古伊万里江戸後期物万歳

古伊万里江戸後期ものの魅力。

明治染付け青磁額皿

2010年02月27日 14時36分50秒 | ベロ藍
だいぶ春めいてきましたね。
庭の蕗の薹もすっかりのびっきて来ました。

うぐいすの声も本日始めて、聴きましたよ。
俳句の季語では、『初音』などといいます。

これは、ひと目みておわかりのように、明治時代の青磁染付けです。
江戸期のもより、どことなく洋風な絵付けになっていますよね。
このあたりが、すきずきの判れるとこでしょうか?




コバルトの絵の具は、当然ベロ藍です。
青磁釉は、昔ながら有田で使われていた青磁釉と思われます。

松・竹・梅・鶯・牡丹などが、幕末~明治に流行った南画風絵付けで描かれています。
かなり勢いのある早いピッチの筆づかいですよね。




お皿の裏は、御存知のごとく、菊花と源氏香の図柄。
この源氏香は、本来は、5本の線で組み合わせを表現するそうですが、
ここでは、4本に省略されています。




この源氏香の形は、源氏香に『初音』という組み合わせがあり、その省略図と見るともできますが、
詳しいことは、わかりません。




  30cm×25cm   時代は、明治の初めの頃と思われます。


コメント (19)
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