前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

再稼働NO!今日も福井県庁前行動。新婦人、消費税増税反対請願。敦賀原発破砕帯調査で、保安院要請

2012年05月31日 | Weblog
   いよいよ情勢緊迫です!
   今日も午前9時から午後5時まで、福井県庁前で「再稼働許さない」行動です。
   福井県や安全専門委員会、県議会は、それぞれが「判断する」際には県民の声を聞く機会をもうけるべきです。
   「総理が判断したから」「関西の首長がのぞんでいる」「夏だけなら動かせばいい」ということでは、県民の意見は「場外」に置き去りであり、県議会、知事が判断する材料は整っていません。これまで「翻弄」されてきた、そして再稼動となれば福島事故のようなリスクを負う県民にたいして、県民説明会の開催を、あらためて求めます。

以下、報道です。

■NHK・・・大飯原発 地元同意後来週にも再開

政府は、関西電力大飯原子力発電所の運転再開に向けて最も重要視する福井県など立地自治体の同意が得られていないことから、監視体制を強化する取り組みを説明するなどして、全力で同意を得たいとしています。そして、同意が得られれば、来週にも改めて関係閣僚による会合を開き、運転再開を正式に決定する方針です。

野田総理大臣は、30日夜、藤村官房長官、枝野経済産業大臣、細野原発事故担当大臣らによる、大飯原発の運転再開を巡る閣僚会合を開きました。そして、関西広域連合など関係自治体から一定の理解が得られつつあるという認識を示したうえで、大飯原発の地元の福井県とおおい町の判断を得て、みずからの責任で運転再開を決める考えを示しました。
野田政権は、大飯原発の運転再開を判断するにあたって、立地自治体から同意を得ることを最も重要視していますが、福井県の西川知事とおおい町の時岡町長は、県の原子力安全専門委員会が結論を出していないこともあり、まだ明確な態度を示していません。
このため、政府は、今後も政務3役を福井に派遣し、総理大臣官邸と大飯原発、関西電力をテレビ会議システムで結ぶといった監視体制の強化や、政務3役のおおい町の常駐など、安全面での政府の取り組みを、直接説明し、同意を得たいとしています。そして、同意が得られれば、来週にも改めて関係閣僚による会合を開き、運転再開を正式に決定する方針です。・・・・・・・


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  昨日は、新日本婦人の会が県議会に消費税増税反対の請願をおこないました。私も同席し、紹介議員となりました。
田島会長や多田事務局長が、日野岡議会事務局次長に請願書を手渡しました。10パーセントもの大増税となれば、企業倒産は増大し、結果的に雇用悪化、税収低下に陥ります、愚かな増税を強行すべきではありません。

  その後、かねもと幸枝衆院候補と市内6箇所で街頭演説。私は原発再稼働問題を中心に訴えました。
下校途中の小学生たちからの大きな声援をうけました。最初は、子どもの反応だなあ、と思っていたのですが、遠くに離れてからも「がんばって~」の大きな声が聞こえてきます。
「こどもたちも原発問題の演説の意味がわかっているのでないか」と思い、胸が熱くなりました。
あらためて、福島事故も終わらず、事故解明・対策が不十分なままでの再稼働などを許すことは、いまの大人の責任として許してはならない、と感じました。

   その後、急いで敦賀市の原子力安全保安院事務所へ、「敦賀原発敷地内の破砕帯について、調査は国が責任をもつこと」などの申し入れ。原発問題住民運動県連絡会・嶺南センターの行動です。森下泰地域原子力安全統括管理官に、深野院長あての申し入れ書を手渡し、要請しました。県連絡会の林事務局長、嶺南センターの、河内、坪田代表委員、全国センターの山本代表委員、地元の山本きよこ市議らが参加しました。
   森下氏は「東京に伝えます。回答はこのような形でお伝えします」「廃炉がかかっている調査であり、データ不正などないようにすべきです」と答えました。
   私は「津波調査は信頼性向上のために国もやる、のであり、今回の調査も責任をもってやるべきだ」と指摘しました。

    福井市に戻り、全国活動者会議の報告会。参加した藤岡地区委員長、かねもと候補の報告を聞きました。私も、再稼働めぐる急展開した情勢を報告し、原発ゼロを決断する国会をつくるためにがんばろう、と訴えました。

大飯原発再稼働許さない!福井県庁前行動にご参加ください。消費税増税のウソ、国民は「蟻地獄」へ

2012年05月30日 | Weblog
   大飯原発再稼働をめざし、野田総理らの発言が相次いでいます。規制庁法案も審議入りしました。しかし、原発推進の環境省のもとで原発規制はできません。
再稼働許すな!原発推進機関から独立した規制機関を!

   今日、明日、午前9時~午後5時。福井県庁前。ぜひ、ご参加ください。


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    昨日は、大飯原発再稼働反対・消費税増税反対での街頭宣伝や、訪問活動、会合などでした。
街頭宣伝には、各所で大きな激励をいただきました。
原発問題、増税問題での県民世論の高まりを感じます。


その、消費税増税問題。佐々木衆議院議員の質問で、社会保障のためという「政府のウソ」が暴かれました。

■佐々木衆議院議員・・・最初に取りあげたのは、「消費税増税分は、全額、社会保障に使う」という政府の言い分です。野田総理は、消費税は「全額社会保障財源化し国民に還元する。官の肥大化には使わない」と説明しています。これは、説明の骨格をなすものです。多くの国民は、その説明を聞いて「社会保障に使うなら、消費税増税を我慢しよう」という気分にさせられています。しかし、それが真っ赤なウソだったのです。

  私は、まず「消費税増税がない場合、社会保障(年金、医療、介護、子育て)の公費負担は2015年に、いくらになるのか」と聞きました。小宮山厚生労働大臣は、「34.8兆円」と答えました。そこで私は、「仮に消費税が5%増税されると、政府の計算では新たに13.5兆円の税収が入るとしている。全額社会保障のために使うというのだから、社会保障34.8兆円に消費税増税分13.5兆円が全額上乗せされると総額は48.3兆円になる。そういう理解でよいな」と聞きました。

  ところが答えは、「増税後の社会保障総額は41.3兆円」と答えたのです。私は、「おかしいではないか。48.3兆円ではなく41.3兆円。この差7兆円分は、いったいどこに消えるのか」とただしました。
  岡田克也副総理は、赤字国債分などに「置き換わる」と認めました。全額、社会保障に使うと言いながら、実際にはそれまで社会保障に充てられていた7兆円分の財源が、消費税に置き換えられるというのです。そうして浮いた7兆円の財源は、赤字の穴埋め、法人税減税、思いやり予算、無駄な大型公共事業などに使われてしまうのです。
  岡田副総理も「公共事業や思いやり予算をどう組むかは政府の判断だ」と答えざるを得なくなり、それを認めたのです。――こうして、「全額社会保障に充てる」という言い分は、まやかしだったことが明らかになりました。

