前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

屋敷勇元県議の葬儀に参列

2015年12月31日 | 福井県政
  今日は大みそか。亡くなった屋敷勇元県議会議員の葬儀がいとなまれ、仲倉議長、大久保副議長はじめ議員のみなさんと参列しました。82歳。前期の任期途中で病のため、断腸の思いで途中辞職されていました。

 私の質問の後、よく「いい質問だった」「鋭い質問だった、さすがや」などとにこにこしながら声をかけていただきました。
  私の父が死去し、その直後の県議選で落選した後、「佐藤君、元気にしてるか。元気なら安心した」と電話をいただいたこともあります。 
  選挙で落ちると態度がかわる方もおるなかで、他党議員にまで心配る誠実なお人柄に励まされました。
 ご冥福をお祈りいたします。


 葬儀を終え、棺を見送り、大晦日の街に戻ると、年越しそばの販売などにぎやかでした。



 

あらたなたたかいの前進を切り開いた今年。お世話になりました。よいお年を。

2015年12月31日 | 福井県政
 今年も今日が大晦日。

 昨年12月の急な総選挙で藤野やすふみ衆議院議員が誕生。さあ、県議選、市議選だ、とはじまり、私と、西村公子、鈴木正樹両市議の議席の勝利をかちとらせていただきました。
 安保法制・戦争法の強行許さない!原発再稼動反対!  でも福井県内でも大きな連携と運動が発展した年でした。
 安倍政権の暴走をとめよう、とたたかいは来年の参院選にむかいます。

 身近な要求実現でも、新幹線工事のために閉鎖される福井駅東口駐車場の代替駐車場確保の実現や、特別支援学校の寄宿舎指導員の採用再開、などを県民のみなさんや他会派とも協力して実現することができました。


 今年もブログ更新を連日することができました。健康であればこそ、みなさんのご支援あればこそ、と思います。

 ありがとうございました。どうぞよいお年を!



 福井市 県議選・市議選勝利!




 知事あての原発再稼働反対署名提出。先日30万人を超えました!




 安保法制・戦争法反対へ、廃止へ。党派を超えて運動がひろがりました!


地域訪問と赤旗読者拡大で奮闘。原発再稼働の「無責任の連鎖」

2015年12月30日 | 福井県政
昨日も後援会の方とてくてく地域訪問活動。「今年は大変お世話になりました。来年は参院選です。戦争法廃止へがんばります」などとお話ししながら対話をすすめます。 
 「東京大空襲で親を亡くした。戦争だけはぜったいに止めて」「介護現場の待遇をもっと改善してほしい」「参院選でも共産党がんばって」などなどの声が寄せられました。しんぶん赤旗を読んでいただける方も8人増えました。
 政治を腐らせる政党助成金や企業献金に頼らない日本共産党は国民のみなさんの赤旗購読や寄付によって活動が支えられています。


 渡辺三郎元県議宅で



 

 先日、原発再稼働の無責任体制を批判しましたが、県民福井のコラムにも「無責任の連鎖」と書かれていました。まったく同感です。


■県民福井・・・・≪無責任の連鎖 ~ 記者のフォルダー≫
 2015/12/29

 
 政府は「原子力規制委員会が安全と判断した原発は再稼働する」と言い、規制委は「新規制基準に適合しても安全とは言わない」と言う。
原発の安全責任が宙に浮いたと指摘される定番の”掛け合い”だ。

 最近、新たなエピソードが加わった。
 関西電力高浜原発3、4号機(高浜町)の再稼働に合意した西川一誠知事は会見で、過酷事故が発生したら政治生命を懸けるか問われ「質問の趣旨が分からない」「そういう性質のものではない」とはぐらかした。

 知事が同意の根拠にする「政府の責任」も再び宙に浮いた。
 丸川珠代原子力防災担当相は避難計画について、報道陣に「今までなかったルール。住民の理解が必要」と述べつつ、訓練前に再稼働する点は「所管(の経済産業省)ではないので」。

  無責任の連鎖が止まらない。(西尾述志)

丸川原子力防災担当大臣の無責任な姿勢。安倍政権の原子力行政は福島以前に戻りつつある

2015年12月29日 | Weblog
昨日の朝の定例街頭宣伝。山田参院候補は、戦争法廃止を訴え。私は、「今日で県庁、市役所なども仕事納め。1年間、お疲れ様でした。来年もがんばりましょう」とご挨拶し、無謀な原発再稼働を批判しました。

