古伊万里江戸後期物の魅力

古伊万里江戸後期ものを中心としたブログです。
その日の気分で、俳句も作ってみようと思います。

日足捻花紋輪花皿

2008年08月10日 21時58分10秒 | 古伊万里=染付中皿
古陶磁を集め初めて思う事は、やきものは、
良し悪しよりも、すきずきではないかと思うようになりました。

古伊万里が好きで、集めていますが、古伊万里の秀品とて完全な調和美という物はすくなく
どちらかというと、民芸品のたぐいとして、わりっきって集めています。

時代やある特定の有名窯の違いは、作風の違いであって、
作品の優劣とは直接関係ないような気がします。

ただ、その時代やその窯が秀品を数多く産出したことも事実ですが、
すべてが秀品とは限らず、あまたの平凡な作品も数多く含まれているような気がするからです。





この作品は、手持ちのものですが、
柴田コレクションに、『日足捻花紋輪花皿』と命名されて出ていました。
全体をみると、大和民族の美意識とは少しおもむきが、異なります。
清朝磁器の影響をかなり受けたデザインではないかと、私は思っています。





日足紋(ひあしもん)とは、まんなかの放射状に伸びた太陽のことです。
現代でも、こどもに太陽を描かせると必ずと言っていいくらい、放射状の線を描きますよね。






時代は、柴コレによると、1820~1860年とありますから、
文政~安政期となりますが、わたしは、まんなかの天保くらいではないかと思っています。




直径約28cm高さ約3,8cm



ネットで思わぬ誤解をうける?

2008年08月06日 21時10分45秒 | みやまつりが日記

ブログなどの書き込みで思わぬ誤解をうける、ってことありませんか?

ネットでブログの書き込みを何年かやっていると、ごくまれに思わぬ誤解を受けてしまうことがあります。

よかれと思って、書いたつもりが言葉足らずのせいか、悪い意味に解釈されてしまうことがあります。

ここのブログでは、そういう経験はほとんどありませんが、

親切のつもりで書いたものが、イヤミや悪意で書いたと誤解されてしまうことがあります。

なかなか、難しものですね、ネット上の文章だけのやり取りって・・表情が伝わりづらいので・・

だから、顔文字が生まれたそうですが、それでも不十分でしょう。



ただ、ぼくは、わざわざ自分のブログや日記に書き込んで下さった人は、すべて善意と解釈しています。

事実、善意に間違えないとおもいます。

わざわざ、他人のブログや日記に書き込みをするのは、その人や記事に感心があるからです。

感心のない人や記事には、わざわざ書き込みは、しないものです。

書き込みと言うもの(特定の商用コマーシャル以外除く)は、実にありがたいものとは、思いませんか?




犬紋十六弁菊花青磁大皿

2008年08月02日 19時46分38秒 | 古伊万里=染付皿青磁
毎日暑い日が続きますが、涼しい話題って、あんまりないものですね。

暑いので、あまり奥から出すのは、難儀なので、
いくらか涼しく見えそうな、手元にある伊万里をUPしてみました。(笑)






古伊万里では、たまに犬のチンをデザインにするものを見かけます。
これは、たぶん犬の後姿だと思います。
犬って、あんがい縁起のよいアイテムなのかもしれません。
猫より文様として見かけますよね。





  
まんなかが、十六弁の菊花紋、天皇家の紋章と一緒です。
どうして、このお皿に付いているのは、不明です。

宮家や門跡寺院などの特注品にしては、すこし地味ですよね。






皿の裏は、おそらく梅をデザインしたものでしょうか。

   直径約30cm高さ3,5cm

      時代は、江戸後期のころ。