  しかも、社会保障に回すとしている6.5兆円も「眉唾(まゆつば)」です。そのなかには、消費税増税に伴う支出増や保育制度の大改悪が含まれています。さらに別枠で年金削減や保険料アップなどの社会保障改悪があって、20兆円にのぼる「過去最大の負担増」が押しつけられるのです。
  国民は、まさに“踏んだり蹴ったり”ではありませんか。高齢者やサラリーマンの家計は火の車になっていること、他方で法人税を減税する不当性などについてもとりあげました。・・・・・・・

   
    なんのことはない、消費税を増税しながら、これまでの社会保障財源のうち7兆円が、まあ、新幹線建設やダム建設、大企業減税にまわされるとは、国民を馬鹿にした話しです。
このようになることが、「目的税化」の狙いでもあるのです。そして、さらなる増税へと誘導するのです。
国民はさながら増税と社会保障改悪の蟻地獄に落ちるです。
    ふざけた政治です。

    もうこんな国民だましの政治を終わらせようではありませんか。

消費税増税に怨嗟の声。原発再稼働、「裏口入学」をたくらむ野田政権のお粗末

2012年05月29日 | Weblog
    昨日は、かねもと衆院予定候補とともに街頭演説、打ち合わせや会議がつづきました。

    後援会の方との地域訪問のなかで、「トマトも、ナスも全部カラスにやられる。なんとかしてよ!」と農家の方から。ネットをはったり、糸をはったり、農家のみなさんもカラスとのたたかい。シカやサル、いのししだけでなく、カラスによる被害も相当なよう。なんかいい対策はあるのでしょうか?

     また、「消費税増税は困る!3万円の年金でどうしろというのか」「消費税が上がるというので、前倒しで家を建てる。ほんとに厳しい」「年金が下がる中で、消費税増税は厳しいです」などなど、民主党と自民党が協力してすすめようとしている消費税増税に厳しい声が相次ぎました。
野田総理は、会期延長してでも増税法案成立をめざす、と報道されていますが、まず解散総選挙で国民に信を問うべきです。

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    野田総理は、経済界や福井県からの「圧力」で、大飯原発再稼働は「そろそろ判断」という。

しかし、福井県原子力安全専門委員会はまだ審議中です。
かも、安全委員会委員長は「ストレステストは1次だけでなく、2次もやってもらわないと安全評価はできない」云々と述べています。

   前原政調会長は「科学者は安全と断言できない。だから政治が判断する」などと暴言。福井県民、国民の安全をなんと考えるのか!福島事故を忘れたのか!


   それにしても、1次試験は合格したが、2次試験を受けずに、政治家の力で「合格」させる、とは旧い裏口入学の手口ですねえ。

民主党も、自民党の根っからの旧い政治を引きずっています。・・・・

以下、報道。

■時事・・・大飯再稼働「そろそろ判断」=野田首相

 野田佳彦首相は28日の内閣記者会とのインタビューで、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働について、「あまり延々と議論する話ではない。しっかりと福井県の意見も伺いながら、そろそろ判断しなければいけない」と述べ、県の意向を踏まえ政府として近く結論を出す考えを示した。
 月内にも再稼働を決定する可能性に関しては「必要なときに関係閣僚会合を開きたい」と述べるにとどめた。・・・・

「原発再稼働やめて」と1万円の募金。平鍋素美先生、中村はるな先生のピアノデュオリサイタル。

2012年05月28日 | Weblog
■ブログ読者の方から、昨日紹介した大飯原発再稼働問題で私が語るyoutubeのアクセスアドレスでは観ることができない、とのご指摘をいただきました。あらためて、アドレスを紹介します。ありがとうございました。


 http://www.youtube.com/watch?v=zAoeHmIE6lk&feature=youtu.be


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     昨日は、かねもと衆院予定候補、西村市議や後援会のみなさんとともに、「原発再稼働許すな」「消費税増税NO」の街頭宣伝・対話活動をおこないました。

どこでも強い激励で、「わたしたちの世代が便利さを追求し、原発をつくって、子供や孫の世代に大きな負担をかけることになり反省している」と言いながら、再稼働反対署名をされる年配の男性も。

    また、日曜日で福井県庁はお休みですが、原発問題住民運動連絡会は県庁前で宣伝署名行動をおこないました。民医連や新婦人のみなさんとともに、西村公子市議夫妻、私もマイクをにぎって訴えました。「宣伝の声が聞こえたので署名しに来ました」という女性。シュークリームの差し入れや、「原発やめてほしい」と1万円もの募金をされた方も。ありがとうございます!県民世論の高まりを痛感した1日でした。


     ハーモニーホールふくいで、平鍋素美先生、中村はるな先生のピアノデュオリサイタルを鑑賞しました!
メンデルスゾーン、モーツアルト、ショパン、インファンテ、と各地の作曲家の作品を演奏。お二人とも、現在、仁愛女子短期大学子どものための音楽教室講師を務められています。このような形での演奏をお聞きするのは初めてですが、お二人の息があった素晴らしい演奏でした。中村先生は、福井センター合唱団のピアニストでもあります。
アンコールはブラームスなど3曲。至福のひとときを過ごさせていただきました。


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      福井県からも原発問題住民運動福井県連絡会の林広員事務局長が発言した「原発ゼロをめざす運動全国交流集会」を赤旗は大きく報道しています。今日の赤旗の1面は「さよなら原発!佐賀集会  全廃炉が安全守る 九州全県から2000人超」の大きな記事。

      また、NHK討論で民主の前原氏が、「3.11で原発に対する考え方は180度変わり、絶対安全ではなくなった。科学者・技術者がいかに判断しても絶対安全、とは言えない。誰が責任をとるかの政治判断だ」と述べ、共産党の笠井氏が「絶対安全でないのに、なぜ判断できるのか。事故になったら誰が責任をとるのか」と厳しく批判した、との報道。
     次の総選挙後にはいまの形での「政権」存続が不可能となるなかで、「政治が責任取る」と強弁しても空虚なだけです。
科学を無視した無謀な再稼動なんて許されません!各種マスコミの調査でしめされている、内閣支持率の低下、大飯原発再稼働反対の世論の強さ、が明瞭に物語っています。

      この機会に、「原発ゼロを」の視点で全国各地の運動を一番報道している「しんぶん赤旗」をぜひお読みください。福井県内の方は 0776-27-3800 まで。月3400円です。


■赤旗・・・原発ゼロへ総結集   政府に決断迫る運動広げる

原発をなくす全国連絡会は26日、東京都内で「原発ゼロをめざす運動全国交流集会」を開催しました。「さようなら原発1000万人アクション」「脱原発をめざす首長会議」「首都圏反原発連合」の代表が連帯あいさつ。「力を合わせよう」と口々に訴えました。これらの代表が一堂に会するのは、この日が初めて。40都道府県から240人余が参加して、とりくみを交流しました。


