前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

高浜原発3号機、6日に再稼働。福島原発事故の風化を許さない

2017年05月31日 | 福井県政
高浜原発3号機が6月6日に再稼働する予定、と発表されました。
福島原発事故はなかったかのように原発再稼働していく姿、しかもより危険なプルトニウム利用のプルサーマルで。

福井県民はこれまでもこれからも危険な原発推進の見直し、原発ゼロもとめてがんばります‼️

6日正午から福井県庁、関西電力前での抗議アピールをおこないます。
再稼働反対‼️福島原発事故を忘れるな‼️
ぜひお集まりください。







奥島福井市議会議長に新幹線開業後の特急存続を陳情

2017年05月30日 | 福井県政
昨日は、新幹線福井延伸と在来線を考える会が福井市議会の奥島議長に新幹線敦賀開業後の在来線特急の存続を陳情しました。会の橋川事務局長、県労連の平澤議長、年金者組合の山野委員長、民医連の錦織氏、私が参加しました。西村きみ子、鈴木正樹両市議が同席しました。
敦賀開業で利便性が低下しないようにぜひ、福井市議会でも国に要請していただきたいと思います。


元福井県議会議員 渡辺三郎さんを偲ぶ会を開催しました。

2017年05月29日 | 福井県政
  元福井県議・福井市議で党県副委員長をつとめられた渡辺三郎さんが亡くなり2か月余り。
昨日は福井市内で「渡辺三郎さんを偲ぶ会」が開催されました。

 渡辺さんとともに福井市議を務められた藤本貞子さんはじめ、西村きみ子市議、西村高治元市議、谷口文治元市議、鈴木正樹市議はじめ、県内各地から議員が参加しました。チヱ子夫人らご遺族も参加されました。

 会は西村きみ子市議が司会をつとめ、私が偲ぶ会実行委員会を代表して挨拶、南党県委員長、嵐山元県委員長、元山元県委員長、藤本貞子元市議が追悼の言葉を述べ、渡辺さんの活動と業績を偲びました。
 第二部では、活動のスライド上映やスピーチ、稲木信夫さん作詞の詩や渡辺さんの随筆の朗読などがつづき、最後に献花をおこないました。
チヱ子夫人から謝辞が述べられました。

 BGMでは渡辺さんの好きだったクラシックの曲が。
 安倍政権の共謀罪強行、憲法改憲を許さず、平和の時代をつないでいきたいと決意を新たにしました。






挨拶する藤本貞子元福井市議  渡辺さんとともに福井市議団でした。その後、京都市議に。



吉田一夫元県議



司会の西村市議


使用済み核燃料の乾式貯蔵を原発推進の手段にしてはならない。関電のクルージング格安ツアーの狙いは?

2017年05月28日 | 福井県政
今日の毎日新聞一面。西川知事が反対している使用済み核燃料をプールから出して県内に乾式貯蔵とすることを高浜町長が推進姿勢。
理由は、使用済み燃料プールが満杯となり原発が停止せざるをえなくなることを防ぎ、原発稼働を推進するため。また、新たな原発マネーにも期待。
 廃炉作業の推進のためにも、乾式貯蔵を原発推進の手段にしてはなりません。


福井市内の新聞には関西電力主催でランチとクルージングとセットで高浜原発、大飯原発をめぐる格安ツアーのチラシも。知事が求める原発理解活動の一環だろうが、ひらたく言えば買収でしょう。政治家がやれば公選法違反となるが、原発企業は堂々と。
こんな姑息なことで県民買収はできないことを思い知らさなければなりません。




藤野衆議院議員、井上参議院議員を迎えて街頭演説会。福井市9条の会憲法カフェ

2017年05月28日 | Weblog
昨日は藤野衆議院議員、井上参議院議員を迎えての安倍内閣打倒、共謀罪廃案に‼️憲法守ろう‼️と街頭演説会。
ピースふくいの屋敷代表、かねもと1区、さるはし2区候補も訴えました。
私は司会でした。
国民を監視する共謀罪は参議院で廃案に‼️チカラをあわせましょう。

 今日も夕方4時からハピリン前で共謀罪反対かかげ野党と市民のスタンディングがおこなわれます。ぜひ、ご参加ください。







 街頭演説会につづき、福井市9条の会憲法カフェ。喫茶店いっぱいの参加者。
共謀罪をテーマに海道弁護士のお話し、3人の弁護士さんのグループに分かれて白熱討論。

 最後は音楽9条の会のみなさんのリードでうたごえ。ブラボー‼️のかけ声もかかりました。9条の会入会者も増えて、安倍政権の9条改憲許さない、の声の広がりを感じます。






 夜は地域訪問てくてく活動。共謀罪、加計問題など異常な安倍政権に県民の批判の高まり、日本共産党への期待を感じます。がんばります。力をあわせましょう!

