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『永遠の0』その25

2015年08月22日 | O60→70(オーバー70歳)
【410ページ】
「最初の桜花の攻撃は20年の3月に行われたのですが、18機の一式陸攻に15機の桜花を積んで出撃して、全機が敵戦闘機に堕とされました。この時の、神雷部隊の指揮官である野中五郎少佐はこな作戦は無謀だとして徹底して反対しましたが、宇垣纏長官は作戦を強行しました。野中少佐は、出撃にあたっては零戦の援護機を70機つけてくれと言ったにもかかわらず、実際につけられたのは30機でした。野中少佐は生き延びることの困難な作戦に部下だけを行かせるのに忍びなく、自らが指揮官となって出撃されたのです」
〔ken〕あまりにも悲しい事実ですね。

【413ページ】
「---B17はドイツ空軍の激しい迎撃にあい、毎回40パーセント以上の未帰還機を出したのです。4度の出撃を生き延びた搭乗員はいなかったと言われています。それでもアメリカ軍はヒトラーとナチスを倒すために、昼間爆撃をやめませんでした。そしてアメリカ軍の兵士たちもまた勇敢にドイツの空に突入しました。B17の搭乗員の戦死者は5,000人を超えているのです。この数は実は神風特攻隊の戦死者4,000人を上回るものです」
〔ken〕なるほど、第二次世界大戦の全体像のなかで、日本を見る観点は大事だと再認識しました。
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