 話のなかでは、昨日の県民福井の記事を紹介。
来福した丸川原子力防災担当大臣が、再稼働の時期と広域避難訓練の時期はリンクしない、と。高浜原発再稼働についてもノーコメント。
福島原発事故以前の無責任な原子力行政に戻りつつある、安倍政権と、これに追随する西川県政を批判しました。









水月湖年縞を否定しかねない原子力規制委員会の高浜原発審査内容

2015年12月28日 | 福井県政
 高浜原発再稼働を議論した12月福井県議会の原子力発電特別委員会で、私は、「福島原発は大地震、大津波で苛酷事故を引き起こしたが、まだ原発は大噴火は経験していない。京都地域では20センチの火山灰降灰の記録もあるが、仮に高浜原発に数十センチの火山灰降灰があったらどうなるか」などと質問した。
原子力規制庁の担当者は、「数十センチの記録はなく、10センチで評価し、安全上問題ない」などと答えた。

 それは、規制委員会の評価でも、「三方五湖東岸においては層厚20cmであったが、再堆積を含んでいること、またその他周辺調査を行った結果、層厚10cmを超えるものはなかったことからNEXCO80の降灰層厚は10cm以下と評価する。」とある通りだ。

 しかし、原発の安全議論で耐震などでは「余裕がある」と答えることが多い規制委員会が、火山灰については余裕をみて評価せず、過去の実績のぎりぎりなのはなぜなのだろうか。それだけ、火山灰はやっかいだからだろう。空冷の装置は使えなくなる危険があるし、海水とともに火山灰が大量に冷却水として原発内に入れば、機器は故障する、最悪の場合、冷却不能になりかねない。外の作業員は視界が遮られ、雨もふれば、どろどろとなって作業が困難になるだろう。


 今日の読売新聞に福井県の水月湖の年縞の記事が大きくでていた。
そこに、600キロ以上離れた火山の大噴火により「約3万年前の層からは、厚さ約20センチ分の火山灰が見つかった」と書かれている。

 仮に、規制委員会が判断したように、「再堆積を含んでいること、またその他周辺調査を行った結果、層厚10cmを超えるものはなかった」との理屈で20センチの年縞を否定すれば、水月湖の年縞全体の否定にもつながりかねないのではないだろうか。これでは、年縞売り出しに懸命の福井県も困ることになる。

 どなたか詳しい方がご教示していただければありがたい。

 福島原発事故は、原発の安全対策の「想定を超える」自然の力で構造物が大きなダメージをうけ、苛酷事故にいたることをしめした。
また、福島事故の前のように、地震や津波、噴火の想定数値自体を大きく超える自然の力は高浜原発には働かない、と判断するのはおこがましいことではないか。




ひきつづき、参院選めざし戦争法廃止の署名で地域訪問活動。「各種手当」の毎月支給で生活改善・・・

2015年12月28日 | Weblog
  昨日も、後援会のみなさんと戦争法廃止の署名などをもって訪問活動。たまたまその地域でたずねた役所の幹部の方も「共産党県議が一人では大変ですね」などとおっしゃりながら署名にご協力いただきました。
 回ると、「安倍さんはやりすぎですよ」「谷口高さん(元福井市議)といとこです」「参院選がんばってください」などなど激励をいただきます。
 若狭名産の小鯛の笹漬を差し入れでいただきました。勇気百倍、がんばります!


 すてきなガラス工芸





  昨年秋に千葉県の県営住宅家賃滞納で退去を迫られた母子家庭の母親が娘さんを殺害した事件。昨日の朝日新聞の記事には考えさせられる。

児童扶養手当などの公的手当を毎月支給に支給方法を変更するだけでも家計破綻の抑制になる、との分析だ。

もう随分以前のことだが、年金支給を三カ月に一度を二カ月に一度に、当時の共産党革新共同議員団の田中美智子議員が国会で取り上げて、変更を実現したという。これで、年末年始のお金ができた、と喜ばれたそうだ。

ぜひ有効策として実施したらいいのではないかな。







 亡くなられた考古学者、森浩一さんの論集が刊行され始めています。
以前、立命館大学で直木先生のお話とともに森先生のお話をお聞きしました。

 以前も書きましたが、森先生には勝手に個人的な思い出がある。高校時代、当時発行されていた「科学朝日」という雑誌に森先生の論文が載った。読んだが、どうも納得がいかない。そこで「批判」を書いて投稿したら、掲載されてしまった・・・・・。確か、原稿料は2000円もらった。定期購読していたわけではないので、原稿料がとどいて、あわてて福井駅前のひまわり書店まで買いにいった・・・という思い出があるのです。