福井市・三秀プール跡地にみんなが集える場を求める会が1400名の署名を市に提出

2017年05月27日 | 福井県政
昨日は福井市へ「三秀プール跡地の活用に関する要望」に西村市議、鈴木市議とともに参加しました。三秀プール跡地にみんなが集える場を求める会(事務局)山岡剛氏が1400名を超える署名とともに村西スポーツ課長に手渡しました。

 要望として、
1、三秀プールの跡地は、福井市民や地域住民の意見を十分に聞いたうえで活用すること
2、三秀プール跡地には、これまで三秀ウールが水泳や水遊びの施設として市民に親しまれ、水泳や心身の鍛錬に利用されてきた歴史を踏まえて、引き続き乳幼児から高齢者まで気軽に使えるプールを付属させること

 を要望しています。

 市側は「プールはつくらないと決めている。跡地利用については空き地にするわけにはいかないが、足羽川・足羽山を背景にいかせることを考えているが未定だ」との回答です。

 中途半端な観光施設のようなものをつくっても安定して観光客がくるわけではありません。また市民も何度も訪れたくなる施設でなくては意味がないでしょう。

 その点では、付近に商店街もない地域での中途半端な観光誘客という側面よりも、子どももお年寄りも楽しめる年中にぎわうプールも併設した施設というのは街中居住推進にとってもプラスになるのではなにか、と思いますが・・・・・。



 

共謀罪反対、ピースふくいの行動。原発事故、同時多発なら

2017年05月26日 | 福井県政
昨日は、午前中はかねもと候補と宣伝行動、夕方はハピリン前でのピースふくい主催の共謀罪反対スタンディングでした。
スタンディングには野党代表のスピーチとともに連合福井の山岸会長、横山事務局長も参加し山岸会長が共謀罪廃案に‼️とスピーチしました。共産党は私が、民進は山本代表、社民は森永幹事長が訴えました。




共産党の宣伝行動では大飯原発も規制審査に合格したことにより、もし大地震などにより高浜原発と同時多発的に事故となれば対応や住民避難ができない、訓練すらされていない問題を福井新聞、県民福井も紹介しながら訴えました。
福島原発事故の教訓を無視する近接原発の相次ぐ再稼働はおこなうべきではありません。





来年度からの国保県単位化で社保協が県に要請活動

2017年05月25日 | 福井県政
 福井県社会保障推進協議会は24日、福井県議会議事堂で「国保の県単位化についての要請」を福井県に対しておこないました。山野寿一代表委員、佐々木紀明民医連事務局長とともに日本共産党からは金元幸枝衆院福井1区候補、私のほか県内各地から市町会議員が参加しました。県側は船木麻央長寿福祉課長らが応対しました。
 要請は来年度からはじまる国保の県単位化について、「納付金・標準保険料率等の試算内容について公表すること」、「国保会計への法定外繰り入れについて自治体の裁量とすること」「国保運営方針に地域住民の意見を十分反映させること」などを求めています。
 船木課長は「暫定の試算はしているが、国からの公費の計算方法が未定のため、8月ごろにはきちんとした試算をおこないたい」と答えました。参加者から「各自治体がそれぞれの暫定試算をしめすのはかまわないか」と質問したのに対しては、「市町の判断です」と答えました。
 法定外繰り入れについては「法的に禁止されてはいない。国の指針では一定期間のうちに解消する、としており市町と協議中」と回答しました。参加者からは「保険税がこれ以上上昇すれば、さらに払えない県民が増え、社会保障に逆行する。国いいなりではなく、県民の方を向いた行政を」との意見が相次ぎました。
 また、運営協議会で市民団体の意見聴取をおこなうなど最大限県民の意見の反映をはかることを求めました。


