昨日は、地域訪問、生活保護関係での要請と勉強会などでした。
鈴木しょうじゅ福井市議から、「生活保護申請者の受診を福井県立病院が断っているのではないか」との連絡があり、きゅうきょ県庁の地域医療課で姉崎総括主任らにお話をうかがいました。
生活保護では、申請日から保護が適用され、医療扶助をうけられることになります。病院側に「未収金」が生じるリスクが低いのに、なぜ、「医療費は全額負担してください」などと事実上受診拒否がおこるのか、疑問です。
姉崎氏らは、「病院としては未収金対策はあるが、県民のための公立病院であり受診拒否はしない」と答えました。わたしたちは、調査と改善を求めました。
生活保護の申請から決定までは、半月から1ヶ月ほどかかる実態であり、その間、必要な医療がうけられないことは「事故」にもつながりかねません。
夜は、福井市フェニックスプラザで生活保護支援法律家ネットの学習会に参加しました。森川清・首都圏ネット事務局長の講演のほか、北陸3県、東海ネット、近畿ネットからの活動報告がおこなわれました。森川弁護士の話では、福井市とのリアルなやりとりの録音も紹介され、生活保護で人間の生活をまもる、という法律家の執念を感じました。また、別の報告では、坂井市の対応が紹介され、市職員が「静岡の司法書士に相談しているのなら、静岡に行ったらどうだ」と述べて、申請を拒否した事例も報告されました。福井県内から県内の相談窓口にアクセスできず、首都圏の法律家をたよっている実態に胸が痛みました。
日本共産党としても、県内の法律家のみなさんと協力し、さらに活動をつよめていかなくては、と思います。
★
毎日新聞・・・・・太古解析:恐竜博物館の研究者たち 貝化石で地球の謎解く /福井
◇発掘現場管理を担当--主任研究員・野田芳和さん
「ドドドドドド」。重機が岩を砕くごう音が、静かな山あいに響く勝山市北谷町杉山の発掘調査現場。県立恐竜博物館の主任研究員、野田芳和さんは「現場は暑いけど、何か(化石が)出るかと思うと楽しいですね」と声を弾ませた。
今年度の調査では、現場作業の管理を引き受けている。重機で掘削する「前線」で、恐竜などの化石が出ないかを確認したり、アルバイトの大学生たちの弁当を調達するなど、縁の下の力持ちのような地味な仕事も。「研究者は皆そうだが、建物の中でじっとしているより、山にいる方が生き生きとするものです」と険しい顔を崩す。
地質学が専門で、自称「地質屋さん」。研究テーマは貝化石だ。「大陸が動いたり、日本列島が大陸から離れて日本海が形成された“証拠”として出てくるのが貝化石です。貝化石は、地球の謎を解く一つの道具だと思っています」
勝山の恐竜発掘現場では、淡水に生息していた貝化石が次々と発見された。同種の貝の組み合わせは中国、韓国、ラオスなどでも見つかっている。
「太古の勝山の環境は、例えば中国のどこの環境と類似していたのか。あるいは独自のものなのか。今後明らかにしたいと思っています」
広島県出身。地球科学への興味から東北大へ進んだ。指導教官に「北海道の築別炭田の地質調査」などの課題を与えられ、寒い地域の岩礁で栄える二枚貝「ムラサキイガイ」などを調べるうちに、貝化石が専門になった。大学での研究生生活はアルバイトをしながら18年続いたが、恐竜博物館から声がかかり、37歳で初めて就職した。
最近では、タイで同館が実施した発掘調査が印象に残っている。重機が使えない地質のため、大きなハンマーを使って岩を割り進める方式で調査は進んだ。現場からは恐竜の骨化石が次々と見つかる一方、植物や貝化石は「何で? と思うくらい出てこなかった」という。数少ない貝化石をみても、淡水に生息するものと、海水に生息するカキが混ざって出土したことも。野田さんは「触発されるものがたくさんある。やらなあかんことは多いです」と意欲を語っている。【安藤大介】
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◆休日の過ごし方は?