全国連絡会が交流

 集会は、東電福島第1原発事故をきっかけに全国で広がった「原発なくせ」のとりくみを交流して、運動を飛躍させるために開かれました。

 基調報告に立った全労連の小田川義和事務局長は、立場の違いをこえて「原発なくそう」の一点で共同した行動が全国で大きく前進してきたことを強調。原発にしがみつく政府・財界・電力会社の巻き返しを突き崩すために、被災地・福島との連帯を強めながらこの夏のたたかいを一気に広げ、「原発ゼロ」の決断を政府に迫ろう、と呼びかけました。


 昨年9月、都内で6万人の集会を成功させたのを皮切りに、全国で運動をすすめてきた「さようなら原発1000万人アクション」の呼びかけ人の一人、ルポライターの鎌田慧(さとし)さんは、「政府の政策を転換させなければなりません。新しい未来を切り開いていくチャンスです」と語りました。


 「原発ゼロ」をめざして4月に発足した「脱原発をめざす首長会議」の事務局長で元東京・国立市長の上原公子(ひろこ)さんは、「いま35都道府県から73人の市町村長が参加しています。準会員は200人以上。世界ともつながって国のありようを変えていきたい」とのべました。


 インターネットのツイッターを通じて毎週金曜日の夕方、首相官邸前行動を続けている「首都圏反原発連合」のMisao Redwolf(ミサオ・レッドウルフ)さん=イラストレーター=は、「これまで運動に参加してこなかった人たちが入りやすい行動にしたい。運動のすそ野をひろげていけば必ず情勢は変えられる」と確信を語りました。


 全国連絡会の構成団体の一員として日本共産党の笠井亮衆院議員(党原発・エネルギー問題対策委員会責任者)が国会情勢を報告し、「原発ゼロを決断してこそ自然エネルギーを本格的に活用できる」とのべました。ふくしま復興共同センターと原発問題住民運動福井県連絡会の代表がそれぞれ特別報告をしました。



■7月16日に「10万人集会」 29日に国会包囲行動    成功呼びかけ

 交流集会で基調報告をした小田川氏は、7月16日午後0時半から東京・代々木公園で開かれる「さようなら原発10万人集会」や、7月29日午後3時半から東京・日比谷公園中幸門に集合しておこなわれる国会包囲行動の成功に全力をあげることを呼びかけました。

 「10万人集会」は、「さようなら原発1000万人アクション」の事務局団体である原水爆禁止日本国民会議(原水禁)や市民団体、全労連、全日本民医連、新日本婦人の会、農民連などが実行委員会をつくって開催します。「原発をなくす全国連絡会」はこの集会を成功させるために7月2日に都内で講演会を計画しています。

 国会包囲行動は「首都圏反原発連合」がよびかけているもので、「全国連絡会」と「アクション」などが協力します。Misao Redwolfさんは「数万人で包囲したい」と語りました。


youtubeにアップされました。福井市9条の会で原発お話し。新幹線延伸考える討論集会、多くの県民が参加。

2012年05月27日 | Weblog
■先日、大飯原発再稼働に反対する住民団体が主催した県議との意見交換会。
youtubeにアップされました。ぜひ、ご覧ください。  

「佐藤正雄県議の意見を聞きあう会(2012.5.24): http://youtu.be/zAoeHmIE6lk メディアでは報じられない内容も多いです」


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     昨日は、福井市9条の会で、大飯原発再稼働問題などをお話しし、話題提供をおこないました。
みなさんからは、使用済み核燃料プールの問題や、再稼働判断の今後の展開などいろいろ質問がでました。弁護士の方からは先日の福井県庁申し入れの報告や、文化団体の方からは文化団体・行事と原発マネーについてのお話も。

    9条の会では8月に北陸3県の交流会を開催することになっていますが、国会で本格的にスタートした改憲論議・憲法闘争とともに、原発問題も議論になるでしょう。8月を原発ゼロで迎えられるようにがんばりましょう。

    福井県庁前での大飯原発再稼働反対行動は今日も、明日もおこないます。午前9時から午後5時までの予定です。ぜひ、ご参加ください。


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    また、昨日は福井市文化会館での北陸新幹線延伸・北陸線3セク問題での討論集会に参加してきました。80名ぐらいの参加。あらためて、福井県民にとって問題が大きい計画であることが浮き彫りに。フリーゲージトレインや、越美北線など枝線の問題を指摘するJR職員の方もいました。現場の労働者からみても問題の多い計画、ということでしょう。

    会の松原さん、橋川さんから、新幹線計画の時間短縮効果の問題や、3セクの問題などが報告されました。その後、富山県の取り組み、高教組、国労からも取り組みの報告。富山でのアンケートでは「北陸線の経営分離知らない」が34.2パーセント、「運賃値上げは困る」73.3パーセント、という結果が述べられました。
たくさんの方がフロアー発言されました。

     私も、「費用対効果の問題点」「2月議会で建設費6.7億円、建設事業費1500万が可決。私だけが反対」「いくら税金投入されるかわからないまますすめられる3セクは悪徳商法と同じ」「福井県民全体から見れば、新幹線メリット少ない」ことなどを発言しました。

消費税増税が叫ばれる財政状況の中で、なぜ新幹線なのか、もふくめて総選挙で問わなくてはなりません。



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    報道です。
    ・・・・・日本弁護士連合会(山岸憲司会長・会員約3万2千人)は25日、大分市内で第63回定期総会を開き、現在停止中の原子力発電所について「安全性が確保されない限り、再稼働を許さない」とする宣言を決議した。
原発をめぐっては、「福島事故の教訓を忘れ、電力不足の危機感をあおって停止中の原発の再稼働を目指している」と政府を批判。
事故原因を解明し、国民的な議論を尽くして安全基準を見直した上で、安全性が確保されない限り再稼働しないことを求めた。・・・・・

    日弁連が再稼働反対を決議!  力強い応援ですね。先日は、福井の自由法曹団も再稼働反対の申し入れを県庁におこなっています。

  




本日、大飯原発再稼働、新幹線延伸問題での学習会。県議会議会運営委員会。再稼働は6月議会で審議を

2012年05月26日 | Weblog
   いよいよ本日です。
    午前10時から、大飯原発再稼働を考える学習会。午後1時から、県民不在の新幹線建設と北陸線の第三セクター化を考える討論集会です。ぜひ、ご参加ください。

■大飯原発再稼働問題、私がお話しします。26日午前10時から、福井県社会福祉センター2階会議室。主催・福井市9条の会。


■北陸新幹線建設と、北陸線の税金での引き受け・第三セクター化を県民不在ですすめていいのでしょうか。討論集会が開催されます。福井県庁は説明者の出席を拒否しました。これも県民不在。
   26日午後1時から、福井市文化会館4階会議室。主催・新幹線延伸と在来線を考える会



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   昨日は、福井県議会議会運営委員会が開催され6月県議会日程が決まりました。会期は6月20日から7月9日まで。代表質問は22日、一般質問は26、27日におこなわれます。