 


■国保の県単位化についての要請書

県民の生活と福祉向上のために、日頃からのご尽力に敬意を表します。国民健康保険は2018年4月から「財政運営の責任を負う主体は都道府県」としつつ、「運営に関する業務は都道府県と市町村が適切に役割分担を行う」都道府県単位化に移行されます。
国民健康保険は社会保障制度として、国民皆保険制度の根幹をなす制度であり、新たな制度のもとでの保険税や国保運営等について、被保険者、住民は大きな関心を寄せています。 
県においては、現在、市町とも協議しながらさまざまな準備を進めておられることと思います。現時点においての検討状況について、ご説明いただき、県社会保障推進協議会として、下記について要請するものです。懇談の上、ご回答をよろしくお願いします。


           記

【検討状況・内容のご説明について】
1. 納付金・標準保険料率等の試算内容について明らかにして下さい。
当面の6月県議会、市町議会では計算値が公表され、住民の声が反映される議会審議を保障してください。そのためにはできればこの場で資料を提供いただくか6月冒頭から議会がはじまる自治体もあるため、今月中には公表してください。

2.県国民健康保険運営方針について内容、進行状況について明らかにして下さい


【要請事項】
1.保険税について
(1)標準保険税率の算定は「応能負担」を原則にして下さい。

(2)市町独自で行っている「国保会計への法定外繰り入れ」について、今まで通りに、自治体の裁量とすること。
(3)市町の保険税の減免制度を設けることを認めるとともに、ペナルティを課
さないようにして下さい。

(4)子どもに係る保険税(均等割)額の軽減、出産手当金の創設など、子育て世
帯の負担を軽減するための措置を講ずるよう国に要請して下さい。

(5)「払える保険税」にするために、国庫負担の増額を国へ要請して下さい。

(6)県から市町にしめされる納付金が、現在の市町の保険税率で納付できない場合には一般会計からの繰り入れを認めることになりますか、ご教示ください。

(7)県単位化後も市町会計に赤字が残る場合は、一定期間、一般会計から繰り入れをおこない解消をめざすことで良いのか、ご教示ください。


2.国保運営方針について
(1)「都道府県国民健康保険運営方針」、いわゆるガイドラインは「技術的助言」であり法的拘束力はもたず、市町の自立性が優先されることを明記し、市町をはじめ、地域住民の意見を十分に反映させた内容にして下さい。

(2)被保険者、地域住民の意見を聴取し、反映させるために、素案の段階でも被保険者・地域住民への説明会などを実施してください。

(3)都道府県単位化後の県からの「保険給付費交付金」について、「医療費適正化に努力したかどうか」で交付・削減されることのないようにして下さい。


3.国保運営協議会について
(1)会議は公開し、希望者は傍聴できるようにして下さい。

(2)配付資料、会議録は、県のホームページに掲載するなど、誰でも閲覧できるようにして下さい。


共謀罪は参議院で廃案に!治安維持法犠牲者調査の村井さんの活動が毎日新聞に

2017年05月24日 | Weblog
 共謀罪の衆院での強行に抗議!

 参議院で廃案に!

 内心を処罰し、普通の市民も監視される。憲法違反の共謀罪を国民のチカラで廃案に追い込みましょう。今日の赤旗です。共謀罪を廃案に追い込むために役立つ赤旗をぜひ、お読みください。福井の方は0776273800まで。

 福井でのかつての治安維持法の被害調査を続けている村井さんが先日の毎日新聞福井版で大きく紹介されました。
あの時代の悲劇を知ることが共謀罪の将来をみることになります。あやまちを繰り返してはなりませんね。




共謀罪、衆議院で安倍政権・維新による強行に抗議する。参議院で廃案に!

2017年05月24日 | Weblog
 共謀罪が衆議院で安倍政権、維新によって強行された。
かねもと候補とともに抗議の街頭宣伝をおこないました。
 内心の自由、プライバシーを踏みにじる共謀罪をかならず参議院で廃案に追い込むためにがんばりましょう!




