前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

2月福井県議会日程決まる。福井の原発事故を想定した放射性物質拡散予測図

2014年01月31日 | Weblog
 昨日は福井県議会議会運営委員会、広報委員会が開催されました。
2月定例会日程や、新しい常任委員会、特別委員会の会派割り当てなどがおこなわれました。

 会期は2月26日~3月19日まで。
 2月26日  開会本会議  知事の提案理由説明
  28日  代表質問

 3月4,5日 一般質問(私も質問予定)

  7,10日  各常任委員会審査
   11日   原子力発電・防災対策特別委員会
   12日   新幹線・地域鉄道調査特別委員会
  13,14日  予算特別委員会(私も質問予定)

   19日   本会議 閉会日


 県民のみなさんの県議会への請願・陳情の締切日は開会日です。
ご意見・ご要望はお気軽にお寄せください。mmasao.sato@gmail.com




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 滋賀県が福井県の原発事故を想定した放射性物質拡散予測図が情報公開されました。
あらためて再稼働へ走る安倍政権と福井県の認識が問われます。
 今日は原発再稼働反対!原発ゼロへ!金曜行動です。福井県庁・関電前に集まりましょう!




■朝日・・・・福井県内での原発事故を想定し、滋賀県が独自に作成した放射性物質の拡散予測図について、県はこれまで非公開としてきた福井県を含む他県の予測図を県内の男性からの情報公開請求に基づき開示した。非開示とした当初の決定を不服とした大津市の男性(44)の申し立てに対し、県情報公開審査会が昨年12月、「県外の拡散予測図も公開すべきだ」と答申したことを受けた対応。

 男性は28日に県庁で記者会見を開き、「市民の安全に関わる情報は公開されるべきで、今後は隠されることのないよう望む」と述べた。

 県独自のシミュレーションでは、東京電力福島第一原発級の事故が関西電力美浜、大飯原発で起きた場合に、放射性ヨウ素がどのように拡散するかを予測。屋外に8時間、屋内に16時間いたとして、呼吸による甲状腺被曝(ひばく)の等価線量の積算値を計算している。

 今回公開されたのは、福井県を含む7府県にまたがる予測図。若狭湾を中心に福井県の南半分に放射性ヨウ素が拡散し、美浜原発の想定では美浜町と敦賀市の一部で、大飯原発では小浜市とおおい町の一部で、それぞれ避難が必要な500ミリシーベルト以上になった。屋内退避が必要とされる100ミリシーベルト以上500ミリシーベルト未満の範囲も各原発から30キロ圏内の大部分に広がった。・・・・・・・






 外国特派員協会レセプションでは福井のお酒でしょうか・・・・・

インフルエンザにご用心!大飯原発再稼働へ、動きが急。国民の6割が反対する再稼働は許されません

2014年01月30日 | Weblog
 NHKニュースでも「インフルエンザの患者が県内でも急速に増えています。県は今後、大きな流行が起きる恐れが高いとして、「注意報」を出して予防策の徹底を呼びかけています。
県によりますと、今月26日までの1週間に県内32の医療機関から報告されたインフルエンザの患者は、ひとつの医療機関あたり21.19人で、前の週の2倍以上に増加しました」と報道されています。
 私のちかくでも、何人かがインフルエンザ患者に。お互い、気をつけてがんばりましょう。


 ニュースでは「大飯原発の審査は建物や設備の耐震性を確認する終盤の作業に入り、ほかの原発より早く終わる可能性があります」などと報道されています。
 昨日の代表質問でも、志位委員長は「即時原発ゼロを政治決断し、再生可能エネルギーの普及と低エネルギー社会への転換こそ、国民の命・安全に責任を負う政府が選択すべき道だ」と強調しました。安倍総理は「徹底的な安全審査をおこない、合格した原発は再稼働を判断する」と答弁。
 安倍政権のなかで、再稼働第一号となりかねないのが大飯原発です。

 しかし、県の原子力安全専門委員会でも対策に疑問がだされ、今後、規制委員会が「合格」をだせば、県の委員会の場で直接説明を求め、審査されることになります。当然、福井県議会の場でも徹底した審議がなされなくてはなりません。

 なにより、国民の6割が反対している再稼働を強行するなら、安倍政権の基盤が秘密保護法強行につづいて、大きく掘り崩されることになるでしょう。
 明日は金曜日。夕方から福井県庁・関西電力前での再稼働反対の県民のデモ行進やアピール行動がおこなわれます。多くのみなさんの参加で、再稼働反対の声をあげましょう!
 

■NHK・・・・関電 大飯原発の地震規模見直しへ
1月30日 4時36分


  福井県の大飯原子力発電所を巡って、関西電力は、運転再開の前提となる国の安全審査で重視されている地震の規模について見直し、データを示しました。
原子力規制委員会から「さらに分析が必要だ」といった指摘が出ましたが、今後「妥当」と評価されると、大飯原発の審査はほかの原発より早く終わる可能性があります。

 原子力規制委員会の安全審査を巡っては9つの原発が申請していますが、重視されている項目の1つで、「基準地震動」と呼ばれる地震の規模を「妥当」と評価された原発はありません。
関西電力は、大飯原発3号機4号機の「基準地震動」について、規制委員会からの求めに応じ、揺れの強さを示す加速度を東日本大震災前の700ガルから759ガルに見直し、29日の会合で根拠となる地下や断層のデータを示しました。

 規制委員会からは、「さらに地盤の分析が必要だ」、「地下の構造をもっと説明してほしい」といった指摘が出て、関西電力は再検討することになりました。
規制委員会が、今後、「基準地震動」を「妥当」と評価すると、大飯原発の審査は建物や設備の耐震性を確認する終盤の作業に入り、ほかの原発より早く終わる可能性があります。
また九州電力も、佐賀県の玄海原発3号機4号機の「基準地震動」について、震災前の540ガルのほかに、585ガルのケースも加えましたが、規制委員会はさらに検討を求めました。
原子力規制委員会の田中俊一委員長は、記者会見で、「『基準地震動』が決まらなければ施設などの安全の評価ができないので、非常に重要だと認識している」と述べ、「基準地震動」が安全審査の重要なポイントになるという考えを示しました。
一方で田中委員長は「『審査がいつまで』と申し上げられる状況にはない」と述べ、去年7月から続く大飯原発を含む6原発の安全審査の終了時期や、運転再開の見通しについては、明言しませんでした。・・・・・

福井県議会の改革の方向は?たとえば、議長、副議長の任期、選出

2014年01月29日 | Weblog
  昨日は、新幹線問題の会合、共産党の事務所建設めざす会議、地域訪問などでした。

  ところで、県議会議長と副議長を自民党会派が独占し、しかもほぼ1年交代でまわしていくのが福井県議会でも当たり前になっている。
最近では私以外の「対立候補」の立候補もない。
 わたしは副議長は国会のように第二会派からだしたらいいと思うし、議会の「チェック機能」発揮のためには1年交代でないほうがいいと思っている。
 同僚議員のなかには「共産党が対立するのは当たり前」と思っている方もおられるようだが、議長は公平な議会運営、民主的な議会運営に責任を果たすべきで、私は「自民党だから対立」しているわけではない。
  議長、副議長を自民党で独占し、監査委員などから共産党を排除している非民主的な議会運営を問題視しているのが「対立」している理由だ。
 だから参議院などでも自民党の山崎議長に共産党も賛成してるんですよ、と話すと一様に驚かれる。