私は発言を求め、「大飯原発再稼働問題を審議する全員協議会の開催の見通しはどうか」と質問したのに対し、田中敏幸議長は「見通しはない」と答えました。私は、「もう6月議会の日程も決まったのだから、その時点の福井県原子力安全委員会の議論の到達もふまえて6月議会でしっかり議論すべき。駆け込み的に全員協議会を開催すべきではない」と主張しました。



   また、昨日は福井県庁前の大飯原発再稼働反対宣伝行動に参加してきました。ちょうど、岐阜や京都、大阪、兵庫などから民医連や労働組合の方々が応援と福井県庁申し入れにこられ、お一人ずつマイクをにぎられました。連帯して、再稼働許さず、原発ゼロへ!今日も、明日も、県庁はお休みですが原発ゼロ宣伝はつづけます!ここにもぜひ、ご参加ください。

   昨夜は、鈴木しょうじゅ市議とともに鈴木市議事務所で開かれた懇談会に参加しました。みなさんから、「消費税は増税されてしまうのではないか」「大飯原発はどうなるのか」「共産党の日本の将来についての方針は」などなどいろいろな疑問質問がだされ、私たちがお答えしました。
    気軽に原発問題や消費税問題などを語り合う懇談会。ぜひ、あなたの地域でも開いてみませんか。

共産党全国活動者会議。議員会議。「住民と県議の意見を聞きあう会」でお話し。西川知事が切れた・・・

2012年05月25日 | Weblog
    昨日は、日本共産党の全国活動者会議が開催され、志位委員長の報告を視聴しました。会議には南県委員長や地区委員長、衆院候補らが福井県からも参加しています。原発問題でも、原発ゼロの日本への決断をしてこそ、電力供給や自然エネルギーへの転換でも、原発立地自治体の雇用と営業でも本腰がはいると述べ、そのためには財界中心の政治を断ち切ることが必要だ、と強調しました。そして、原発ゼロの日本実現のためにも、きたる総選挙でなんとしても日本共産党は躍進しなくてはなりません。自民も民主も原発固執政党だからです。総選挙で躍進するために、自力である党員や赤旗読者を拡大する目標を達成する「特別期間」がよびかけられました。藤野比例候補、かねもと1区・山本3区候補勝利のためにがんばろう!ぜひみなさんのお力をお貸しください

    午後は、福井県内の地方議員の会議を開催し、わたしから全国活動者会議をうけた活動や、原発、新幹線、暮らし問題での政策活動などについて報告しました。各市議会議員、町議会議員からも自治体状況の報告がされ、議会での取り組みや大衆運動の取り組みについて意見交換をおこないました。

    夜は、アオッサで、大飯原発再稼働反対集会実行委員会のみなさん主催による「住民と県議の意見を聞きあう会」が開催され、私が大飯原発再稼働の問題点などを報告しました。主催の福井大学の佐分利教授があいさつをおこないました。
   報告の後の質疑応答では、質問や意見が相次ぎました。
   「関西が電気いらないというなら原発動かさない、という西川知事の本音はどこにあるのか」「知事のやり方は安全問題でも、防災でも自分が傷つかないやり方ではないか」「県議も知事にまかせるというし、知事も国の姿勢を言うし、この問題に誰が責任をもつのか」「あいまいな県議会の議論ではなく、きちんと議会を開催してこの問題を議論すべきでないか」「原発労働者の生活補償をどう考えているのか」「防災計画ができていないのに、なぜ再稼働できるのか」「地震では3連動しか議論されてないではないか」「県議会として住民の意見を集約することにとりくんでほしい」「県として県民説明会を開催すべきでは」・・・・などなど90分ちかくのやりとりが続きました。私なりにせいいっぱいお答えさせていただきました。ありがとうございました。
    福井県内であれば都合がつけば、原発問題・県政懇談にうかがいます。
    お気軽にお声かけください。mmasao.sato@gmail.com

  
    昨夜の意見交換でも質問がだされた西川知事記者会見の報道です。「プッツン」という感じです。近畿知事会議も欠席するとか。
関西近畿との関係は、副知事が言うように「最悪」になっていると思われます。
    
     しかし、滋賀でも、京都でも、「福島原発事故をうけ、住民の命と安全を守る」立場からの発言と再稼動への心配であり、このことをふまえない政府の対応が最悪なのです。そのことは、原発の安全確認について、安全委員会の「了解」を経ずに、政治判断で確認して動かそうとしていることにも端的にあらわれています。日本の原子力史上にも例のない、「いい加減さ」が国民の不信を増幅させているのです。
財界の要求にそって安易な「政治判断」をした政権。総選挙後は次のない政権がおこなっている、「安全の専門機関の了解もない、指針もつくられていない」「きちんとした規制庁もできていない」なかでの原発推進姿勢こそが一番の問題でしょう。


■朝日・・・・「電気必要ないなら動かさない」 大飯再稼働で福井知事

   関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働について、福井県の西川一誠知事は24日の記者会見で「(電力消費地や国が)電気が必要でないと言うならば、無理して動かす必要はない」と述べた。西川知事は、再稼働に反発している関西の自治体に対する政権の対応の遅さを批判しており、改めて再稼働に向けた政権の決意を促す意味があるとみられる。

 19日に開かれた関西広域連合の首長会合では、細野豪志原発相が再稼働への理解を求めたが、出席した知事らから「安全確認の態勢が不十分」として再稼働に否定的な見解が相次いだ。西川知事は、こうした関西の首長らの言動について「消費地が将来の見通しもないままいろんなことを言うのは望ましくない」と批判。同会合で大阪市の橋下徹市長が「1~3カ月の臨時運転」を提案したことについては、「ご都合主義は話にならない」と不快感を示した。

 一方で、西川知事は「いくら何でも政府の対応が遅すぎる」と政権の対応にいらだちを見せた。「関西の同意を待っているわけではない。政府が姿勢を示すことで解決できる」とも述べ、関西の首長への説得を打ち切ってでも再稼働への決意を示すよう政権に求め、野田佳彦首相のリーダーシップを改めて促した。 ・・・・

「再稼働やめて」、福井県庁に要望相次ぐ。今日、県議との意見交換。福井県職員の「雇い止め」問題。今日は

2012年05月24日 | Weblog
    福井新聞・・・・福井弁護士会の11人でつくる自由法曹団県支部は23日、関西電力大飯原発3,4号機について現状の安全対策では不十分として、再稼動に同意しないよう県に要請した。

坪田康男支部長ら3人が県庁を訪れ、岩永幹夫原子力安全対策課長に要請書を提出した。
要請書では、2基の安全対策が不十分なまま拙速に再稼動に同意すれば、
県民や国民の安全、生活に取り返しのつかない被害をもたらす恐れがあると指摘している。