国会報告する藤野衆議院議員






■共同・・・「共謀罪」法案が衆院通過 与党、採決を強行

 犯罪を計画段階で処罰する「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案は23日の衆院本会議で、自民、公明両党と日本維新の会などの賛成多数で可決され、衆院を通過した。与党は民進党などの反対を押し切り採決を強行。今国会中の成立を期し、6月18日までの会期を延長することも検討する。野党4党は「内心の自由が脅かされ権力が肥大化する」(蓮舫民進党代表)懸念があるとして、廃案を目指し徹底抗戦する。

 参院送付を踏まえて自民、民進の参院国対委員長が会談。自民側は24日の参院審議入りを提案したが、民進側が拒否、同日の審議入りは見送られた。

高浜原発プルサーマル、共謀罪について考える

2017年05月23日 | 福井県政
昨日は午前、午後、夜と打ち合わせ会議の連続でした。
高浜原発4号機が発電をはじめました。あらたに危険なプルサーマル発電の拡大です。
あまり話題になりませんが、プルサーマルの燃料は従来の燃料よりも県にはいる税金は9倍とも言われます。
発電力はそう変わらないのに税金は9倍。
危険との取り引きの拡大です。

今日の県民福井には、高浜の財政のあり方に元町職員からも懸念の声が上がっていることを紹介しています。




国会では共謀罪の衆院本会議での強行が狙われています。
法相はじめボロボロ答弁。

法律は、国民一人ひとりの命、自由、財産を左右するのです。
安倍政権、自民、公明、維新は、この重みを軽く見ているのでしょう。

そして国民が政府をしばる憲法は骨抜きがすすめられ、政権に都合のよい改憲議論が跋扈しています。

国民の自覚と取り組みなかりせば、時の政府に命、自由、財産が奪われる時代は昔話でも、異次元の話しでもないのです。日本国憲法はそのことも警告し続けています。

土曜日は憲法カフェ。いい機会です。




湊地区体育大会、共謀罪反対宣伝と集会、地域訪問活動

2017年05月22日 | Weblog
昨日は地元の第60回体育大会、共謀罪反対の宣伝行動、集会、地域訪問活動などがつづきました。
30度という暑い日となりましたが、参加者は力いっぱいの取り組みでした。
引き続き頑張ります‼︎


体育大会ではあついプレー






福井市中央公園で180名が参加し共謀罪反対集会。訴える金元衆院一区候補




地域訪問活動。支援者宅の さくらんぼをいただきました。美味‼️



新潟県で改憲阻止、日本共産党躍進を‼️ 北信越ブロック集会

2017年05月21日 | Weblog
昨日は福井県からバスでかねもと衆院一区、猿橋2区候補先頭に新潟県で開催された日本共産党北信越ブロックの集会に参加しました。
藤野衆議院議員の共謀罪めぐる国会報告、西沢比例候補の決意、各県からの報告。
共謀罪・改憲阻止へ、総選挙勝利を、の熱気でした。





共謀罪許さない宣伝。議会運営委員会。原子力規制庁に要請。再稼働反対金曜行動

2017年05月20日 | 福井県政
 昨日はあわただしい日でした。
朝は福井駅頭で共謀罪許さない!と憲法共同センターの宣伝行動に参加しました。衆院法務委員会では自民・公明に維新までが加わり強行がおこなわれましたが、本会議での可決を許さないたたかいです。
 21日午後2時から 福井市中央公園で共謀罪を廃案に追い込み、基本的人権、自由と民主主義を守る県民集会が開催されます。ふたたび国民の人権が抑圧され、監視社会とならないためにご家族、友人こぞってご参加ください。




 午前中は県議会の各派代表者会議、議会運営委員会でした。
6月県議会は6月20日から7月11日までの会期と決まりました。請願陳情の締め切りは開会日です。

 午後は、県庁ロビーで断食中の中嶌哲演住職の敦賀市での原子力規制庁要請に住民団体や若狭の皆さんとともに同席しました。
歴史津波の問題などを30分ちかく諄々と説いたのには驚きました。
 敦賀の事務所では西村統括調整官らが応対。中嶌住職の問題提起や参加者からの質疑に丁寧に応対していただきました。
要望などは本庁に届けられます。
 中嶌住職の断食はこの交渉を区切りとして終了していただくことを交渉後の打ち合わせで参加者から要請。中嶌住職もつぎのたたかいに備える決意を述べました。


 福井へ戻り県庁・関電前の再稼働反対金曜行動に参加しました。引き続き頑張りましょう!





