昨日は県議会自然エネルギー促進議員連盟の視察移動日を利用して政務調査活動で福岡県へ。
福井県は県立図書館内に文学館をつくることを計画しています。
そこで、北九州市の文学館、すぐそばにある松本清張記念館、福岡市文学館の3ヶ所を訪問しました。
北九州市立文学館は、図書館に併設しており、以前は別用途だったものをそのまま2階建の立派な文学館として活用しています。
ゆかりのある松本清張、杉田久女、森鷗外、火野葦平、林芙美子ら22名を紹介しています。ちょうど開催されていた企画展は「働き、書いた 北九州の職場雑誌展」を開催中でした。製鉄や国鉄、電機などの職場で発行された雑誌が大量に展示され、文化文学活動の旺盛さを実感できるものです。
また、現在も各分野の地域文学雑誌が発行されており、伝統が脈々と受け継がれています。
名誉館長の佐木隆三氏も八幡の労働者として書いていたのです。
そのすぐ近所にある松本清張記念館は、文字通り生涯に1000篇の作品を書いたといわれる清張の記念館。館長は清張の編集者であり、伴走者でもある藤井さん。地下1階、地上2階で、松本清張の自宅書斎・書庫などをそのまま移転し、生前の清張がそこで仕事をしているかのような雰囲気をあじわえます。また、清張の全仕事を展示しており、壮大なスケールです。
ちょうど企画展では映画と清張を特集、シアターでは「日本の黒い霧」を上映しており、どちらも見ごたえ満点でした。
作家個人の記念館はその作家の人気だけに左右されます。最近もある方の記念館閉館のニュースが流れていました。
平日にもかかわらず、つぎつぎと来館者が。「清張山脈」にひきつけられている人の「山脈」の反映でしょう。
福岡市文学館は、総合図書館館と赤煉瓦文化館の2館です。赤煉瓦文化館は東京駅を設計した辰野金吾の手になるすばらしいものです。
もちろん、当時からの文学館だったのではなく商社ビルだったものを現在は行政が活用しているとのことです。
通常展示は、1室のみで故郷の文学作品や旺盛な郷土の文学雑誌が展示されています。
今回の3ヶ所だけの訪問で結論めいたことは言えませんが、思ったことのひとつは現在も旺盛な文学活動や作品鑑賞活動・勉強会が土台となるなあ、ということです。作品や「ゆかりの品」を集めただけでは「県民の文学館」とはなりえないでしょう。
県内の文学関係者からの旺盛な議論も期待したいものです。
福井県は県立図書館内に文学館をつくることを計画しています。
そこで、北九州市の文学館、すぐそばにある松本清張記念館、福岡市文学館の3ヶ所を訪問しました。
北九州市立文学館は、図書館に併設しており、以前は別用途だったものをそのまま2階建の立派な文学館として活用しています。
ゆかりのある松本清張、杉田久女、森鷗外、火野葦平、林芙美子ら22名を紹介しています。ちょうど開催されていた企画展は「働き、書いた 北九州の職場雑誌展」を開催中でした。製鉄や国鉄、電機などの職場で発行された雑誌が大量に展示され、文化文学活動の旺盛さを実感できるものです。
また、現在も各分野の地域文学雑誌が発行されており、伝統が脈々と受け継がれています。
名誉館長の佐木隆三氏も八幡の労働者として書いていたのです。
そのすぐ近所にある松本清張記念館は、文字通り生涯に1000篇の作品を書いたといわれる清張の記念館。館長は清張の編集者であり、伴走者でもある藤井さん。地下1階、地上2階で、松本清張の自宅書斎・書庫などをそのまま移転し、生前の清張がそこで仕事をしているかのような雰囲気をあじわえます。また、清張の全仕事を展示しており、壮大なスケールです。
ちょうど企画展では映画と清張を特集、シアターでは「日本の黒い霧」を上映しており、どちらも見ごたえ満点でした。
作家個人の記念館はその作家の人気だけに左右されます。最近もある方の記念館閉館のニュースが流れていました。
平日にもかかわらず、つぎつぎと来館者が。「清張山脈」にひきつけられている人の「山脈」の反映でしょう。
福岡市文学館は、総合図書館館と赤煉瓦文化館の2館です。赤煉瓦文化館は東京駅を設計した辰野金吾の手になるすばらしいものです。
もちろん、当時からの文学館だったのではなく商社ビルだったものを現在は行政が活用しているとのことです。
通常展示は、1室のみで故郷の文学作品や旺盛な郷土の文学雑誌が展示されています。
今回の3ヶ所だけの訪問で結論めいたことは言えませんが、思ったことのひとつは現在も旺盛な文学活動や作品鑑賞活動・勉強会が土台となるなあ、ということです。作品や「ゆかりの品」を集めただけでは「県民の文学館」とはなりえないでしょう。
県内の文学関係者からの旺盛な議論も期待したいものです。