坪田支部長は「事故の深刻さは他と度合いが違うので、絶対的な安全が必要。慎重に議論して判断してもらいたい。」と訴えた。
岩永課長は、国が示した安全基準に基づく2基の安全性を原子力安全専門委員会で検証中とし「危険を指摘する声に真摯に耳を傾け、対応する対策がなされているか議論している」と述べた。・・・・・・・


     自由法曹団福井支部が結成されて、さっそくの要請行動ですね。
福井新聞によれば、原発を考える女性議員の会も「安全基準確立まで再稼働認めるな」との要望書をだした、とあります。
また、福井県庁前でおこなわれている「大飯原発再稼働反対」行動に参加した、京都の労働組合や医療団体のみなさんも福井県に要請活動をおこなった、とお聞きしました。
今日も要請活動がおこなわれる予定だそうです。県外のTV局も注目して取材にはいる、とのこと。

県民、国民のなかに、ますます、「福島事故をふまえた対策もされていないのに、再稼働なんてとんでもない」の声と行動はますます拡がっていますね。

     福井県庁前での「大飯原発再稼働反対」行動は、今月いっぱい、午前9時から午後5時までおこなう予定です。
30分でも、1時間でも、ご参加ください。昨日も、子連れのお母さんや、仕事帰りの若者らが気軽に立ち寄っていただいてます。


      昨日は、大飯原発反対の宣伝行動や、福井県職員の「雇い止め」相談の対応、9条の会の例会、などでした。
いま、自治体での「非正規職員」の増大がどこでも問題になっていますが、これは「不安定雇用拡大」という面もあります。
「雇用は正規で」の世論が広がる中で、公務の現場での非正規職員拡大と、「雇用喪失」は大きな問題です。

      9条の会例会では、福島原発事故での補償問題などについて学習しました。1年以上たっても被害は収まらず、拡大するいっぽうです。住宅や土地など財産が奪われたり、雇用がなくなったり、家族バラバラになったり・・・・病気、自殺もつづいています。
前途がみえず胸がくるしくなる議論でした。このような巨大な被害をもたらすリスクのある原発からは撤退すべきです。

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     今日は、再稼働反対集会を企画された市民団体主催で、県議会議員との意見交換会。初日は私です。
午後7時から、福井駅東口アオッサ607会議室。ぜひ、ご参加ください。

    明日以降も、各議員との意見交換が予定されています。党派では、自民、民主、公明、共産、のすべての党の県議が意見交換に応じています。県民の声を県議会が聞く、という点で大きな一歩だと思います。










24日、26日、原発問題で私がお話しします。ぜひ、お気軽にご参加ください。

2012年05月23日 | Weblog
     昨日は、県庁前での「大飯原発再稼働反対」宣伝行動に参加。敦賀市や美浜町から80歳を超えたみなさんも意気軒昂に参加されていました。原発自治体での数十年におよぶ原発反対の声の中心をになってこられた風格です。
 
    生活相談や問い合わせなども相次ぎました。弁護士との相談や、県庁、市役所の担当課にお話しを聞いたり、要望したり、と慌しい。なかには「暴力的に借用書を書かされ、数十万円を振り込まされた」という相談も。こういう事件には闇組織の関与も疑われ、弁護士に対応していただくことにしました。
   しかし、このようなことに至る前に、「困ったなあ」ということがあったら、傷口が深くならないうちに、共産党や地元の共産党議員に相談していただきたいものです。
福井の方は 0776-27-3800 へ。

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原発問題、私がお話しします。どんな内容を聞きたいですか?

■再稼働問題で意見交換。5月24日午後7時、福井駅東口アオッサ607号室。主催・再稼働反対集会実行委。
■学習会「大飯原発再稼動問題と福井県政」5月26日 午前10時~ 福井県社会福祉センター2階会議室、主催・福井市9条の会。


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    こんな無駄遣い新幹線が福井に必要でしょうか!敦賀までの県内区間75キロでは工事費は7500億円、福井県地元負担は2200億円。さらに北陸線は福井県などが引き受けて第三セクター化、これにも巨額の税金投入。
討論集会を開催します。福井県にも「説明していただきたい」と参加を要請しましたが、「参加できない」と回答。なぜ?

5月26日 午後1時~福井市文化会館4階。 ぜひご参加ください。主催は新幹線延伸と在来線を考える会です。


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■NHK・・・経産相“基準は安全委の見解反映”

枝野経済産業大臣は、22日の閣議のあとの会見で、関西電力大飯原子力発電所の運転再開を巡り、政府の安全基準の作成に国の原子力安全委員会が関わっていないという指摘が出ていることについて、安全基準はストレステストの1次評価などを通じて原子力安全委員会の見解を反映させたものであるという認識を示しました。


大飯原発の運転再開を巡っては、今月19日の関西広域連合の会合で、京都府の山田知事などが、政府の安全基準の作成に国の原子力安全委員会が関わっていないと指摘し、運転再開に慎重な姿勢を示しています。

これについて、枝野経済産業大臣は22日の閣議のあとの会見で、「原子力安全委員会にストレステストの1次評価に関わってもらうことを決め、そのプロセスを1年間にわたり踏んできている」と述べました。

そのうえで枝野大臣は、原発の運転再開に向けた政府の安全基準について「原子力安全委員会の見解に沿って積み重ねてきたものを4大臣会合で整理したもので、すでに原子力安全委員会のチェックを受けたものと認識している」と述べ、原子力安全委員会の見解を反映させたものであるという認識を示しました。・・・・・・・


■NHK・・・1号機格納容器 水位は40cmか

東京電力福島第一原子力発電所の1号機について独立行政法人が解析した結果、格納容器の中にある水が想定より大幅に少ないおよそ40センチしかたまっていないとみられ、容器の下の方から水が漏れている可能性があることが分かりました。

水が想定より少ない状態は2号機でも内視鏡による調査で確認されていて、溶け落ちた燃料を取り出す作業がより困難になると懸念されています。

独立行政法人、原子力安全基盤機構が、1号機の格納容器の中の圧力などを基にコンピューターで解析した結果、内部の水が、東京電力が想定している2メートルより大幅に少ないおよそ40センチしかたまっていないとみられることが分かりました。

この高さには、格納容器と下にある圧力抑制室をつなぐ配管があり、解析では、この配管に直径2センチ程度の穴があって、水が漏れている可能性があると推定しています。

この結果について、東京電力は「1号機の水温は30度程度と低く抑えられていて、格納容器の中の核燃料は冷やされている」と説明しています。

福島第一原発では、ことし3月、2号機でも東京電力が内視鏡による調査をした結果、水が60センチしかたまっていないことが明らかになっています。

東京電力は、廃炉に向けて格納容器を水で満たしメルトダウンで溶け落ちた燃料を取り出す計画で、2号機に続いて1号機でも容器の下の方からの水漏れの可能性が出てきたことで、穴を発見し塞ぐ作業がより困難になると懸念されています。・・・・・・


