昨日の、安倍総理と共産党・志位委員長の党首討論。7分程度の短い時間でしたが、安倍総理が戦後政治の出発点を理解していないことが浮き彫りになりました。これで戦争立法なんてとんでもありません。
志位委員長Tweet「党首討論でポツダム宣言を引用、首相に日本の戦争について「間違った戦争」と認めるかと質問。 驚いたのは首相が「ポツダム宣言をつまびらかに読んでいないので論評は差し控えたい」と答弁したこと。 あの歴史的文書を読んでなくて首相が務まる? 読んでないのに「戦後レジーム打破」といってるの?」
福井市内の街頭でも戦争立法反対を訴えました。両手をひろげてかけよってきて「佐藤さん、当選してよかった。がんばって」、自営業の女性も繰り返し、「戦争反対」「戦争反対」と。
殺し、殺される戦争立法反対の世論と運動を党派、思想信条をこえてひろげましょう!
また、昨日は福井弁護士会で開催された高浜、大飯原発の裁判の集会にも参加しました。高浜については関電が運転差し止めの仮処分の異議申し立てについての審理です。
河合弁護士の報告では、林潤裁判長は審議の方針について「双方の主張を把握したい。争点を明確にしたい。争点の認識を共有したい」と説明し、2つの裁判をまったく別々ではなく、共通の場でやろう、と異例の提案をおこなったそうです。高浜原発裁判も大飯原発裁判もひろい意味では関連している、という判断だ、ということで、原告側も関電側も了解した、と報告されました。
井戸弁護士は「どんな決定をしても社会的批判を受けるが、その批判に耐える判決をだそうという意欲を感じた」、内山弁護士は、期日が11月まで予定されたことで、「今年中の高浜再稼働はなくなった」と述べました。
参加されていた中嶌哲演さんとも今後の運動についていろいろ意見交換しました。
再稼働反対の署名運動、金曜行動など毎週毎月の市民のアピール活動、裁判闘争・・・・さまざまな住民のたたかいが展開されています。
私も力をあわせて再稼動反対、原発ゼロへがんばっていきたいと思います。
福島県富岡町から、「富岡町の役割と復興にむけて」と題した資料が送られてきました。
「町に戻ってくらす方も、一時帰宅する方も、安心して時を過ごせる ふるさとに」とのフレーズが・・・・・
原発災害で、いまだに15250人が避難生活。652人が死亡・・・・・
いったん事故を起こしたらとりかえすことが困難。苦悩ははかりしれません。
■NHK・・・仮処分決定の異議申し立て審理
福井県にある高浜原子力発電所の3号機と4号機について、福井地方裁判所が再稼働を認めない仮処分の決定を出したことに対し、関西電力が行った異議の申し立てについての審理が、20日から福井地方裁判所の別の裁判官のもとで始まりました。
高浜町にある、高浜原発3号機と4号機について再稼働に反対する福井県などの住民9人が申し立てた仮処分について、福井地方裁判所は、4月「国の新しい規制基準は緩やかすぎて、原発の安全性は確保されていない」として再稼働を認めない決定を出しました。
これ対し関西電力は「決定は科学的、専門的知見を踏まえず独自の観点で判断しており、重要な部分で事実誤認がある」として異議を申し立てました。
これについて福井地方裁判所は、4月、決定を出した裁判官とは別の裁判官3人が審理することになり、20日から双方の意見を聞く手続きが始まりました。
一方、20日は、おおい町にある関西電力・大飯原子力発電所3・4号機をめぐり、住民が再稼働しないよう求めている仮処分の申し立てについての審理も行われました。
この中で高浜原発と大飯原発の審理について、仮処分の決定後と決定前の違いはあるものの、争点が共通しているため、裁判所から次からは同じ場で審理を行う方針が示されたということです。
また今後、双方の主張を正確に把握するために、9月3日以降11月13日までの3回にわたって審理を行う予定が示されたと言うことです。
ただ、高浜原発の審理については審理の進み具合によって11月に予定された期日より早く判断が示される可能性もあるとしています。
これについて
関西電力側は会見を開き、まず、高浜原発3、4号機の運転差し止めを求める仮処分の決定について「決定には、重大な事実誤認があるにもかかわらず、電力供給への支障や会社への多額の損害が懸念され速やかに取り消しがなされるべきだ」と述べました。
さらに、関西電力が目指す高浜原発3、4号機の運転再開の時期が今年11月となっていたにも関わらず、今後の審理の日程が11月13日まで組まれたことについては、「少しでも早く命令の取り消しを目指し、安全性について主張していきたい」と述べた上で「規制庁は裁判所の動きに関係なく審査を進めるということなのできっちりと対応していきたい」と述べました。また、裁判所から「機が熟せば 早く判断することもある」と伝えられたとして、早期に運転再開ができるよう審理が早く終わることに期待感をにじませました。
一方、住民側の会見で、河合弘之弁護士は、「今まで主張したきたことについて詰めを厳しくして高浜原発の再稼働を認めない仮処分の決定を守っていきたい」と話しました。
また審理を担当する裁判官について、井戸謙一弁護士は、「最初から予断を持ち、拙速な判断をする人ではないかと懸念したが、きちんと双方から話を聞きたいという姿勢をくみ取ることができたので、きちんと説明していきたい」と話しました。
05月20日 19時15分