 青森県でもおなじような事情があるようで地元紙が26日付でとりあげている。

 記事のなかで、青森公立大の天野巡一教授は「議会と県執行部は車の両輪だ。議長が短期で簡単に辞めてしまえば、自然と首長が主導権を握ることになる。議会と執行部のなれ合いにもつながりかねず、1年~1年半の交代は県民のためにならない」と指摘しているが、福井県でも強大な西川知事の「権力」に議会がチェック機能を果たすためには、1年交代を自民党会派内でくりかえす「習慣」の改革も求められているのではないだろうか。

 議会基本条例の制定とともに、議会が実質的に公平民主的な議会となって、県民に責任を果たすようにがんばりたい。

 
■河北新報・・・・青森県議会、議長が1年交代 私物化か 独自ルールに批判
  青森県議会の議長席。毎年のように座る人が変わる

 青森県議会で、議長が就任1年ほどで交代する独自ルールが定着している。地方自治法が定める議長の任期は4年。東北の他の県議会はおおむね2年交代が慣例だ。最大会派自民党の幹部は「議員としてスキルアップになるので、経験者の多い方が、より県民に尽くせる」と説明するが、他会派は「議長職の私物化だ」と批判している。(青森総局・狭間優作)

 「一身上の都合で議長を辞任したいとの報告がありました」。県議会定例会最終日の昨年12月9日。2012年6月に議長に就任した西谷洌氏(自民)の辞意を担当者が報告した。
 他会派からは「なぜ辞めるのか、理由を説明するべきだ」との声が上がったが、明確な理由は示されることなく、新議長には自民党から阿部広悦氏が選出された。
 議長が就任1年ほどで交代するのは、青森県議会で10年以上続いてきた慣例だという。
 10年3月に議長に就任した長尾忠行氏は1年余り、後任の高樋憲氏も11年5月~12年6月の1年余り、そして西谷氏が約1年半務めた。いずれも自民党所属の議員だ。
 民主党の渋谷哲一議員は「元議長という肩書がほしいだけとしか思えない。議長職の重みがなくなる」と批判する。共産党の諏訪益一議員は「青森県は、核燃料サイクルや環太平洋連携協定(TPP)などの難局に直面している。簡単に議長が交代しては、県議会が県民への説明責任を果たせない」と話す。
 自民党のある県議は「法律とはいえ、任期4年は長すぎる」と任期途中での辞任に理解を求める。ただ「短期交代はあくまで慣例。県民の批判が強まれば、変更する必要性が出てくるかもしれない」と語った。
 今後も1年~1年半での交代は続くのかどうか。新議長に就任した阿部氏は「地方自治法は、議長の辞職は議会が許可すると記している。(他県と同じように)2年やれば、それでいいというのもおかしい。続けるか続けないかは、議員が決めることだ」と話すにとどまる。
 青森公立大の天野巡一教授(地方自治論)は「議会と県執行部は車の両輪だ。議長が短期で簡単に辞めてしまえば、自然と首長が主導権を握ることになる。議会と執行部のなれ合いにもつながりかねず、1年~1年半の交代は県民のためにならない」と指摘している。・・・・

元福井市議会議員、藤本貞子さん執筆「谷善と呼ばれた人」。赤旗の「まんまる団地」

2014年01月28日 | Weblog
昨日は55歳の誕生日、ということでGOGO街頭宣伝で金元書記長らと訴えました。
朝はけっこう冷え込み、寒かったですね。いっそう、消費税増税や原発再稼働などへの怒りで体を熱くしてしゃべりました。激励ありがとうございました。
 それにしても、雪はなくおだやかな冬ですねえ。まだ1月ですからわかりませんが・・・。しかし、除雪車の出動がほとんどない、となると、除雪費を「あて」にしていた業者のみなさんの経営にも影響がでるのではないでしょうか。除雪機械の維持費用はコンスタントにかかるが、収入がない、では大変です。

 町内会や議会での用事、マスコミの取材、共産党の会議とつづきました。
 取材では、三国高校の同級生ということで自民党の中井議員とともに「どんな高校時代でしたか」という取材がありました。
 別のマスコミからは原発めぐる取材でした。


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「谷善と呼ばれた人」(新日本出版社、税別1800円)が出版されました。
谷口善太郎。「没後40年。労働運動家・文学者・政治家として」、明治32年石川県の貧農に生まれ、京都の清水焼の労働者となり労働組合を組織。小説・映画脚本を書き、勝新太郎主演で映画化されたものも。
 日本共産党の衆議院議員として活躍。中小企業庁長官をつとめた蜷川虎三さんを口説いて、京都府知事に押し出した人。

 その生涯には、軍国主義のもとで息子さんが学校で「特攻隊に志願しなかったために」連日の「リンチ」を教官からうけ、それがもとで亡くなる、という苦劇も。

      柿一つそなえて吾子をしのびけり


 この本には元福井市議会議員の藤本貞子さん(その後、京都市会議員)も「政治家」の章を執筆されています。
貴重な松本清張さんの選挙応援の写真も掲載。藤本さんご自身が、福井市議選に立候補した際に、当時党の国会議員団長だった谷善さんが選挙カーから応援演説した時の模様もえがかれています。
 また、福井大学の先生だった藤本文朗滋賀大学名誉教授も執筆されています。

 この本とは直接関係はありませんが、西村きみ子市議の選挙の際に、藤本貞子京都市議(当時)が応援にこられたこともありました。

 この本は、最寄の書店にご注文いただければ取り寄せることができますし、お知り合いの共産党議員や事務所にご注文いただくことも歓迎です。 
 




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 赤旗でおなじみの4こま漫画・オダシゲさんの「まんまる団地」。1975年2月27日から連載がはじまり、明日29日で13616回となり、毎日で連載されていた加藤芳郎さんの「まっぴら君」を抜いて、新聞最長となるという。

 私の共産党入党が1977年。当時、先輩の女子学生党員が「まんまる団地は面白い」としきりにセールスしていたことを思い出します。
 ちばてつやさんも「私のとても好きな作品です。世知辛い世の中でほっと温もりを感じさせてくれます。あるレベルを保って40年近くも続けてこられたことは素晴らしい」と称賛しています。



 以前、東京で開催された赤旗まつりで「まんまる団地」の小さな額を買いました。赤旗まつりは3日間あるのですが、それまではいつも売り切れで買えなかった。人気が高いのです。
その時は、初日に会場に着くと、真っ先に販売会場へ行き、たしか3000円ぐらいだったと思いますが、買えたのです。
 しんぶん赤旗にも「執念だ」?ということで、記事を掲載していただきました。宝物で大事に飾ってあります。
 オダシゲさんには、ますますご健康で、「サザエさん」とならぶお茶の間マンガとして愛されていっていただきたいと思いますね。




寒風のなか、街頭宣伝・地域訪問活動。憲法記念日講演会、講師は植松健一・立命館大学法学部教授に。

2014年01月27日 | Weblog
昨日は終日、宣伝行動や訪問対話活動でした。先日のあたたかさから急降下の寒い日となりましたが、にぎやかにのぼりをたてて、議会報告チラシを配布し、開会した国会・安倍政権がすすめる大増税や原発再稼働問題などを訴えました。激励ありがとうございました!