高浜原発再稼働反対!国民的な監視の目をいっそう注ごう

2015年12月27日 | 福井県政
 関西電力高浜原発の再稼働。高浜原発3号機に燃料を入れるのは約3年10か月ぶり。燃料装荷には県庁職員も立ち会っているという。
たぶん、数年ぶりの運転再開であり、従来の定期検査後の再起動以上に慎重に取り組むことになるだろう。
また、退職した技術者や運転員も集め、万全を期すかもしれない。

 しかし、国民、県民の多数が再稼働に反対している。
福島事故後の大飯原発再稼働の際も、危険な出力調整運転がおこなわれていた。
国民的な監視の目をいっそう注ぐことが必要です。
ひきつづき、再稼働反対でがんばりましょう。



てくてく訪問活動で、戦争法廃止署名。福井市中心部のバス運賃100円に

2015年12月27日 | Weblog
  昨日も、年末のあいさつまわりがつづきました。「今年は選挙でお世話になりました。来年は参院選です。戦争法廃止の一致点で野党共闘を実現し、安倍政権の暴走政治をやめさせるためにがんばります」などと後援会のみなさんとともにお話しさせていただきます。戦争法廃止の署名運動への協力もお願いします。
  あるお宅では、英語やスペイン語を駆使して世界で仕事をしてきたという方が、「今の安倍政権では日本がだめになる。共産党にがんばってほしい」と。また、自営業のお店では、「原発再稼働されてほんとうに悔しい。戦争法で将来が心配」、元社長さんのお宅では「毎年外国へでかける。先日はインドに行った。がんばる学生の学費を無料にして世界にでる人材を育成している。日本は遅れている」と。
公務員のお宅では、「専門人材の育成がなく将来が心配」「道路や河川などの維持修繕の予算も毎年削減が続いており、住民のニーズにこたえきれなくなる」などの声も。
 てくてく訪問活動では対話もはずみます。課題もみえてきます。


  福井市内中心部のバス運賃が100円に引き下げられます。いまのスマイルバスなどは100円で大変好評です。
どんどん利用しやすい交通網が拡充していくことが、福井の住みやすさにもつながるでしょう。
 また、通勤の車利用を抑制するためには、一定の距離のバス区間も思い切った引き下げで、車通勤から利用者を移転させるぐらいの料金と本数を考えていくことも必要でしょう。
 そのことが、街を歩く人を増やすことにもつながることになります。
 もちろん、福井人にやさしい交通環境は、福井を訪れる人にも使い勝手のよい交通環境ということとイコールなのです。


■NHK・・・・路線バス 中心部で半額へ

  来年春にJR福井駅西口のバスターミナルが開業するのにあわせて、路線バス各社は福井市中心部の運賃を現在の半額の100円に引き下げるなど、利用客の増加に向けた取り組みを進めることになりました。
JR福井駅西口では再開発事業の一環として、来年3月末にバスターミナルが開業し、路線バスを運行する3社の計58路線が乗り入れますが、これにあわせて各社は、運賃やダイヤを見直す計画をまとめました。
このうち、京福バスと福井鉄道は、新たな需要につなげるため、福井駅から仁愛学園前など800メートル圏内の運賃を、現在の半額にあたる100円に引き下げます。
また、京福バスは市中心部ではダイヤを15分や30分間隔にパターン化して、ダイヤをわかりやすくすることにしています。
  さらに、県内有数の観光地、一乗谷朝倉氏遺跡とを結ぶ東郷線について、京福バスは、名前を一乗谷東郷線に変更するほか、バス停についても現在の武家屋敷前を復原町並に変更するなど、観光客へのPRを強化します。
各社はこうした計画を近く運輸局に申請する予定で、7年後の北陸新幹線の県内開業も見据え、利用者の利便性向上や観光振興につなげられるかが課題となります。