    まさに、福島原発事故は収束していないし、原因究明も実際にはおこなわれていません。内部がどうなっているのかさえ、なかなか不確か。こんな状況で、福島事故の知見をいかして大飯原発再稼働、といっても国民が納得しないのは当然です。

    また、「政府の安全基準」は安全委員会が策定した「指針」ではまったくありません。政治判断の代物です。
ですから、安全委員会委員長も、「安全とはいえない。ストレステストの2次テストもやっていただきたい」などと発言しているのです。

    今日も、明日も福井県庁前での「大飯原発再稼働反対」行動はおこなわれます。30分でも、1時間でもぜひ、ご参加ください。午前9時~午後5時の予定。

日食を堪能。県庁前で大飯原発再稼働反対の宣伝行動。県原子力安全専門委員会で関電が「虚偽説明」か

2012年05月22日 | Weblog
  昨日は、日食の天体ショーを堪能しました。どんどん欠けていき、日差しが弱くなり、気温がスーッと下がっていく。なんともいえない感覚でした。

   その後、かねもと幸枝衆院候補との朝の街頭宣伝。県庁前では原発問題住民運動連絡会が座り込み宣伝行動。私もマイクをにぎりました。
「がんばってください」と何人もの方が声をかけて通っていきます。
今日も、明日も、今月いっぱいの予定でおこないます。午前9時から午後5時。「大飯原発再稼働はしないで」「原発ゼロの日本を」・・・みなさんも30分でも、1時間でもご参加ください。

   ひきつづき会議や地域訪問、福井県原子力安全専門委員会傍聴、などでした。
   専門委員会では、「これまでの審議事項の整理・確認」がだされ、報告書をまとめる作業にはいるようです・・・・・が、おおい町長が「今月中の判断はない」と述べたとか。
いよいよ、6月議会前の駆け込み審議ではなく、6月県議会でじっくり議論すべき、という声もでてきそうです。
そうすれば、本会議、常任委員会、特別委員会・・・としっかりした議論ができますし、県民のみなさんの傍聴やインターネット中継もされることになります。

   それにしても、昨日の関西電力の説明回答もお粗末さが目だちました。

とくに、大飯原発の周辺斜面安定性評価結果についての回答にたいして、委員から「みなさんがよくわかっていない、ということが今日わかった」ときつーいお叱りもでました。

    しかし、関電が「5月14日の意見聴取会」の資料を説明した際に、委員から「意見聴取会でのコメントは」と聞かれ、「コメントはなかった」と虚偽答弁ともうけとられる答弁をしたことは問題です。
実際には、5月14日の意見聴取会では「2次元解析でフリーならフリーで。なるべく山をゆるくすべき」「悩ましい問題だ。今後要求される安全率はどのくらいか」などのやりとりがおこなわれたからです。なぜ、関電の説明者が「コメントはなかった」などと「ウソ」を言ったのかは不明ですが、こういう態度は安全専門委員会の議論の前提にかかわることだけに重大です。

しかも、そもそも送電鉄塔崩壊の恐れがあり、対策工事が今年度から来年度におこなわれるのであり、福島原発事故の電源喪失の教訓に照らせば、対策完了前の再稼働計画などは驚くべきことです。

以下、報道です。

■福井・・・大飯原発、県専門委が論点整理 安全性確認は審議継続

関西電力大飯原発3、4号機(おおい町)の安全性を検証している福井県の原子力安全専門委員会は21日、県庁で会合を開き、東京電力福島第1原発事故から1年2カ月にわたり続けてきた審議内容の論点整理に入った。ただ、取りまとめの方向性を確認しただけで、具体的な議論には至らなかった。

 論点整理に先立ち、同原発敷地内の斜面の安定性などを審議したが、関電の説明に不十分な点があり、継続審議となった。
 会合後、県の石塚博英安全環境部長は、次回の会合で報告書の原案が示されるかどうかも「分からない」と述べるにとどまった。

 この日は、基準地震動(想定される最大の揺れの強さ)に対する制御棒の挿入時間、熊川断層と二つの海底断層が連動した場合の機器への影響などを審議した。

 制御棒について関電は、基準地震動での挿入時間は通常運転時より0・23秒遅れて1・88秒になるが、基準値の2・2秒を下回ると説明。委員から「2・2秒を超えるとプラントはどうなるのか」と質問が出たほか、地震による落下の抵抗力など解析に用いた数値を示すよう求めた。
 断層が3連動した場合、原子炉補助建屋や余熱除去系の配管などが基準地震動を超える影響を受けるが、関電はストレステスト1次評価で確認した1・8倍を下回ると強調した。
 大飯1、2号機近くの斜面が基準地震動でわずかに崩落する可能性がある点については、関電が詳細な解析方法を十分説明できず、委員が「分からないことが分かった」と厳しく指摘。回答を次回の会合に持ち越した。

 この後、論点整理に移り、ハード面では電源や炉心冷却機能の確保、地震への対応、ソフト面は初動人員体制の強化、指揮命令系統の明確化、途絶しない情報通信網の確立などを審議事項にすると確認。ただ、具体的な議論には入らなかった。

 方向性としてはハード、ソフト両面の安全対策を事故の進展に合わせた時系列で取りまとめ、原子力規制庁の早期発足や安全規制体制の再構築など国への要望事項を盛り込むと決めた。

 西川知事が政府に求めた大飯原発に対する特別な安全監視体制に関して県専門委で国から説明を受けるかどうかについては、石塚部長は「委員長と相談したい」とした。 ・・・・・・・・・

大飯原発再稼働めぐり、今日は福井県原子力安全専門委員会。日食の天体ショーは?

2012年05月21日 | Weblog
    昨日は、地元の体育祭。好天に恵まれ、子どもから大人まで楽しめました。スタッフのみなさんはおつかれさまでした。

午後は、民青同盟の大会であいさつ、かねもと幸枝候補や後援会のみなさんと地域訪問活動でした。原発再稼働反対に共感が広がります。「応援するから頑張れ」と激励。ありがとうございます!


    大飯原発再稼働問題も大きな山場を迎えます。
今日は福井県原子力安全専門委員会。午後2時~福井県庁3階で傍聴受付、3時から委員会です。
原発問題住民運動連絡会は午前9時から県庁前で宣伝行動を開始します。ぜひ、傍聴とあわせてご参加ください。


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    佐々木衆議院議員・・・・次の言葉は誰のだと思いますか?――「うそで顔を塗り固めている方が総理大臣だったころ、消費税を上げ、医療費を引き上げ、定率減税を引き下げて、風邪から治りかけていた日本経済を肺炎にしてしまいました。同じことをまた繰り返そうとしているんでしょうか」。

  答えは、野田総理です。……7年前(平成17年1月25日)に、野田さんが衆議院本会議で述べた言葉だったのです。
  冷え込んだ家計から、消費税増税をはじめとする社会保障の負担増で、野田さんは20兆円も大規模に国民のふところから購買力を奪うのです。
  1997年の9兆円負担増と比べても、はるかに大きな衝撃を国民生活と日本経済に及ぼすことは、明らかです。
  これこそ「風邪から治りかけていた日本経済を肺炎にしてしまう」行為ではないでしょうか。野田総理にこの言葉をそっくり贈りたいと思います。・・・・・・・・


  政党・政治家の初心が問われますね。


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    今日は日食ですね。各地で、期待に応えて観測できるでしょうか。次の天体ショーは、来月の金星の太陽面通過です。準備された太陽メガネは捨てないで、活用しましょう。


国立天文台の桜井教授が太陽について書いてます。

●生まれてから46億年の間に、4割ほど明るくなった。太古の太陽は暗く、地球は寒かった。なぜ、生命がはぐくまれたか?「若い太陽の問題」。

●表面温度は6000度。中心は核融合反応で1500万度。中心から表面へ、なぜ0度にならずに皆既日食で観察される200万度のコロナができるのか?