 今朝のしんぶん赤旗14面には「検証 原発避難計画 大飯・高浜」が掲載されています。私のコメントも。ぜひお読みください。1部120円。福井の方のお申し込みは0776-27-3800まで。

 福井新聞1面でも報道されています。世論調査でも、安倍政権の方向に多くの国民が反対とか?? ですね

■原発再稼働反対が60%    共同通信世論調査

 共同通信社が25、26両日に実施した全国電話世論調査によると、原発の再稼働に反対するとの回答は60・2%に上り、賛成の31・6%のほぼ倍だった。安倍晋三首相は原子力規制委員会の安全性確認を前提に、再稼働を進める構えだが、否定的な意見が根強い現状が鮮明となったことで難しい判断を迫られそうだ。
  安倍政権の経済政策「アベノミクス」で景気が良くなったと実感している人は24・5%で実感していないは73・0%だった。

 憲法解釈の見直しによる集団的自衛権の行使容認に反対すると答えたのは53・8%を占め、賛成の37・1%を上回った。(共同通信)

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 昨日開催された9条の会の福井県交流会の内容がとどきました。
以下のような内容で県内各地の9条の会代表者で相談された、とのことです。
 わたしも、「9条の会ふくい」「福井市9条の会」に関わっていますので成功のためにがんばります。

 安倍政権の暴走、集団的自衛権行使、憲法改憲、戦争する国づくりを許さない運動へ、大きなご支援ご協力を心からお願いいたします。


1 5月3日憲法記念日講演会(午後から福井駅東口アオッサの予定)の講師が決まりました。

  植松健一・立命館大学法学部教授

   1971年9月生まれ

   名古屋大学大学院を経て,2002年島根大学法文学部

   島根大学9条の会呼びかけ人

   2012年 立命館大学着任

   専門はドイツワイマール期の憲法史,地方自治,平和的生存権,治安法制の憲法学的分析

 主著・クローズアップ憲法(法律文化社),現代国家における安全(日本評論社)

   

2 新聞への意見広告

  9条、集団的自衛権について5月末か6月上旬に掲載めざして取り組む。

原発事故対応ロボットの展示会。前福島県双葉町長の講演会。「原発から得た以上のものを失った」

2014年01月26日 | Weblog
 昨日は午前中は敦賀市で開催中の災害対応ロボットの展示会を視察、午後は福島原発地元の双葉町で町長をつとめておられた井戸川さんの講演会、夜は会議でした。

 災害ロボット展示は県内外の企業、大学などから40ぐらいのロボットが展示されていました。福島原発で活用されているものも展示され、実際に動作が紹介されていました。
 私も「汚染されたロボットはどうなるのか」と質問。担当者は「回収され、処分される」とのことで、今後、事故処理には大量の数のロボットの投入が必要になるのではないか、と思いました。
 人間が入ることができない高濃度汚染の福島原発事故の現場ではロボットは欠かせません。
 福井大学、福井工大をはじめ、東京、京都、新潟などからも大学生などが参加していました。
これから大規模な「廃炉・解体の時代」を原発は迎えます。時代のニーズにあった研究者の育成と技術開発が欠かせません。





  福井県内企業と提携した外国企業の方もちらほら。




 午後はひきつづき敦賀市で開催された福島県双葉町の井戸川克隆前町長の講演会に。
演題が「東電放射能事件  壊された町・街  故郷を返せ」とあり、胸がつまりました。

 現況について、「これまで3回入ったが、一昨日の放射線量が一番高かった。放射能は出続けている」と、原発事故は収束どころか継続・拡大していることを強調されました。
 
 原発事故後の国や県の対応についても厳しく批判。
「線量ネット調査を活用せず、被曝隠しの原因となっている」「受信容量不足が理由とされたSPEEDIデータが県民につたえられなかった」「IAEAはウクライナなどでもひどいことをしてきた」「被曝検査はまともにやられていない」とつよく話されました。
 そして「避難ルート先は県に決めさせてはいけない。自分達で決めることが必要だ」と。


 福井県知事と県民にたいして、「原発から得た収入よりも多くのものを失った。損害ははかりしれない。子々孫々までの損害だ」と訴えられました。

 苦悩の表情で「舵のない漂流船に乗っている。とにかく、こどもたちには放射能のないところで、DNAを傷つけないで」と語りました。

 福井県や立地自治体同様、原発を推進し、「共生」をかかげてきた責任者が語る苦悩をわたしたちはしっかり受けとめなくてはならない、と痛感しました。
 井戸川氏をはじめ推進してきた政治家には責任がもちろんあります。
 同時に、福島原発事故をふまえてもなお、原発推進に固執する政党・政治家に日本の未来を託せないことは明らかではないでしょうか。

 ふたたび、多くのものを失う過ちを繰り返してはなりません。




国会開会。原発再稼働反対、福井県庁・関電前アクション。秘密保護違法廃止へ、2.6福井集会へ!

2014年01月25日 | Weblog
 昨日は通常国会開会。国会周辺では、秘密保護法廃止、消費税増税NO、原発再稼働反対などのたくさんの声がひびき国会を包囲したそうです。もちろん日本共産党の国会議員団のみなさんがエールを交換しました。




 私は、今年はじめての原発再稼働反対!福井県庁・関西電力前金曜行動参加でした。
行動では、私からも先日の美浜オフサイトセンターでおこなわれた防災図上訓練の問題点などを報告しました。

 原発事故による放射能から福井市に避難されてる母子も初参加。




昼はあたたかくなりましたが、夜は急速に冷え込みます。
あったかい のっぺい汁、コーヒーの差し入れであたたまりました。ありがとうございます。また、この日は、なんとしし肉の差し入れまで!




