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『希望の資本論』その11

2017年03月03日 | O60→70(オーバー70歳)
【99~100ページ】
佐藤 いずれにしても、安倍政権が狙っているのは何かというと、『資本論』に書いてある通りのもので、システムを維持するために、女性をどう使えるかということなんですね。その結果、いま表れているのは、女性の星みたいにもてはやされている人は「名誉男性」というような扱いになるということです。~。
外務省にキャリアとして入った女性でも、メチャクチャになってしまった人がいます。例えばアルコール依存症です。それが原因で途中退職し、亡くなってしまった。しかし、外務省ではその人のことはすっかり忘れ去られてしまいました。

【102~103ページ】
池上 それから、マルクスも書いていますが、労働力の再生産の費用をどんどん引き下げようといういまの資本の運動があって、そもそも社会的な再生産費自体を下げる働きがある。それこそ吉野家の牛丼で。

佐藤 100円ショップで。

池上 あるいは日高屋のラーメンとか、服はユニクロでと。とりあえず、そういうものを着たり食べたりすることによって、相当安く生活できるようになりました。だからその分、企業は賃金は上げなくてもいいんだよ、ということになる。正規労働者に比べてはるかに給与水準が低い非正規労働者でも、ギリギリ生活できる程度までに、社会的な生活費がこのところずっと引き下げられてきたんだろうと思います。これはマルクスが指摘した通りのことが起きていると思うんですよ。

[ken] 政府がすすめている「一億総活躍社会」とか、「働き方改革」とかについて、私は当初から何か胡散臭い気がしていました。本書が発行された時点では、まだ電通女子社員問題が起きていませんでした。大企業ですらそうですから、とても根の深い課題ですし、政府が「旗を振れど踊らず」という結果が見えてしまうのは、私だけでしょうか。また、102~103ページについては、本投稿「その6」で紹介した「15円の玉うどん」のとおり、「労働力の再生産の費用」がどんどん低下しても暮らしていける、もしくは暮らしていかざるを得ない環境が述べられています。現代美術のアーティストである村上隆さんも『想像力なき日本』の中で、労働現場における「劣化する労働力」の現状を詳しく述べていました。(つづく)
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横浜のリッチモンドホテルにて!

2017年03月03日 | たばこの気持ち
▶︎関内駅からちょっと歩くけど、リッチモンドホテルの1階にタイ料理店(チャンパー横浜馬車道)があります。店内の奥が喫煙ルームになっており、タイ様式の内装で落ち着いた雰囲気です。
▶︎また、おお手洗いはホテルのトイレを使い、ホテルの喫煙ルームもあったので、一服させていただきました。とても清潔感にあふれた喫煙ルームでしたよ。
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