

◆Le juillet de aout de HAIKUKAI俳句界 vient d'etre publie.

◆il contient les meilleurs haikus du mois selectionnes par M. Nagata. 

◆Selon ce plan nous allons continuer a publier des haikus en deux lignes avec kire et toriawase.

 

The July issue of 「HAIKUKAI俳句界」!

〜Haiku Colum of Haiku University [Monthly best Haikus]〜

◆the July issue of HAIKUKAI俳句界 has just been published. 

◆It contains the best haikus of the month selected by M. Nagata. 

◆according to the plan, we will continue to publish 2 lines haikus with kire and toriawase.

 

【今月の秀句monthly excellent Haikus    

永田満徳選評・向瀬美音選訳

(Facebook「Haiku Column」より)


ジェラール マレシャル

夜の霞風にも翅のあるごとし 
〔永田満徳評〕
「霞」で覆われた闇の底に吹きぬける風。「風にも翅のある」という比喩がよく、「霞」であればこそ、「風」の音にも「翅」を羽ばたく音が聞こえると思う感覚の鋭さがいい。

Gerard Marechal

brouillard nocturne ...
le vent a des ailes
〔Commentaire de Mitsunori Nagata〕
Le vent qui souffle au fond des ténèbres couverts de brume. La métaphore selon laquelle «le vent a aussi des ailes» est bonne, et la netteté de l’impression que vous pouvez entendre le bruit des «ailes» dans le bruit du «vent» est bonne.



ミレラ ヂュマ

いつか来る別れ真珠のネックレス 
〔永田満徳評〕
「ネックレス」は恋人から贈られたものであろう。恋の絶頂の最中にちらと過る「別れ」の予感。誰しも経験する恋の微妙な心理がうまく表現している。

Mirela Duma

șirag de perle -
numărând zilele care ne mai despart
〔Commented by Mitsunori Nagata〕
The "necklace" may have been given by a lover. A feeling of "parting" that flickers during the height of love. The delicate psychology of love that everyone experiences is well expressed.



シルビー テロラス

封鎖解け深き孤独を感じをり 
〔永田満徳評〕
孤独感はコロナウイルス感染症対策のための都市封鎖が解禁された後の気持ちだろう。あたかも長いトンネルから抜け出たような空虚感がしっかりと詠み込まれている。

Sylvie Theraulaz

déconfinement -
la solitude plus profonde
〔Commentaire de Mitsunori Nagata〕
La solitude peut être ressentie après la levée du confinement contre l’infection à coronavirus. Le sentiment de vide comme si elle s'était échappé d'un long tunnel est bien exprimé.

 

【今月の季語(Kigo of this month)】        永田満徳選評・向瀬美音選訳

 (Facebook「Haiku Column」より)

 

【夏の朝 なつのあさ natsunoasa / summer morning / matin d’été】

キンベルー オルムタック

乗馬して砂浜をゆく夏の朝  
Kimberly Olmtak

summer morning
horseriding on the beach


フォズル エル ニュルカ

草の中歩けば濡れて夏の朝 
Fauzul El Nurca

walk in the wet grass
summer morning


【薫風 くんぷう kunpu / fresh wind / vent frais】

フォズル エル ニュルカ

コロナ禍より祖母の回復風薫る 
Fauzul el Fauzul El Nurca

fresh wind
recovery of a grandmother from covid19 threat


タンポポ 亜仁寿

嬰あやす若き母なり風薫る 
タンポポ 亜仁寿

balmy breeze
young mother breastfeeding her baby while humming


【父の日 ちちのひ chichinohi / father’s day / Fête des pères】

ミレラ ブライアン

父の日やパイプの匂ひまだ香り 
Mirela Brailean

father's day -
still present the smell of pipe tobacco


ラチルダ ジェルビ

父の日や肩の上から見る世界 
Rachida Jerbi

fête des pères -
du haut de ses épaules le tour du monde !


【薔薇 ばら bara / rose / rose, rosier】

ザザミ イスマイル

香りにはその記憶あり薔薇の園  
Zamzami Ismail

every perfume has its own memory
rose


ナッキー クリスティジーノ

赤き薔薇髪に挟みてフラメンコ 
Nuky Kristijno 

tapping feet
red rose tucked in the flamenco dancer's hair

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季語で一句⑦(『くまがわ春秋』6月号

2020年06月23日 00時24分00秒 | 月刊誌「くまがわ春秋」
俳句大学投句欄よりお知らせ!
 