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 高知新聞が、秘密保護法をめぐる自治体関係者の「不安」を記事にしています。
記事では「法案の国会審議過程で、特定秘密と地方自治体の関係性が主要テーマにならなかったことも、自治体関係者の困惑を深めていることの背景にある」と書いています。
 まさに、12月県議会で私がとりあげた問題意識とも共通します。

 自治体関係者を不安に陥れ、実態としても国民の知る権利を奪い、国民弾圧につながる希代の悪法は廃止すべきです。


 長野では地元紙の2面をつかった廃止もとめる意見広告がだされたそうです。国民の怒りはますます燃えていますね。福井市では2月6日、午後7時~福井県教育センターで廃止求める学習決起集会が開催されます。ぜひ、ご参加ください。


 

■高知新聞・・・・14年1月23日付・朝刊
  悩ましい秘密保護法 高知県内市町村「不安」の“暗雲”覆う
特定あいまい「影響不明」 情報公開に萎縮懸念も


 政府が年内施行を急ぐ特定秘密保護法。国民の「知る権利」などを侵害する懸念が強まる中、「特定秘密」のあいまいさや不透明感が高知県内市町村にも戸惑いを広げている。公務員に守秘義務を課す特定秘密は「防衛」など国の安全保障に関する情報とされるが、自治体は各種法制度や予算で国に“拘束”されることが少なくない。多くの自治体関係者は「影響が見通せない」と困惑を深め、「漠然とした不安」の“暗雲”に覆われている。 

 「市町村に特定秘密に関係する情報はないと思うが…、特定秘密が何に当たるのか分からないので、具体的な対応や影響も見通せない」―。懸念を抱く市町村関係者に共通する悩ましさだ。「漠然とした不安がある」。ある自治体職員はその胸の内を明かす。

 高知県西部の自治体幹部が指摘するのが、特定秘密の規定文に含まれる「その他」の表現。「法令の条文を見ると『その他』が多く、拡大解釈すれば特定秘密が何になるのか分からず、自治体職員にも関わってくる可能性がある」と不安視する。

 秘密保護法は特定秘密を漏らした公務員に対し、地方公務員法などの守秘義務違反より格段に重い罰則を規定。公務員の情報公開や日常業務への萎縮が懸念されており、高知県中部の自治体の情報公開担当者も「行政が本来知らせるべき情報まで、二の足を踏んでしまうのではないか」と“見えない秘密”に表情を曇らせる。

 秘密保護法の必要性そのものには賛意や理解を示す首長からも、「自治体への影響は分からない」との声は多く、法整備の「拙速」「説明不足」への批判や注文が相次ぐ。

 陸上自衛隊高知駐屯地が置かれる高知県香南市の清藤真司市長は「駐屯地で(市が守秘義務を負う)特定秘密情報はないと思う」と推察する一方で、「(国が)地元に関係する情報を公開しなくなるのではないか、懸念は否定できない」と警戒する。

 「全文に目を通した。国を守るという観点から必要と思う」と明言する橋詰寿人・南国市長も「言論、報道の自由は当然守るべきだ。これから国が定めていく細則を注視する」。他にも国に対し「さまざまな疑念に対し、国民が納得できる答えを」(須崎市長)、「国民の不利益にならない運用を望む」(芸西村長)―など、住民生活や地方行政への支障の排除を求める要望は強い。

 執行部をチェックする側の市町村議会も影響の有無が不明確なままだ。昨年12月6日の秘密保護法成立と前後し、高知県内34市町村議会のうち8市町が廃案・廃止、「運用の慎重な協議」(四万十市)を求める意見書を可決する一方、8市町(撤廃意見書を否決した四万十市含む)が否決するなど、賛否が分かれた。

 撤廃意見書を可決した大豊町議会の提出議員、前野由和氏は「嶺北の自治体、議会は米軍機の低空飛行訓練反対を要望してきたが、秘密保護法はそうした要望や議論自体も抑えつけるような印象を受ける」と批判。法制定を支持する議員の中にも、自治体や議会への影響の不透明感を訴える声が聞かれる。

 法案の国会審議過程で、特定秘密と地方自治体の関係性が主要テーマにならなかったことも、自治体関係者の困惑を深めていることの背景にある。24日に召集される通常国会でも秘密保護法をめぐる論戦が予想されるが、自治体に絡む具体的な議論も求められる。・・・・・・

国保税。福井県が差押え率、金額ともに北陸3県で最悪!県民の暮らしを支える行政に!

2014年01月24日 | Weblog
福井県社会保障推進協議会から、「国保税。福井県が差押え率、金額ともに北陸3県で最悪!」とのニュースがおくられてきました。

  「福井県を見ると最も差押え率が高いのは坂井市でなんと滞納世帯の64%から差押えをしています。これは前橋市を上回る実績です。県単位での比較でも福井県は、富山県、石川県を圧倒し、金額では両県の合計をも上回っています。
 このように差押えが多いことの背景には、違法な差押えが横行していることが推測されます。実態を把握し、違法な差押えは是正させ、利息を付けて返還させるとりくみが大切です。」

  国保世帯 滞納世帯 滞納率 差し押さえ件数 対滞納世帯率 差し押さえ金額

富山149,267   18,108  12.1%       833      4.6%   168,168,736
石川167,272   30,446  18.2%      1,352      4.4%   472,850,299
福井107,645   14,598  13.6%      1,759     12.0% 1,094,259,330

合計424,184 63,152 14.9% 3,944 6.2% 1,735,278,365


  12月県議会でも滞納整理機構などの活動の問題を指摘したが、やはり他県と比べても異常な「差し押さえ」が横行しているようです。まさに残酷保税です。
  この数字が、それぞれの市役所で差し押さえされた分と、滞納整理機構で差し押さえされた分とどの程度かをみることも必要でしょうが、県と市役所一体での厳しい徴税行政となっているのは間違いないでしょう。
 県民の生活と心に寄り添わない、成果主義の冷たい福井県政をきびしくチェックする議会としての役割を果たすためにがんばります。

 情報、ご意見・相談などありましたらお気軽にお寄せください。mmasao.sato@gmail.com


■昨年12月議会での佐藤質問

 県税において、税金滞納などを理由に、財産を差し押さえした件数は、平成20年度から平成24年度の各年度でそれぞれ、479件、606件、867件、1223件、1126件と、近年急増しています。

 また、県と市町がつくっている滞納整理機構において平成21年度から24年度において差し押さえした件数は年度ごとに279件、350件、940件、699件となっています。こちらは主に、住民税や国保税、固定資産税などの滞納分への対応でしょう。

 あわせますと、この5年間だけで、6569件もの差し押さえが県民の財産にたいしておこなわれていることになります。

 そこで問題になるのは、職員が県民ときちんと話をしているのか、ということです。

平成24年度だけの数字ですが、差し押さえ件数1825件にたいして、県民との交渉数は371件と2割程度にしかすぎません。行政の強力な権限で、県民の私有財産を奪う時に、説明責任がきちんと果たされていない、また個々の生活の事情や経営の事情などを斟酌されてないとしたら、あまりにも県民に冷たい行政だと言わなくてはなりません。

ここからは、事務的に通知をだし、金融機関預金の差し押さえが横行している疑いがあります。そうだとするとこのようなやり方は、結局のところ県民に対して納税者としての自覚も育てていない、きわめて数字だけを追う実務的な冷たい県政ではないでしょうか。

 また、福井市の方からは「国保税の滞納で、保険証がなく病気だが治療をうけられない。市役所に行ったら滞納整理機構に行け、と言われ、滞納整理機構では「滞納を払わないと健康保険証は渡せない」と言われたそうです。