●11年周期といわれている太陽の磁場。なぜ磁場が発生し、周期性をもつのか?


   などなど太陽はまだまだ謎だらけ。これだけ広範囲に観測エリアがあるのは日本では平安時代以来、とのこと。
日食ブーム?をきっかけに、子どもたちのなかから研究にチャレンジする研究者がでてくるといいですね。

    さて、あと15億年ほどたつと、いまより15パーセントぐらい明るくなり、地球上の大陸はすべて水没することになるそうです。

その頃の人類の生活の拠点は、水中都市となっているのでしょうか・・・

「大飯原発再稼働はダメ」宣伝に大きな反響。明日から県庁前で宣伝。芸術文化フォーラムの総会に出席。

2012年05月20日 | Weblog
    昨日は、かねもと幸枝衆院候補、西村きみこ市議、鈴木しょうじゅ市議とともに福井市内を終日街頭演説でまわりました。
「大飯原発再稼働反対」「消費税増税NO」との訴えにつよい反応でした。道行く人は手をふり、車のなかからも手をふっていただくという、・・選挙戦最中のような手ごたえに驚きました。小さいお子さん連れのお母さんがよってきて、「この子と握手してください」ということも。県民のみなさんのなかにある、いまの政治への不満と、はっきり原発ゼロをしめす日本共産党への期待を痛感しました。頑張ります!

   アオッサ前では、保育団体のみなさんが「子ども子育て新システム反対」の宣伝署名活動中。この署名運動にも多くの県民のみなさんが協力されてました。がんばりましょう!

   夜は、ほんとうに久しぶりに福井芸術文化フォーラムの総会に出席しました。
昨年度も福井市文化会館を舞台に「シングルマザーズ」公演、「いこさ寄席」など魅力的な企画をおこない、「伝統芸能カフェ」「まちは劇場」など意欲的な活動もおこなわれました。
 今年度も、桂歌丸、桂吉坊らが出演する寄席の企画や、「まちは劇場」「少年少女合唱フェス」などが計画されてます。
 ぜひ、福井市民のみなさんが地道な文化活動を応援していただきたいと思います。
 事務所は福井市文化会館1階。0776-23-6905。

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 ■毎日・・・<大飯原発再稼働>細野氏が関西広域連合会合で理解求める

細野豪志原発事故担当相と斎藤勁官房副長官が19日、大阪市で開かれた関西広域連合(連合長・井戸敏三兵庫県知事)の知事や政令市長らによる会合に出席し、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を妥当とした政府判断に理解を求めた。首長側からは安全確認の手法に批判の声が上がり、再稼働への賛成論は出なかった。・・・・・・


   大飯原発再稼動について、「関西の理解」は依然としてまったく得られていません。
野田総理は強権で、福井県の了解を得て、判断するとみられていますが、国民不在の政治はますます国民の厳しい批判を浴びるでしょう。

  原発問題住民運動福井県連絡会では、明日21日から福井県庁前で、「再稼働は許さない」の行動をおこないます。
連日、午前9時から午後5時までの予定です。

  ぜひ、30分でも、1時間でもご参加ください。福井県庁、福井県議会にあなたの声を届けてください。
  がんばりましょう!

原水爆禁止世界大会・平和行進実委が福井県庁・県議会に要請。大飯原発再稼働、専門委員会21日開催へ。

2012年05月19日 | Weblog
    昨日も相次ぐ生活相談、会合や、県庁・県議会への要請行動などでした。
要請は、原水爆禁止世界大会・国民平和大行進実行委員会の山川さん、辻さんとごいっしょして、県庁、県議会に世界大会成功への協力要請をおこないました。

      県庁では観光営業部観光振興課の辻岡課長と坂井国際室長に、県議会では日野岡次長に応対していただきました。
山川さんらから世界大会・平和行進の取り組み状況や、核兵器廃絶めぐる情勢、県内被爆者の状況などが話されました。

    県内の被爆者は100人程度。みなさん、高齢化と病気で苦しんでいる。」とのお話し。20年ほど前には「県内被爆者200人」とお聞きしていましたので、100名前後の方が亡くなられたことになります。
原爆被害を忘れることなく、核兵器廃絶に世界が向かうようにがんばりましょう。

     福井県庁としてもさまざまなことに協力いただいていますが、被曝の実相を語り継ぐ「原爆パネル展」などの企画もおおいにすすめるべきでしょう。


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    大飯原発再稼働をめぐり、注目の福井県原子力安全専門委員会が開催されます。
5月21 日(月)15 時00 分から。委員会がまとめるとされる報告書にもとづいて、県議会の議論、知事の判断がされるだけに重大です。傍聴希望の方は14 時に県庁3階304会議室へおこしください。

     今朝の報道によれば、報告書案はしめされない、とあります。
そうすると、さらに委員会開催が計画されることになるはずです。委員のなかには、委員会としての報告書をまとめることに慎重な方もおられる、とのこと。
私は、委員会として一定の結論をだす際には、県民説明会を開催することや、県議会へ説明することなどを中川委員長に文書で求めています。
国民、県民注視の大問題であり、専門家として説明責任を果たすという社会的責任は果たしていただきたいと思います。



トンネルじん肺訴訟支援行動に参加。原発再稼働問題、住民団体から「意見交換会」の申し入れ。

2012年05月18日 | Weblog
      昨日は全国トンネルじん肺根第4陣福井訴訟支援の行動に、かねもと幸枝書記長らと参加しました。福井市中央公園で集会をおこない、福井地裁までデモ行進。裁判所に訴状の提出。その後、弁護士会館で報告集会がおこなわれました。
51歳の若い方が、「昨年12月までトンネル工事で仕事をしていた。せき、痰の症状で受診したら、じん肺と診断された」と。
福井県の方々は、「昭和52年までトンネル工事。体が辛くてどうしょうもない。今回はじめて、じん肺という病気だと知った」「福大病院で、じん肺と診断された。医師からも独りであれこれするのは難しい、とこの運動を紹介された」・・悲劇は続いてます。悲劇は埋もれてます。
     第三陣福井訴訟では4人が和解にいたっておらず、清水建設が反対しているとか。
   このような本人家族に重い負担を強いる裁判と言うやり方は大変です。全国的に「和解による解決」がおこなわれていることに照らしても、国やゼネコンの拠出による基金を創立し、じん肺患者を救済する仕組みをつくらなくてはなりません。
こういう問題を棚上げしている民主党政府の責任も重い。

