正直いって、ちょっとがっかりしましたよね。
まあ、島を返す気は無いだろうとは、ほとんどの人の見方ですが、
はからずも、当たってしまいましたよね。
なんだか、2島先行返還論も、消えたかたち。
56年の合意文書の返還は、平和条約締結ののちであり、
引き渡す時期も、主権がどこにあるのかも、書かれてないなんて、
なんだか、屁理屈みたい。
こんかい経済協力の覚書の交換だけが、先行して、
いわゆる、食い逃げ論の危険性も出てきた。
しかしながら、・・・
『日本が、北方4島における経済活動において、ロシアの法律ではない
特別な枠組みのものと、経済活動を行うことができる』
という、クサビを打ち込むことに、日本政府は、成功していますよね。
そして共同会見中両首脳とも、4島がどこの国に帰属するか、最後まで一言もいわなかった。
この、いわなかった、事の意味は、以外に大きいかも。。。
これは、よくよく考えれば、
事実上、
四島には、日本側にも主権がありますよ。とロシア側が認めたことを意味しますよね。
ただ、商法は、ともかく警察権力の枠組みの交渉は、難しい道のりだろうと
安部総理も、言っていますね。
警察権力は、主権の根幹に関わることなので、
容易には、譲らないだろうと、言うことでしょう。
ロシアが日本側と、商売でもめた場合、商法で不利とロシア側が踏んだら、
ロシアの警察権力で、商社マンをしょっぴく、なんてことが起きるかもしれない。
別件逮捕で捕まえて、嫌がらせで交渉する交渉術です。
これは、だれでも、思いつくでしょう。
いずれにせよ、これからの専門家や事務方の交渉にかかわってくるでしょうが、
いまのロシア人のものの考え方では、かなり、大変な作業になりそうな気がします。