高浜原発再稼働に抗議。明通寺の中嶌哲演住職が関電本社前に続き、福井県庁ロビーで抗議の断食。

2017年05月19日 | 福井県政
昨日は憲法共同センターや原発問題住民運動連絡会の会議などがつづきました。共謀罪許さないたたかいもさらにつよめます。

 水曜日まで3日間、大阪の関電本社前で再稼働に抗議の断食を続けられた明通寺の中嶌哲演住職。
昨日は福井県庁ロビーで断食を継続されるとお聞きし、金元書記長、山本敦賀市議らとともに激励に。
のつもりが中嶌住職からいかに無謀な再稼働か、たっぷりお話し。諦めたらダメ、とこちらが激励されました。

 再稼働はされましたが、新たな気持ち再稼働をつづけさせないたたかいです。





■赤旗・・・主張  高浜原発再稼働  住民の不安は置き去りなのか

 関西電力が、高浜原発4号機(福井県高浜町)の再稼働を強行しました。高浜3、4号機は昨年3月に大津地裁の運転差し止めの仮処分決定によって停止していましたが、3月に大阪高裁が取り消しました。それに基づく再稼働です。関西電力は3号機も6月上旬に再稼働させる構えです。

 大阪高裁決定は、原子力規制委員会の新規制基準を正当化し、これに適合していれば安全という、新たな「安全神話」を追認したものです。地震や津波の想定や安全対策、避難計画などへの不安は払しょくされていません。住民置き去りの再稼働は中止すべきです。


避難の対象人口は18万人

 高浜原発は、原発が集中する福井県に立地しています。避難計画の策定が義務付けられている30キロ圏内には京都府や滋賀県も含まれ、避難の対象になる人口は約18万人にものぼります。関西の水がめの琵琶湖も近く、ひとたび事故が起きれば甚大な被害が出る恐れがあります。福井県と高浜町だけという「地元同意」で再稼働を可能にすることは、極めて問題です。

 3、4号機は、ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を使う「プルサーマル」発電で、制御が難しいといわれます。運転開始から30年を超え経年劣化も心配されています。

 東京電力福島第1原発事故の後に停止していた高浜3、4号機は2015年の福井地裁で再稼働を認めない仮処分が出ました。それが取り消され、いったん再稼働しましたが16年、大津地裁の判断で3号機は再び停止させられました(4号機は再稼働した際、3日後のトラブルで停止中)。両地裁は新規制基準について「緩やかにすぎ、これに適合しても本件原発の安全性は確保されない」(福井地裁)、「(新規制基準などが)直ちに公共の安寧となると考えることをためらわざるを得ない」(大津地裁)と根本的な疑問を突きつけました。両地裁の決定をなかったかのように再稼働を進める国と電力会社の姿勢は無責任です。

 昨年8月、高浜原発の事故を想定した広域避難訓練では、荒天のため船舶の運用を中止するなど住民がまともに避難できないことが浮き彫りになりました。

 1月には工事用の大型クレーンが倒れ、高浜2号機の燃料取り扱い建屋などを損傷する事故が起きたように関西電力の安全軽視の姿勢も重大です。

 安倍晋三政権の下で、九州電力の川内1、2号機、四国電力の伊方3号機が再稼働してきました。今回の高浜3、4号機に続き、夏以降、九電の玄海原発や関電の大飯原発の再稼働も狙われています。東京電力福島第1原発事故にまったく無反省な姿勢です。


この夏も電気は足りる

 安倍政権は、原発を「重要なベースロード電源」と位置付けますが、原発を稼働させなくても電気は足りています。経済産業省は4月、この夏も昨年夏と同様、関西エリアも含め、全国で節電要請を見送ることを発表しました。再稼働を推進する政策に何の道理もありません。

 再稼働ノーの世論も多数のままです。3月の世論調査でも、再稼働反対が55%と賛成26%を大きく上回りました。安倍政権は国民を危険にさらす原発再稼働の推進をやめるべきです。