物を集めるのが趣味。コンビニなどで目に付いた食玩(菓子のおまけ)を買って集めています。切手やコインを集めた時期も。捨てられません。整理しないので、嫁さんに怒られています。・・・・・・・・・・
★
こういう研究者たちの「底力」で恐竜博物館、恐竜学はささえられているのだと思いました。県議時代になんどか恐竜博物館のことを取り上げたことがあります。県幹部は、「恐竜博物館は自民党から共産党まで質問してくるな」などと語っていたそうです。当初はなかった恐竜ポスターも私が議会で作製を提案したこともありました。その後、つくられました。いまでも私の事務所に貼られています。
パフォーマンスでなく、地道な探求と、博物館の魅力的な企画。ブームに終わらない、息のながいチャレンジを期待したいと思います。
鈴木しょうじゅ福井市議から、「生活保護申請者の受診を福井県立病院が断っているのではないか」との連絡があり、きゅうきょ県庁の地域医療課で姉崎総括主任らにお話をうかがいました。
生活保護では、申請日から保護が適用され、医療扶助をうけられることになります。病院側に「未収金」が生じるリスクが低いのに、なぜ、「医療費は全額負担してください」などと事実上受診拒否がおこるのか、疑問です。
姉崎氏らは、「病院としては未収金対策はあるが、県民のための公立病院であり受診拒否はしない」と答えました。わたしたちは、調査と改善を求めました。
生活保護の申請から決定までは、半月から1ヶ月ほどかかる実態であり、その間、必要な医療がうけられないことは「事故」にもつながりかねません。
夜は、福井市フェニックスプラザで生活保護支援法律家ネットの学習会に参加しました。森川清・首都圏ネット事務局長の講演のほか、北陸3県、東海ネット、近畿ネットからの活動報告がおこなわれました。森川弁護士の話では、福井市とのリアルなやりとりの録音も紹介され、生活保護で人間の生活をまもる、という法律家の執念を感じました。また、別の報告では、坂井市の対応が紹介され、市職員が「静岡の司法書士に相談しているのなら、静岡に行ったらどうだ」と述べて、申請を拒否した事例も報告されました。福井県内から県内の相談窓口にアクセスできず、首都圏の法律家をたよっている実態に胸が痛みました。
日本共産党としても、県内の法律家のみなさんと協力し、さらに活動をつよめていかなくては、と思います。
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毎日新聞・・・・・太古解析:恐竜博物館の研究者たち 貝化石で地球の謎解く /福井
◇発掘現場管理を担当--主任研究員・野田芳和さん
「ドドドドドド」。重機が岩を砕くごう音が、静かな山あいに響く勝山市北谷町杉山の発掘調査現場。県立恐竜博物館の主任研究員、野田芳和さんは「現場は暑いけど、何か(化石が)出るかと思うと楽しいですね」と声を弾ませた。
今年度の調査では、現場作業の管理を引き受けている。重機で掘削する「前線」で、恐竜などの化石が出ないかを確認したり、アルバイトの大学生たちの弁当を調達するなど、縁の下の力持ちのような地味な仕事も。「研究者は皆そうだが、建物の中でじっとしているより、山にいる方が生き生きとするものです」と険しい顔を崩す。
地質学が専門で、自称「地質屋さん」。研究テーマは貝化石だ。「大陸が動いたり、日本列島が大陸から離れて日本海が形成された“証拠”として出てくるのが貝化石です。貝化石は、地球の謎を解く一つの道具だと思っています」
勝山の恐竜発掘現場では、淡水に生息していた貝化石が次々と発見された。同種の貝の組み合わせは中国、韓国、ラオスなどでも見つかっている。
「太古の勝山の環境は、例えば中国のどこの環境と類似していたのか。あるいは独自のものなのか。今後明らかにしたいと思っています」
広島県出身。地球科学への興味から東北大へ進んだ。指導教官に「北海道の築別炭田の地質調査」などの課題を与えられ、寒い地域の岩礁で栄える二枚貝「ムラサキイガイ」などを調べるうちに、貝化石が専門になった。大学での研究生生活はアルバイトをしながら18年続いたが、恐竜博物館から声がかかり、37歳で初めて就職した。
最近では、タイで同館が実施した発掘調査が印象に残っている。重機が使えない地質のため、大きなハンマーを使って岩を割り進める方式で調査は進んだ。現場からは恐竜の骨化石が次々と見つかる一方、植物や貝化石は「何で? と思うくらい出てこなかった」という。数少ない貝化石をみても、淡水に生息するものと、海水に生息するカキが混ざって出土したことも。野田さんは「触発されるものがたくさんある。やらなあかんことは多いです」と意欲を語っている。【安藤大介】
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◆休日の過ごし方は?
物を集めるのが趣味。コンビニなどで目に付いた食玩(菓子のおまけ)を買って集めています。切手やコインを集めた時期も。捨てられません。整理しないので、嫁さんに怒られています。・・・・・・・・・・
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こういう研究者たちの「底力」で恐竜博物館、恐竜学はささえられているのだと思いました。県議時代になんどか恐竜博物館のことを取り上げたことがあります。県幹部は、「恐竜博物館は自民党から共産党まで質問してくるな」などと語っていたそうです。当初はなかった恐竜ポスターも私が議会で作製を提案したこともありました。その後、つくられました。いまでも私の事務所に貼られています。
パフォーマンスでなく、地道な探求と、博物館の魅力的な企画。ブームに終わらない、息のながいチャレンジを期待したいと思います。