こういう行政の対応は、県民の病気を悪化させるだけであり、病気の県民が治療をうける権利を奪うものであり許されません。そもそも、税金徴収部門が、保険証を渡さないぞ、などと話すこと自体が、本来の職務権限ではないことで県民を脅し、しばろうとしている行為です。
 以前も指摘しましたが、市町が滞納案件を滞納整理機構おくりにすることによって、その自治体の市民の生活に責任を持たなくなっている事態は大問題です。異常な行政をうみだしている、法にもとづかない滞納整理機構を解散し、健康保険証をいわば差し押さえして未納税金の解決をせまるなどという生存権を無視した野蛮な行政は改めるべきではありませんか。知事の責任ある答弁を求めます。

美浜原発事故想定の原子力防災図上訓練。SPEEDI活用なし。ヨウ素剤服用なし。関電に裁判長激怒。

2014年01月23日 | Weblog
  このブログの訪問者数が40万を超えました。毎日数百人の方々に見ていただいているようです。ありがたいことです。先日の町内新年会でも「息子が佐藤さんのブログをみているよ」と言われました。
  これからも、福井県政、県議会の生の現場から、マスコミ報道されない問題もふくめてアピールしていきたいと思います。
 ご意見ご要望もお気軽にお寄せください。


  昨日は、福井県原子力防災図上訓練が美浜町のオフサイトセンターでおこなわれ、視察しました。




  福井市役所からも参加。お聞きすると、「美浜原発は30キロ圏には入りませんが、敦賀原発事故を想定して参加しています」とのこと。立派です。




 美浜町からはバス5台で大野市へ。添乗する町役場職員は3名、とのこと。この人数で避難所での対応などは大丈夫かしら・・・・



 ちなみに敦賀市は、バス1台につき2人の職員を添乗させて、避難所へ移動する、とのこと。


  医療体制では、ヨウ素剤の配備指示も。しかし、服用指示はだされなかったようです。国からの指示がないとだめ・・・おかしい!
自衛隊の方からは、「このような広域避難の場合、放射性物質が車などに付着しているとまきちらすことにもなります」と言われました。





 
 おかしなことにSPEEDIシステムは使わない。端末の前には荷物が・・・・。
国の方針で、モニタリングによる実測に変更になったからだと!
  福島原発事故の教訓を活かしていない。おかしい!




  美浜での訓練視察の後は、大急ぎで福井地裁へ。
大飯原発再稼働許さない運転差し止め裁判・第6回口頭弁論の傍聴に。

 被告の関西電力側の対応に裁判長がお怒りの様子で、「被告の態度によっては本日終結も視野に入れていた」と。関電側が地震想定の規模と根拠や使用済み燃料プールの耐震性などについて資料をださないことが原因のようです。
 関電側は、規制委員会との「出来レース」で再稼働目前のために、裁判は「引き伸ばし」作戦でしょうか。
 しかし、その前に裁判で原告が勝てば、再稼働もできなくなります。

 次回は3月5日。  う~~む、県議会の質問日でもあり、関電の原子力事業本部がある美浜町議選で河本猛さんが空白克服めざす選挙戦の最中でもあります・・・・・。 

  夜は、自治会打ち合わせなどでした。

■福井・・・・原発事故想定し初の30キロ圏避難 福井県が美浜町で図上訓練
    (2014年1月23日午前7時00分)

  福井県は22日、関西電力美浜原発3号機で過酷事故が起きたと想定し、30キロ圏の住民避難の手順を確認する原子力防災図上訓練を美浜町の県原子力防災センターで行った。図上訓練は3年ぶりで、避難対象範囲を従来の10キロ圏から30キロ圏に広げたのは初めて。広域避難のルート選定や県内外受け入れ先への連絡、関係機関の連携を確かめた。

 国の原子力災害対策指針を受け、県が昨夏改定した地域防災計画に基づいて実施。課題を検証し、対応策を広域避難に関する国の方針や県の要綱(計画)に反映させるのが狙い。国や美浜町、越前市を含む30キロ圏の県内7市町と滋賀、岐阜両県、自衛隊、海上保安庁、消防など68機関の約220人が参加した。

 訓練は、若狭湾沖で起きた強い地震で、美浜3号機が全電源を失い、冷やせなくなった原子炉から放射性物質が放出されたとの想定。関係機関が集まり、国主導の全体会議で国がまず原発から5キロ圏の美浜町、敦賀市の住民約千人に避難指示を出した。事故が進展し、放射線量が一定値を超えた5~30キロ圏の県内7市町沿岸部の約3万1千人にも避難を指示した。

 参加者は関係機関と連絡を取り合い、30キロ圏内の避難者数の把握、避難先やルートの選定、車両確保などの対応を急いだ。敦賀市民の避難先は奈良県と決め、北陸自動車道や幹線国道などの3ルートを示した。

 シナリオは伏せられ、「敦賀半島の県道で土砂崩れが起きた」「高速道路が渋滞した」と不測の事態を追加。状況が変わる中、関係機関の担当者らが地図を見ながら迂回(うかい)路や別の手段を検討し、避難用のヘリコプターや船舶の出動を自衛隊と海上保安庁に要請した。

 訓練後、県の櫻本宏安全環境部長は「避難者数の把握に時間を要した」と課題を指摘。30キロ圏の実動訓練を行うには、年度内に県外の避難施設を決め、ルートや手段、除染場所などを国が調整して早く示すことが必要とし、「それを踏まえて避難計画を作って実行する。新年度に向けて考えていきたい」と述べた。





2月県議会にむけての理事者説明はじまる。

2014年01月22日 | Weblog
  昨日は午前中は共産党の会議。この間、県に要望してきたことが実現しそうです、との嬉しい報告も。身近な暮らしに役立つ施策を一層ひろげるためにがんばります。
 午後は、議会で当初予算部長査定について県庁からの説明をうけました。いろいろ意見を言わせていただきました。よろしくお願いします。
 これがはじまると、いよいよ議会だ、と気持ちがひきしまってきますね。予算担当のみなさんは年末年始返上でお仕事されたとか。しっかりチェックして質問するのが「礼儀」ですね。

 夕方、知人のお見舞いに、ずいぶん回復されてよかったです。先日は、リハビリ中でお会いできなかったので、初詣の際に地元の湊八幡神社で買ったお守りをお渡ししました。


         ★


  昨日も書きましたが、福島原発事故は「収束」どころではありません。
再稼働や原発輸出に費やす安倍総理や原発関係者のエネルギーを福島原発事故対策・被災者救援にこそ全面展開すべきではないでしょうか。

  先日開催された共産党大会で志位委員長は次のように述べました。

  ・・・・原発被害は、3年近くたった今、深刻さを増しています。福島では約14万人もの方々が避難を強いられ、震災関連で亡くなった方が、地震・津波の直接被害で亡くなった方を上回るなど、先の見えないつらい生活のなかで、命と健康が脅かされています。

 政府は、昨年12月20日、福島の「復興指針」を決定しましたが、それは、(1)被害者である住民と自治体に、上からの線引きで格差を持ち込み、分断と幕引きをはかるとともに、(2)加害者である東京電力は、国民の税金と電気料金によって救済するというものになっています。被災地の自治体首長からも、「地域の分断を招く」、「支援策を差別するべきではない」との懸念と批判があいついでいます。

