古伊万里江戸後期物万歳

古伊万里江戸後期ものの魅力。

灰さじ・茶道具

2010年08月16日 13時34分29秒 | その他の古陶磁
マウスがとうとう壊れてしまいました。
以前のは、ボール式で約7年間もちましたが、光学式で1年と2ヶ月でアウト。
こんどのも中国製光学式ですが、値段の魅力に負けて1、200円で購入。
最初は、てこずりましたが、マットを選らんでみると・・
意外に調子よく、マウスを替えるとことでパソコンが快適になることを知りました。
 
これは、茶道の炉でつかう、灰さじというものです。

金属製が多いようですが、白磁色絵は非常に珍しいものです。

さじの本体は、磁器で出来ておりますが、柄の部分は木製のようです。

竹のように加工してありますが、普通の木製です。

残暑とはいえ、まだ炉を開くには、きびしい暑さの毎日です。
まだ、炉を開くには、ちょっと早いでしょうね。(笑)
 
時代は、ハッキリとは確信もてませんが、江戸中期後半~
江戸後期の初めころと思われます。
宝暦~天明期くらいはあるでしょうか?
 長さ21位センチくらい


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金魚紋の鉢

2010年08月07日 11時10分33秒 | 古伊万里=鉢もの
ネットニュースを見ていましたら、
東京オリンピック以来、
初の一世帯あたりの自動車所有台数が減少したとでていました。
とくに南関東の減少率が高いとしています。
時代の大きな転換点が来ているような感じですよね。

けっこう人気のある金魚紋の鉢です。

描かれている金魚が実にユニークで、かわいいものです。
↓これは、へちゃむくれ顔の愛嬌のある金魚。

↓これは、真面目そうな金魚ですよね。

↓これは、ちょっとおしゃまな感じの金魚。

これらの金魚は、いまは実在しないそうです。
「大阪らんちゅう」という種類の金魚だといいます。
通称マルコといいます。
残念ながら、太平洋戦争をきっかけに絶滅してしまったそうです。

特徴としては、背びれが無く、らんちゅうのような瘤がない。
江戸時代に生まれ、大阪地方で盛んに飼育されましが、
大正・昭和初期に瘤のあるランチュウの流行と愛玩者の激減と
戦争のどさくさのダブルパンチで、全滅。
現在は熱心なファンが大阪らんちゅうの復元を試み、
ある程度成功してますが、
戦前の品種の血を引き継いでいるわけではないそうです。

                                最大直径21cm・高さ約10cm
                                                 江戸時代後期のころ


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陽刻・猫の皿

2010年08月01日 10時37分38秒 | 明治伊万里色絵
きょうから、夏本番のいよいよ八月ですね。
 
八月一日を、八朔(はっさく)と言います。
あの、柑橘類のはっさくと同じ字を書きます。
旧暦の八月一日には、もう、収穫できて食べられるという意味らしいですが、
実際の収穫時期は、12~1月付近らしく、意味が不明らしいです。
 
八朔やかっと陽のさす人の顔・・・・・・・・・・みやまつり
 
これは、わたしの拙句ですが、
ただ単に、八月一日の日差しが人の顔に当たったという意味の句です。(笑)
 
 
これは、明治時代の輸出用のお皿です。
江戸期のなごりをかなり残した造りになっており、明治も始めころと思われます。
 

 
国内用では、見込みの猫がドンといたのでは、売れなかったのでしょうか?
真ん中に陽刻で、猫が鎮座しております。
 
ちょっと、造りがあまり丁寧でないところが気になりますが、時代のしっかりした珍しいものです。
 

 
かなり愛されたらしく、金彩などは、ほどんど剥げ落ちております。
 

 
明治の始めころ   最大直径約30cmほど。


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