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    先日「今なぜ再稼働?」集会を開催した実行委員会のみなさんや、福井大学、佐分利教授らが県議会に面会にこられ、「意見交換会」の開催を申し込まれました。各会派、議員に働きかけをつよめるようです。
県民福井・中日新聞では、「反対の県議は3人」と報道されました。「再稼働は既定路線」なのでしょうか。
さまざまな住民団体のみなさんからのアピールや要請も届いています。
今回の「意見交換会」という企画にも政治家として責任ある対応が各議員にも求められるでしょう。
とにかく、おおい町議会は議会として4回、住民の意見を聴く機会をもうけたのですから。県議会の存在がかすむような再稼働議論であってはならないと思います。

    昨夜は、NHKニュース9で野田総理が生出演し、大飯原発再稼動について「私のリーダーシップで決める。そろそろ判断の時期は近い」といっそう前のめりの発言をおこないました。「対策で福島並みの地震津波でも炉心溶融にいたらない」と保安院の説明をオウム返しに述べています。

   しかし、県議会全員協議会での保安院・関電の説明の際に指摘しましたが、福島とちがって、若狭の原発群は直下型の巨大地震で、強震動と津波がほぼ一気に襲来する危険が高いのです。つまり、電源車などの活用の時間的余裕がない恐れが生じるということです。「福島とおなじ災害なら大丈夫」には大きなごまかしのトリックがあるのです。
安全に無責任な政治はいい加減にしてもらいたいですね。

たとえば野田総理は福島県で、「今回の安全基準で、福島第二原発は大丈夫。第一原発のような事故は起こりません。再稼働を」などとは言えないでしょう。
福島で通用しない「理屈」で福井県民をごまかそうとしているのです。

以下、県議アンケートの記事です。

■県民福井・・・・関西電力大飯原発3、4号機(おおい町)の再稼働問題に関する本紙の県議アンケート(回答三十四人)では、大飯原発の安全性を確認できたとみなす段階を、二十八人が「県が安全性を確認した時点」と答えた。県議の多くは、近くまとまる見通しの県原子力安全専門委員会の報告だけでなく、西川一誠知事の安全性への見解も聴いた上で、受け入れ可否の判断に入りたいと考えているようだ。


 安全性の確認時期では、「県原子力安全専門委が確認した時点」としたのは二人だけ。二十八人が選んだ「県が確認した時点」は、専門委の報告を基に、西川一誠知事が県議会に再稼働判断を要請してくる段階に当たる。県議会で判断するため、西川知事に安全性への見方を示してほしいと希望する県議が多いようだ。


 一方、大飯原発の「地元」の範囲を尋ねる質問には、二十五人(73%)が「おおい町と福井県」を選択。同町と隣接する小浜市三方郡三方上中郡選出の二人からは「小浜も地元に含む」との指摘があった。


 滋賀県と京都府の一部を含み、原子力防災対策を求められる「半径三十キロの緊急時防護措置準備区域(UPZ)」を地元とみるべきだとしたのは六人、「半径百キロ圏内」も一人いた。・・・・・



原発再稼動と新幹線の「取引」?本当に在来線第三セクター化でいいのでしょうか。26日に討論集会開催。

2012年05月17日 | Weblog
       昨日は、あいつぐ生活相談の対応や、恩師の通夜などでした。恩師は中学2年の時の担任の川村先生。印象的だったのは、わたしたちの中学では「2-3年」は受験と言うことで担任を変えない慣例だったのですが、私たちのクラスは担任替えがおこなわれました。川村先生が生徒の前で「受験受験の体制は問題がある」という趣旨のことをおっしゃたのが印象的でした。
また、生徒の「到達」だけでなく、「努力」を評価し、出来の悪い私にも最高点をつけていただき、励ましていただいたこともあります。ご冥福をお祈りします。
 
     また昨日は控え室に、あるマスコミの幹部の方が「なかなかお会いできませんねえ」と言われてたずねて来られ、原発問題などでいろいろ「雑談」。そういえば、以前は記者さんともよく雑談していたような気がしますが、最近はあまりない気がします。
私の方からマスコミ幹部に「取材」に行ったこともあり、「共産党の方から声がかかったので驚きました」と言われたこともありましたが・・・・。
おたがい、「一方的な発信」にならないように留意することも必要でしょう。

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■NHK・・・・・在来線を第三セクター化へ

北陸新幹線の敦賀延伸について県と福井市など沿線の7つ自治体は、北陸新幹線の並行在来線をJRからの経営分離することに同意したうえで経営分離後は第三セクター方式で運営していくという回答を16日国土交通省に提出しました。

北陸新幹線は平成26年度中に金沢までの区間が開業し、金沢から敦賀までの区間についても着工を認可する方針が決まっています。敦賀までの延伸をめぐっては国から、着工の条件として、収支の採算性や財源の見通しなど5項目が提示されていますがこのうち、平行在来線をJRから経営分離させることについての地元自治体の同意の手続きだけが完了しておらず、国から自治体に同意を求める文書が14日に届いたのを受けて、並行在来線をJRから経営分離させ、第三セクターとして運営することに同意する文書を国土交通省に提出したものです。

これで、着工の条件はすべて整ったことになり、国から認可されれば、着工されることになり、国は今後、工事を担当する「鉄道・運輸機構」の工事計画を審査したうえで認可をすることにしています。・・・・・・


     全国マスコミの東京の方などから「新幹線認可と原発再稼働」の関係をよく聞かれることがあります。
これまで、県庁も県議会も、「福井は国策・原子力に協力しているのだから、地域振興を」との論理がたしかにあります。
西川知事もそのようなことを繰り返し発言していますし、県議会も何度も議会意見書をあげています。
原子力政策への協力の見返りに新幹線を求める意見書に、かつて議会で反対していたのは私だけでした。

     いまは、誰も声高にそのような主張はできなくなっています。しかし、その思惑は消えたわけはなく、底流には流れているでしょう。

今回のように「タイミング」が重なれば、勘ぐられることにもなります。

しかし、そもそもこれは「取引」にならないのです。どちらも県民にとっては「問題あり」だからです。

原発再稼働は、なにより安全性の問題が確立しておらず、県民と周辺自治体への危険が増大します。

北陸新幹線・在来線の第三セクター化は、少子高齢化に向かう福井県民に財政上も、利便の上でも大きな負担増になります。


     26日には住民団体の主催で新幹線を考える討論集会も開催されます。
ごいっしょにこういう問題も考えましょう。
午後1時から、福井市文化会館4階会議室です。