12月26日 19時14分

関西電力、福島事故後初の危険なプルサーマル運転を準備。共産党が国会開会式に

2015年12月26日 | Weblog
 昨日もあいさつ回りや、再稼動反対金曜行動への参加でした。
関電は福井地裁決定をうけて、昨日ただちに原発への燃料装荷をはじめ、1月には再稼動する計画です。新規制基準のもとで初めてのプルトニウムをつかうプルサーマルです。使用済みの燃料はダーティプルトニウムとよばれ、放射能被曝汚染が普通のウラン燃料よりも懸念されています。運転にも制御が難しくなるなどの難点が指摘されています。
 より危険なプルサーマル運転を最初に始めた関西電力、それを認めた福井県政の責任は大きいと思います。
 再稼動反対へ、がんばりましょう。
 
 年明けの金曜行動は、8日からスタートします。あらたな気持ちでご参加ください。






 
 先日、ニュース速報で流れたので、なにごとか、と思いました。共産党が国会開会式に参加する、ということで注目されたようです。


■赤旗・・・・国会開会式 日本共産党出席へ 引き続き民主的改革を要求
                志位委員長が表明

 一、日本共産党はこれまで、日本国憲法の主権在民の原則に逸脱する、国会開会式のやり方を根本的に再検討することを提案するとともに、その意思表示として、開会式に欠席してきました。

 わが党が問題としてきたことは、おもに二つの点です。

 第一に、開会式の形式が、「主権在君」の原則にたち、議会は立法権を握る天皇の「協賛」機関にすぎなかった、戦前の大日本帝国憲法下の「開院式」の形式をそのまま踏襲するものになっているということです。

 第二に、以前の開会式では天皇の「お言葉」のなかに、米国政府や自民党政府の内外政策を賛美・肯定するなど、国政に関する政治的発言が含まれていました。これは、日本国憲法が定めている、天皇は「国政に関する権能を有しない」という制限規定に明らかに違反するものでした。

 わが党は、国会開会式が、現行憲法の主権在民の原則と精神にふさわしいものとなるよう、抜本的改革を求めてきました。

 一、その後、開会式での天皇の発言に変化が見られ、この三十数年来は、儀礼的・形式的なものとなっています。天皇の発言の内容には、憲法からの逸脱は見られなくなり、儀礼的・形式的な発言が慣例として定着したと判断できます。

 一方で、開会式の形式が戦前をそのまま踏襲するものとなっているという問題点は、現在においても変わりがないということも、指摘しなければなりません。

 一、こういう状況を踏まえての今後の対応について表明します。

 日本共産党としては、三十数年来の開会式での天皇の発言の内容に、憲法上の問題がなくなっていることを踏まえ、今後、国会の開会式に出席することにします。

 同時に、開会式の形式が、戦前をそのまま踏襲するものとなっているという問題点は、根本的な再検討が必要であることに変わりはありません。わが党は、それが、現行憲法の主権在民の原則と精神にふさわしいものとなるよう、引き続き抜本的改革を強く求めていきます。そうした抜本的改革を実現するうえでも、今後は、開会式に出席することがより積極的な対応になると、判断しました。


 志位委員長は同日、大島理森衆院議長と面会し、開会式出席を報告するとともに、民主的改革について検討するよう要請しました。同議長は「承りました」と述べました。

高浜再稼働を認めた不当な福井地裁決定に抗議する!行政も司法も福島以前に逆戻りか

2015年12月25日 | 福井県政
  昨日は、高浜再稼動を禁じていた福井地裁の仮処分が取り消され、再稼動を認める決定が福井地裁でだされました。
申立人や弁護士、わたしたち住民は午後1時過ぎから福井地裁前に集まり、2時の言い渡しを待ちました。
 再稼動を認める決定がだされたことに抗議し、名古屋高裁金沢支部に抗告するすることが弁護団から訴えられました。参加者は抗議のシュプレヒコールを裁判所前であげ、国際交流会館で報告集会を開催しました。
  

  しかし、今回の福井地裁の決定は、関電の主張のコピペ、と弁護団は批判していましたが、「核燃料の損傷、溶融が生じた後の対応など、を判断するまでもなく、人格権が侵害される具体的危険があると推認することはできない」と、明確に福島原発事故のような事故は起こらない、と新たな安全神話にふみこみました。こうなると、多重防護の必要性もない、避難計画も必要ない、となってしまいます。
 行政とともに、司法も福島事故以前に逆戻りする決定で、悔しい。抗議します。

 県議会で関西電力の豊松原子力事業本部長が私の質問にこたえて、「福島のような事故は絶対におこらない」と断言したシーンに重なりました。
私は、「それではまた、安全神話の復活ではないか」と批判しましたが・・・。

 福島原発事故からまだ5年もたたず、しかも事故収束にはほど遠く、10万人もの避難生活がつづいている現実をみない行政、司法の驕りは、国民、住民にとって大きな「脅威」です。

 福島原発事故を繰り返してはならない、そのためには原発再稼動はやめるべき。このたたかいを諦めるわけにはいかないのです。
国土と国民のために。がんばりましょう!