〜季語で一句⑦〜
 
◆『くまがわ春秋』6月号が発行されました。
◆「俳句大学投句欄」で、毎週の週末に募集しているページからの転載です。
◆お求めは下記までご連絡下さい。
 (info@hitoyoshi.co.jp ☎0966-23-3759)
 
【くまがわ春秋】6月号
田植(たうえ《たうゑ》)  【夏―生活】
水稲の苗を水田に移植する作業。日本の稲作はほとんどが移植栽培のため田植は欠かせぬ作業である。田植は,まず水田を耕起したのち水を入れて代掻きを行い、田面を平らにしてから行う。地域によって差があるが、最近では五月初旬に行う地域が多い。田植の行事なども今に伝えられている。
【永田 満徳選】
顔に泥付けし園児の田植かな    野島正則
「田植」は日本人の原点となる農事である。掲句はその原点を経験させようとする体験学習の様子を詠んだもの。わざと「泥」をつけて、誇らしげに見せつけている子どもの仕草と取りたい。
 
 
夏の蝶(なつのちょう《なつのてふ》) 「夏-動物」
春先には、紋白蝶や紋黄蝶が先ず見られ、やがて大型の揚羽蝶をみることができ、夏になる。この夏に見られる蝶を「夏の蝶」と呼びます。夏の蝶のうち、特に揚羽蝶は、黄色地に黒の複雑な模様を持ち、大きく美しい。揚羽蝶の大ぶりな美しさは、夏の季節にふさわしく感じられる。翅の黒い黒揚羽もまた、夏に多く見られる。
【永田満徳選】
〔特選〕
仰ぎ見る空の高さや揚羽蝶    工藤雅典
※「揚羽蝶」は大柄な蝶で、風に煽られて、高く飛ぶ様は豪奢でさえある。掲句はその瞬間を詠んだものだが、揚羽蝶が飛んだ後の「空」に注目して、その「高さ」の奥の青さを詠んだところがいい。
 
 
新緑(しんりょく《しんりよく》)  「夏-植物」
【季語の説明】
初夏の頃の若葉のみずみずしい、鮮やかな緑をいう。緑豊かな若葉を宿した、その木立も含めて表す。日差しを乱反射してきらきらと光る新緑葉のそよぎは、さわやかな気候ともあいまって、目にしたものの気持ちを清々しくしてくれる。楓、銀杏、欅、楠、槐など、それぞれに異なる微妙な色合いが美しい。
【永田 満徳選】
新緑や古城の石に手を置きぬ  藤倉浩正
※「新緑」は気候のさわやかさと目に映る清々しさを表す季語である。掲句は「古城」と措辞といい、「石に手を置」く仕草といい、「新緑」をじっくり味わっている雰囲気がよく伝わってくる。
 
 
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第四回「二百十日」俳句大会

2020年06月22日 23時40分14秒 | 「二百十日」俳句大会

第四回「二百十日」俳句大会 投句募集要項

~ 夏目漱石顕彰・阿蘇復興イベントの一環 ~

 

【開催日】 令和二年八月二十九日(土) 

俳句大会受付午後一時半より          

 

   夏目漱石の短編小説『二百十日』の舞台は阿蘇です。

明治三十二年の夏、内牧に泊まり、阿蘇神社を参拝し、

阿蘇中岳登山を試みました。

・イベント開始 午後一時(阿蘇ジオパークガイド協会企画)

   ・俳句大会開始 午後時 終了予定 午後四時

     講話(四十分) 表彰・講評(六十分)

 

【会 場】 阿蘇ホテル 一番館

  熊本県阿蘇市内牧 九九 ☎ 0967-32-0008

 

【講 話】 緒方宏章 【 『二百十日』の旅 】

 

【募 集】 二句一組 何組でも可(用紙が不足の時はコピー願います)

・題 「阿蘇」または 雑詠

・未発表のもの(結社誌等掲載句は発表済みとする)

所定の投句用紙又はB5判二百字詰原稿用紙使用。                       

熊本県在住以外の投句及び大会出席を歓迎致します。

 

【投句料】 二句一組 千円(投句料のない投句は受付致しません)

郵便小為替 現金書留

 

【締 切】 令和二年八月五日(水)(当日消印有効)

 

【投句先】 〒869-2301 熊本県阿蘇市内牧475-10

            工藤浚三宛

「二百十日」俳句大会

 

 

          

【選 者】奥坂 まや 俳人協会幹事・俳誌「鷹」日光集同人

     五島 高資 日本俳句協会副会長・俳誌「俳句スクエア」代表

永田 満徳 俳人協会熊本県支部長・俳句大学学長

 

