古伊万里江戸後期物万歳

古伊万里江戸後期ものの魅力。

日露首脳会談のなぞ

2016年12月17日 13時36分35秒 | 日々好日
正直いって、ちょっとがっかりしましたよね。

まあ、島を返す気は無いだろうとは、ほとんどの人の見方ですが、
はからずも、当たってしまいましたよね。

なんだか、2島先行返還論も、消えたかたち。
56年の合意文書の返還は、平和条約締結ののちであり、
引き渡す時期も、主権がどこにあるのかも、書かれてないなんて、
なんだか、屁理屈みたい。
こんかい経済協力の覚書の交換だけが、先行して、
いわゆる、食い逃げ論の危険性も出てきた。

 しかしながら、・・・
『日本が、北方4島における経済活動において、ロシアの法律ではない
特別な枠組みのものと、経済活動を行うことができる』
という、クサビを打ち込むことに、日本政府は、成功していますよね。
 そして共同会見中両首脳とも、4島がどこの国に帰属するか、最後まで一言もいわなかった。
この、いわなかった、事の意味は、以外に大きいかも。。。

  これは、よくよく考えれば、

事実上
四島には、日本側にも主権がありますよ。とロシア側が認めたことを意味ますよね。
ただ、商法は、ともかく警察権力の枠組みの交渉は、難しい道のりだろうと
安部総理も、言っていますね。
警察権力は、主権の根幹に関わることなので、
容易には、譲らないだろうと、言うことでしょう。

ロシアが日本側と、商売でもめた場合、商法で不利とロシア側が踏んだら、
ロシアの警察権力で、商社マンをしょっぴく、なんてことが起きるかもしれない。
別件逮捕で捕まえて、嫌がらせで交渉する交渉術です。
これは、だれでも、思いつくでしょう。

いずれにせよ、これからの専門家や事務方の交渉にかかわってくるでしょうが、
いまのロシア人のものの考え方では、かなり、大変な作業になりそうな気がします。



コメント (13)
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