 原発事故の被災者支援にあたっては、被災者を分断する一切の線引きや排除、「期限切れ」を「理由」にした切り捨てをおこなわず、事故前にどこに住んでいたかにかかわらず、避難している人もしていない人も、故郷に戻りたい人も戻れない人も、すべての被災者が生活と生業を再建できるまで、国と東京電力が責任をもって等しく支援することを、大原則にすえよ――日本共産党は、このことを強く要求してたたかうものであります。・・・・・・


  党大会親子参加者の赤旗紙上(21日付)の対談で、神山悦子福島県議は「3年間のたたかいがわっと思いおこされました」と語り、娘さんの神山渚さんが「福島の人はみんな泣いていました」と述べています。

 歴代の自民党政権の「原発安全神話・原発推進」の犠牲者ではありませんか。もっと心のこもった真剣な対策こそ求められます。


■赤旗・・福島第1 高濃度汚染水漏れ  3号機 格納容器からか

 福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)3号機原子炉建屋内で水漏れが見つかった問題で、流れている水が高濃度の放射性物質で汚染されていることが明らかになりました。東京電力は20日の会見で、「格納容器内の水位は(格納容器から出る)配管の貫通部と同じくらいの高さにあるので、格納容器から出た水である可能性もある」と説明。溶融した核燃料に触れた汚染水が流出している可能性が高いとしています。

 東電が19日に発表した測定結果によると、漏れた水に含まれていたのは、セシウム134が1リットル当たり70万ベクレル、セシウム137が同170万ベクレル、コバルト60が同2万5000ベクレル、全ベータ(ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質)が同2400万ベクレルでした。水温は周辺の気温(7度)より高い約20度。

 3号機では、原子炉内で溶融した核燃料を冷却するために、ろ過水を注水していますが、その放射性物質濃度はセシウム、コバルト60は検出限界値未満、全ベータは1リットル当たり2800ベクレルと低く、東電は、ろ過水が直接漏えいしたものではないとみています。

 水漏れが見つかったのは、原子炉建屋1階の格納容器のそばにある主蒸気隔離弁室の扉付近。水が近くの床の排水口に流れ込んでいるのを、遠隔操作ロボットの画像を見ていた社員が18日に確認しました。公表された動画からは、水が波を立てながら流れている様子がうかがえます。水の出どころや流量について、東電は今後、調査するとしています。

注水した水の経路わからず

 核・エネルギー問題情報センター事務局長の舘野淳・元中央大学教授(核燃料化学)の話 漏れた水は、炉心冷却のために注水した水と思われます。原子炉のひびや割れ目が進行して、それをつたって出てきているのかもしれません。

 原子炉に注水した水は、最後は建屋地下にたまるということはわかっていますが、どういう経路をたどっているのかについてはいまだ分かっておらず、ブラックボックスになっています。破断したパイプなどがあればそこから流れるでしょう。今回の漏水もその一つの表れで、今後、いろいろな形で汚染や水漏れが見つかるかもしれません。

出来レースでの原発再稼働なんて許されません!

2014年01月21日 | Weblog
 昨日は街頭宣伝、地域訪問、共産党の会議で党大会決定の討議など、事務作業で資料づくり・・・・

 いよいよ「出来レース」での原発再稼働がすすめられようとしていることを産経が報道しています。

 しかし、赤旗報道にあるように「10日付で指摘したように、原発の重大事故対策を評価するに当たって規制委は、事業者が提出した結果をチェックする独自の解析(クロスチェック解析)を実施していないことも分かっています。規制委の事務方である規制庁の担当者は、「審査を淡々と続けるだけ」と説明し、審査終了時期について言及しません。それなのに更田氏が審査終了時期や、規制委の判断を超える、その先の再稼働に言及するのは、規制当局の発言とは思えません」。

 福島原発事故の被災者救済にもまともに取り組まないまま、おなじリスクを負う軽水炉型原発を付け刃の対策で再稼働することは許されません。



■産経・・・新基準の適合性審査 6原発10基、合格へ 春に第1号 夏の再稼働、現実味
   産経新聞 1月20日(月)7時55分配信

 原発の再稼働に向けて、新規制基準の適合性審査を申請した9原発16基のうち、先行して申請があった6原発10基が審査に合格する見通しになったことが19日、原子力規制委員会などへの取材で分かった。早ければ今春には“合格第1号”が出るという。関西電力大飯原発(福井県)が昨年9月に停止して以来、「原発稼働ゼロ」が続いてきたが、ようやく再稼働への道筋が見えてきた。(原子力取材班)

 規制委関係者によると、審査合格の見通しが立ったのは、北海道電力泊3号機▽関電大飯3、4号機(福井県)▽同高浜3、4号機(同)▽四国電力伊方3号機(愛媛県)▽九州電力玄海3、4号機(佐賀県)▽同川内1、2号機(鹿児島県)。

 関係者は「不合格になる原子炉はないだろう」との見解を明らかにした。

 規制委は昨年7月の新規制基準施行後、今月17日までに計69回の審査会合を開いた。半年を目安としていた審査期間は延びているが、提出が遅れていた申請資料が昨年末までに、事業者から続々と提出された。

 当初、審査で最も先行していたのは、事故時の前線基地となる「緊急時対策所」を唯一完備していた伊方原発。しかし、斜面が多いという立地条件の下、電源車やポンプ車など可搬設備の運用に難点が生じているため、玄海と川内が先頭集団に変わったという。

 高浜や大飯についても、規制委の更田(ふけた)豊志委員が今月実施した現地調査後、「設備や施設に関する指摘はほぼ終えている。(先行する原発に)かなり近づいてきた。(夏の再稼働は)不可能な目標ではない」と話すなど審査が進む。

 一方で、泊1、2号機は申請の不備で審査保留。重要設備の運用で地元との調整に難がある東京電力柏崎刈羽6、7号機(新潟県)も、審査が事実上ストップした。中国電力島根2号機や東北電力女川2号機(宮城県)は昨年末に申請され、審査は始まったばかりだ。

 審査終了後も、地元の同意を得る必要があり、再稼働にはなおクリアすべき課題が残るが、電力需要が高まる夏に複数原発の再稼働が現実味を帯びてきた。


■赤旗・・・“夏までには審査終える”   原発「合格」に“お墨付き”

規制委 更田委員が異例発言

  原子力規制委員の更田(ふけた)豊志委員が、今月8~9日の関西電力高浜、大飯原発現地調査後の会見で「(高浜原発の夏までの再稼働は)不可能ではないだろう」「夏にまだ(両原発の)審査をやっていることにはならない」などと発言しました。更田氏は、原発再稼働の前提となる新基準適合性審査で、重大事故対策や火災対策などを担当する委員で、再稼働の見通しや審査の終了時期などに言及するのは異例です。