【表 彰】[大会大賞] 1句

[後援賞] 各1句

阿蘇市・阿蘇ジオパークガイド協会

熊本県俳句協会・俳人協会熊本県支部

熊本県現代俳句協会・月刊「俳句界」文學の森

[選者賞]

特選1句 秀逸4句、佳作10句

 

【懇親会】大会終了後 会費五千円(税別)※申込は投句と同時か当日可

会場 阿蘇ホテル ☎0967-32-0008

 

【後 援】阿蘇市・阿蘇ジオパークガイド協会

阿蘇市観光協会・阿蘇温泉観光旅館共同組合

熊本県俳句協会・俳人協会熊本県支部

熊本県現代俳句協会・月刊「俳句界」文學の森

くまもと漱石倶楽部・草枕ファン倶楽部

 

【主 催】「二百十日」俳句大会実行員会 

 

【投句上の注意】 

★楷書でお書き下さい。 ルビ・前書無しとします。

★盗作・類似作品・二重投句等は入賞を取り消します。

★投句後の作品変更・審査経過の問合せ等には応じません。

★投句料の領収証は発行しません。大会作品集を以って替えます。  

 

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Facebook「華文俳句社」Kabun Haiku 2020・6

2020年06月02日 17時15分00秒 | 「俳句界」華文俳句

俳句大学国際俳句学部よりお知らせ!

 

Facebook「華文俳句社」Kabun Haiku 2020・6〜

 

2020年『俳句界』6月号が発行されました。

◆華文圏に俳句の本質かつ型である「切れ」と「取り合わせ」を取り入れた二行俳句を提唱して行きます。

2018111日には、二行書きの華文俳句の合同句集『華文俳句選』が発行されました。

◆2020年『俳句界』3月号の特別レポートにおいて、「熊本大学」で行われたラウンドテーブル「華文俳句の可能性」の報告が8頁に渡って掲載されました。

◆どうぞご理解とご支援をお願いします。

 

俳句大學國際俳句學部的通知!

 

Facebook 「華文俳句社」Kabun Haiku  2020・6〜

 

2020年『俳句界』6月號已出版。

◆於華文圏提倡包含俳句的基礎「一個切」和「兩項對照組合」的二行俳句。

2018121日已出版華文俳句的合著,『華文俳句選』。

◆2020年『俳句界』3月號以八頁的篇幅特別報導了於「熊本大學」舉辦的「華文俳句の可能性」座談會。

◆請各位多多支持指教。

 

永田満徳選評洪郁芬訳
 
華文俳句【俳句界】6月号
郭至卿
跳出籬笆的貓
春意濃
〔永田満徳評論〕
作者對跳出籬吧的貓作單純的描寫。搭配季語「春意濃」,此兩項對照組合頗有芝不器男的俳句「永日和公雞跳出籬笆」的氛圍,描寫春天平淡恬靜的安穩。我很欣賞這首俳句。
 
 
郭至卿
柵を飛び出る猫
うらら
〔永田満徳評〕
「柵を飛び出る猫」だけの描写であるが、「うらら」という季語と響き合い、「永き日のにはとり柵を越えにけり 芝不器男」に似通う、春の日の穏やかな情緒を捉えていて、心惹かれる。
 
林國亮
二百萬人的遊行
手提電風扇
〔永田満徳評論〕
 
這首兩項對照組合的俳句以「兩百萬人」的具體數字描繪眾人蜂擁而來,搭配個人手上的潮流商品「手提電風扇」,作者勾勒了一幅屬於這個年代的遊行抗議場景。
 
 
林國亮
二百万人の抗議パレード
携帯扇風機
 
〔永田満徳評〕
「二百万人」という、人の数の多さと、「携帯扇風機」という、現代的な、はやりのツールとの取合せによって、現代の「抗議パレード」の一場面をうまく切り取っている。
雨靈
戶口名簿外的家人
幼貓
〔永田満徳評論〕
貓一次可生產許多小貓。作者眼前的大概是一群野貓吧?「戶口名簿外的家人」是很妙的措辭,形容自由自在的景況中略帶些許的哀愁。而這的確是野貓真實的景況。 
 
 
雨靈
戸籍謄本にない家族
子猫
〔永田満徳評〕
猫は一度に多くの「子猫」を生む。野良猫であろうか。「戸籍謄本にない」という措辞はうまい表現で、哀しくもあり、自由気ままでもある野良猫一家が詠み込まれている。


 
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