古伊万里江戸後期物の魅力

古伊万里江戸後期ものを中心としたブログです。
その日の気分で、俳句も作ってみようと思います。

志田焼 『色絵山水紋大皿』

2008年10月26日 19時47分10秒 | 志田焼
色絵の志田皿と思われます。

最初は、伊万里の色絵皿と思いましたが、どうも様子が違います。

赤の絵の具は、伊万里にしては、ややくすんだ茶色かかるオレンジ朱色で、伊万里にしては暗い発色です。





たぶん、パソコン画面では、色補正が入って鮮やかに見えますが、
本物は、やや海老茶を混ぜた暗いオレンジ色になり、幕末~明治の伊万里の明るい朱色とは、かなり違います。
あまり伊万里では見ない、発色です。




皿裏は、江戸後期の志田焼に多い笹模様になっています。





皿裏には、志田焼と思われるエンゴベー(白の化粧掛け)が施されているので、志田としましたが
いかがでしょうか。




  直径約30cm高さ約3cm

        時代は、幕末くらいではないでしょうか。