 更田氏の発言は、現地調査前日に関西電力の八木誠社長が、夏までに再稼働を目指す方針を明らかにしたことについて問われて、答えたものです。

独自解析なし

 審査会合は21日の開催で70回目になります。同氏は夏までの審査終了を示唆しましたが、そもそも審査には厳格さと慎重さが求められています。

 しかし、本紙が10日付で指摘したように、原発の重大事故対策を評価するに当たって規制委は、事業者が提出した結果をチェックする独自の解析(クロスチェック解析)を実施していないことも分かっています。

 規制委の事務方である規制庁の担当者は、「審査を淡々と続けるだけ」と説明し、審査終了時期について言及しません。それなのに更田氏が審査終了時期や、規制委の判断を超える、その先の再稼働に言及するのは、規制当局の発言とは思えません。

 更田氏はさらに、新基準が施行された昨年7月に審査の申請がされた北海道電力泊3号機、関西電力の大飯3、4号機と高浜3、4号機、四国電力伊方3号機、九州電力川内1・2号機と玄海3、4号機の名前を挙げて、審査の進捗(しんちょく)に大きな差はないとした上で、「いずれも(原子炉が)比較的新しく、条件がいい。(新基準に)不適合ではじかれる炉は想像できない」と、審査途上にもかかわらず事実上の「合格」お墨付きを与える発言をしています。

 現在行われている審査は、原発の設備・機器に関するいわば「上もの」が更田委員、地震・津波など基盤部分にあたるものが島崎邦彦委員長代理の担当になっています。審査に当たるチームも別です。

 地震・津波の審査で、想定される地震の最大の揺れや津波の高さが確定しないと、「上もの」のさまざまな対策も決定できません。

 更田氏は、夏までの審査終了の前提として「地震・津波の議論が収束すること」をあげて、地震・津波の審査をせかせるようなことまでいっています。

歓迎するのは

 いずれにしても、審査終了時期や「不適合はない」などの発言を歓迎しているのは、再稼働を急ぐ電力会社でしょう。

 「世界一厳しい基準」を自負する規制委が、手抜き審査にもつながりかねない、審査の出口の見通しについて軽々に語るべきではありません。

更田委員の発言

「審査で不合格は現実的ではない」

 ・(高浜・大飯原発について)夏にまだ審査をやっているということにはならないだろう

 ・(昨年7月に再稼働申請された)大飯、高浜、玄海、川内、泊、伊方がプラント審査で不合格という状況は現実的ではない

 ・(島崎邦彦委員長代理が担当する)地震・津波での議論が収束しなければ、夏までの審査終了は、おぼつかなくなる

 ・機器の構造計算書、強度計算書の確認は、従来は半年はかかった。私たちは突貫工事でやるが、いいかげんな確認をするわけにはいかないから、1カ月程度はかかる

大飯原発再再稼働NO!3・11メモリアルアクション 原発のない新しい福井へ

2014年01月20日 | Weblog
沖縄の名護市長選挙で稲嶺さんが当選! 1万9839票で大激戦を制す。自民陣営の末松氏は1万5684票。国からの辺野古沿岸埋立申請を知事が承認したことに関し、稲嶺市長は埋め立てを前提とした協議は全て断ると述べました。
 共産党の志位委員長は「やった、素晴らしい! 沖縄県民の歴史的勝利です。安倍政権の強圧的な基地おしつけをきっぱり拒否した、名護市民の勇気ある審判に心からの敬意を表します。政府はこの結果を重く受け止め、辺野古の新基地建設を断念すべきです。普天間基地は無条件で撤去すべきです!」とコメントしました。

  自民党や知事は「もう基地建設は決まったことだ。選挙結果に左右されない」という姿勢のようです。民意無視のふざけた態度ではありませんか!




             ★


  地元の自治会長を交代しましたが、「最後の仕事」で、総会欠席者のお宅へ総会資料などをもって説明などに。これが、1回や2回で全員には会えず、3回、4回と・・・・。けっこう大変です。
 また、総会でだされた意見についての「処理」なども・・・・。

 
 ところで、福島原発事故現場を取材したマスコミでも「福島第1原発事故の収束ほど遠く」と報道。
まさに安倍政権や原発業界は再稼働や輸出に血道をあげるのではなく、14万人もが避難を余儀なくされている福島原発事故対応に人材や予算をかけるべきでしょう。

  「今年再稼働の一番手は大飯原発」との発言がありますが、ふたたび大飯原発が、いまのような不備のままで再稼働することを国民県民はのぞんでいません。

 福島原発事故から3年。
今年も県民の有志・団体のみなさんが「3・11メモリアルアクション 原発のない新しい福井へ」を3月9日に鯖江市で開催することを発表しました。


・開催日時、場所 「3・11メモリアルアクション 原発のない新しい福井へ」

  開催日時=2014年3月9日(日) 12時~16時半
  (12~13文化企画 13~15時半メインステージ 15時半~16時半パレード)

  開催地・会場=鯖江、鯖江市文化センター

  スローガン
    ①待ってください原発推進の安倍さん西川さん
    ②再稼働反対
    ③さよなら原発、原発ゼロへ

 

■福井・・・福島第1原発事故の収束ほど遠く 世界でも前例ない廃炉、これから
(2014年1月18日午前7時05分)

  津波で横倒しになったクレーン車がそのまま残り、汚染水を貯蔵するタンクは2日半に1基のペースで増設されている。日本記者クラブの派遣団に加わり、事故から間もなく3年を迎える東京電力福島第1原発を15日に取材した。炉心溶融を起こし、燃料が原子炉圧力容器を突き抜けた原発の廃炉という、世界でも前例のない難事業は緒に就いたばかり。事故収束はまだまだ先と実感した。

 水素爆発を起こした3号機に報道陣を乗せたバスが近づくと、各記者が持ち込んだ線量計の警告音が相次いで鳴り響いた。放射線量は高いところで毎時600マイクロシーベルト。1号機の排気筒周辺では1時間浴び続けると致死量に達する同10シーベルトにもなる箇所があるという。

 高線量という厳しい環境下で、防護服と全面マスク姿で作業員が廃炉に向けた作業や汚染水対策を進めている。燃料の取り出しは昨年11月、まず4号機の使用済み燃料プールで始まり、1533体のうち176体(17日現在)を近くの共用プールに移した。「廃炉は燃料の取り出しから始まる。ようやく第一歩を切れた。気を緩めずにしっかりやっていきたい」と小野明所長は話した。

 敷地の一角には、汚染水をためる高さ約10メートルの巨大な貯蔵タンク約970基(貯蔵量は計約40万トン)が所狭しと立ち並ぶ。増え続ける汚染水に対応するため、2015年度末までに80万トンまで貯蔵できるようタンクを増やす計画だが、それ以上の増設はスペースがなく「かなり厳しい」という。汚染水が1日約400トン増える現状のままなら3年もたたずに満杯になる。

 汚染源について「取り除く」「近づけない」「漏らさない」を基本方針に、国が前面に出て抜本対策を講じている。

 海側には汚染水が港湾外に流出しないよう遮水壁が一部設置されていた。9月の完成を見込んでいる。陸側では、1~4号機の建屋周囲で地中を凍らせる凍土方式の遮水壁を建設し、地下水の流入を防ぐ計画。14年度中をめどに運用を開始する。あらゆる対策を打ち、一刻も早く汚染水の発生量をゼロに抑えなければならない。

 汚染水対策などに取り組む作業員は1日3千人以上。10キロあまり離れた福島第2も「大規模な基地」(東電担当者)として活用している。拠点となる福島第1の免震重要棟には、東電の各支社だけでなく、地元の学校や他の電力会社からの「負けるな」「頑張って」などと激励する寄せ書きが壁に張られていた。・・・・・・・


  安倍政権の国民不在の政治は、消費税10%、憲法改憲、集団的自衛権行使で戦争へ!
早く暴走をとめないと、日本の国と国民生活は大変なことになります。
 ぜひ、正面対決の日本共産党を応援していただいて国政でも、地方でも!


■福井・・・10%への再増税を年内に判断 首相、集団的自衛権で意欲強調
(2014年1月19日午後0時54分)

  安倍晋三首相は19日に放送されたNHK番組で、2015年10月に予定される消費税率10%への引き上げの是非に関し「決断自体は今年中にしたい。その段階で10月に引き上げるか判断したい」と明言した。集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈見直しにあらためて強い意欲を見せた。

 消費税再増税について「今の景気回復の流れを止めては元も子もない。経済成長しなければ財政再建もできない」と述べ、12月までにまとまる今年7~9月の経済指標を踏まえて総合的に判断する考えを重ねて示した。・・・・・・

日本共産党第26回大会が4日間の日程を終了。新書記局長に山下参議院議員。

2014年01月19日 | Weblog
昨日は、日本共産党第26回大会の最終日。朝の9時半から志位委員長の結語や修正された大会議案が全員一致で採択された場面などが生中継されました。私も金元書記長らとともに県委員会事務所で視聴しました。
 諸外国の日本大使館からの参加者からも「日本の情勢がよくわかった」「こんな大きな会館を自前でもっている共産党はすごい」「自民党大会は通訳がなくて話がわからなかったが、共産党大会はよく理解できた」などなど語られたそうです。



 午後には、新しい役員体制の発表、と閉会あいさつ。市田書記局長が副委員長となり、山下参議院議員が新書記局長に選出されました。ヒューマニズムに満ちた委員長あいさつには感動しました。
 写真は閉会あいさつをおこなう志位委員長。横には山下書記局長。
 たしか、山下さんには初当選の時に、ナホトカタンカー事故での重油が大量に三国の海岸などへ流れついた事件の時に来ていただき、以後、かずかずの選挙で応援演説をお願いしています。
 




夜は地元町内の新年会総会。この1年、自治会長でしたが、あわただしい生活でみなさんにはいろいろご迷惑をかけ、支えていただきました。ありがとうございました、という思いで、ご挨拶させていただきました。

「暴力・暴言アンケート」について教育庁と意見交換。赤旗日曜版には福井がいっぱいです!

2014年01月18日 | Weblog
昨日は、先日書いた県教育委員会の「暴力暴言アンケート」の件で教育庁から説明をうけてやりとりをしました。実施したのは高校40校で、義務制では実施予定はない、とのことでした。
 その後、市議団と当面の活動などを打ち合わせ、昼食は市役所1階のセルプコーナーへ。残念ながらお弁当はすべて売り切れ、パン3個。その後、地域訪問活動や事務作業。
  夜は地域の新年会でした。新年会はどこでもおいしいお料理がいっぱい。連日のようにつづきますから、おなかが気になります。しかし、食べないと「体調が悪いのか」などと云われますので・・・・。

 第26回党大会も今日が最終日ですね。




 ところで、19日付けの赤旗日曜版は福井がでています!ぜひお読みください。

 
 越前がにの旅・・・・・



  私も食べに行きたい・・・・・


 3月9日投票の美浜町議選をたたかう河本猛さん



 原発集中地域で日本共産党議員を誕生させるたたかいです。物心両面の応援をお願いいたします。



 なんと、ますむらひろしさんの宮沢賢治短編集もはじまっています。以前、猫のマンガを読みました。




 12日号には、福井市出身の津村節子さんもインタビューで登場。



 新刊「三陸の海」。さっそく勝木で買いました。
夫婦が毎年のように訪れていた三陸海岸地震・津波が襲いました。15年ぶりに旅して雑誌に連載したもの。原発事故の衝撃も語られています。また、若いときの吉村・津村夫妻の「旅あきない」のご苦労には驚きました。

 
 赤旗日曜版、魅力満載で月800円です。福井の方のお申し込みは 0776-27-3800まで。


党大会に呼応し、地域訪問活動で赤旗拡大。福井県労連旗びらき、県体育協会新年会

2014年01月17日 | Weblog
黙祷。6434人が亡くなった阪神大震災は17日午前5時46分、発生から19年を迎えました。
私は日本共産党福井県委員会の救援運動責任者となり、福井県内各地でも街頭募金活動や救援物資をあつめ、被災地にトラックなどで輸送したことを思い出します。
 西武前の募金運動では、「福井震災では全国に助けられた」と何人もの年配の方々が駆け寄って募金される姿に胸があつくなりました。亡くなられたみなさんのご冥福をお祈りします。

 もうひとつ、この大震災で浮かびあがったのは原発の耐震安全性でした。渡辺三郎さんも建築の専門家として被災地を調査し、原発の耐震問題をつよく主張されました。
 しかし、政府も電力事業者も「原発は大丈夫」の大宣伝を全国各地で繰りひろげました。
 自縄自縛となって、対策が十分におこなわれず、福島原発事故をまねく結果となったことを忘れてはなりません


 さて、昨日は地域訪問活動、原発問題住民運動連絡会の会議、福井県労連の旗びらき、福井県体育協会の新年会などでした。
 地域訪問活動では党大会に呼応して、後援会のAさんとともに、ご挨拶にまわりながら赤旗をお二人の方に購読していただけることになりました。嬉しいことです。
夜の労働組合の旗びらきに太鼓・踊りの出し物にこられていた「いく座」の山田ふみはさん(山田和雄さんの夫人)からも「今日、赤旗を増やしたよ」と声をかけられました。がんばってますね。

 その山田和雄さんは党大会参加中。東京選挙区で当選した吉良参議院議員とともにみんなで記念撮影。吉良さんには、原発集中の福井で、「原発ゼロ」を一度さけんでいただきたいものです。




  元自民党県議の北川さんが亡くなられました。私は、いっしょに議員活動はしていませんが、渡辺三郎さんは、仲良くしていた、とお聞きしています。私の亡父は北川さんの後援会員でした。
お会いするたびに、「佐藤君元気でやっているか」「お父さんは元気か」と声をかけられました。
  一度だけ、お蕎麦をごいっしょしたことがあります。
  国政選挙の際、あわら市で街頭宣伝した時なども、わざわざでて来られて、最後まで演説をお聞きくださり、激励していただいたことなどを思い出します。
 ご冥福をお祈りします。