  以下、報道です。

■NHK・・・・高浜原発3・4号機 再稼働認める判断 福井地裁
12月24日 17時38分


   福井県にある高浜原子力発電所の3号機と4号機について、福井地方裁判所は「新しい規制基準の内容と審査の判断は合理的で、住民の生命が脅かされる具体的な危険は認められない」と指摘し、再稼働しないよう命じた、ことし4月の仮処分を取り消し、再稼働を認める判断をしました。これを受けて関西電力は、まず3号機を来月にも再稼働させる方針です。

  福井県高浜町にある関西電力の高浜原発3号機と4号機については、福井地方裁判所がことし4月、再稼働を認めない仮処分の決定を出し、関西電力が異議を申し立てたため、別の裁判長が改めて審理を行っていました。
24日の決定で福井地裁の林潤裁判長は再稼働しないよう命じた仮処分を取り消し、再稼働を認める判断をしました。決定の中で、「新しい規制基準は最新の科学的・技術的な知見を踏まえた評価を求めるなど、内容は合理的で、この基準に適合するとした原子力規制委員会の審査の判断に不合理な点はない」と指摘しました。

そのうえで、「関西電力は最大の地震による揺れの想定にあたり、地盤構造を詳細に調査しているほか、福島の原発事故を踏まえて耐震補強工事を行うなどしており、住民の生命が脅かされる具体的な危険は認められない」と指摘しています。
その一方で裁判所は「新しい規制基準に合理性が認められるのは、原子力規制委員会が中立公正な立場で安全性を審査するという枠組みが機能しているのが前提だ。福島の原発事故に対する深い反省と絶対的安全性は存在しないという真摯(しんし)な姿勢の下、継続的な取り組みを怠らないことが求められている」などと、国や関係する自治体を含め、今後も安全への取り組みを続けるよう求めました。
高浜原発3号機と4号機は、ことし2月、鹿児島県の川内原発の次に規制委員会の審査に合格し、これまでに福井県の西川知事が再稼働に同意するなど地元の同意は出そろっています。

 24日の決定を受けて関西電力は、まず3号機で原子炉に核燃料を入れて検査を受けるなど、最終的な手続きを進め、来月にも再稼働させる方針です。

 一方、住民側は今回の決定を不服として名古屋高等裁判所金沢支部に抗告することにしています。


関電「安全性にご理解いただいた」

関西電力は「高浜原発、大飯原発の安全性が確保されていることに、ご理解いただいた結果だと考えています。今後とも原子力発電所の自主的かつ継続的な安全性向上に努めるとともに引き続き、新規制基準への適合性にかかる審査・検査に真摯に対応し、立地地域をはじめ、社会の皆さまのご理解を賜りながら、安全性が確認された原子力プラントの1日も早い再稼働を目指してまいります」というコメントを出しました。


住民側弁護団「容認できない」

決定のあと、住民側の弁護団の河合弘之弁護士は「非常に残念な結果に終わった。関西電力が言うことに、そのまま対応したようなかたちで容認できない。一喜一憂することなく、闘い続ける」と話しました。


3号機 25日にも原子炉に燃料

高浜原子力発電所の3号機と4号機は、ことし2月、原子力規制委員会の審査に合格し、現在、再稼働の前に必要な検査が進められています。このうち、3号機では、これまでに新たに設置した重大事故対策の設備などの性能の検査が終わり、関西電力は規制委員会に25日以降、原子炉に燃料を入れる作業を始める計画を示しています。
その一方で、関西電力は再稼働を認めない仮処分に対する裁判所の判断を踏まえるとともに、地元の同意を得ないかぎりは、原子炉に燃料を入れないとしてきました。
こうしたなか、今月3日には地元の高浜町の野瀬町長が今月22日には、福井県の西川知事が再稼働に同意しました。
そして今回、福井地裁が高浜原発の再稼働を認めない仮処分を取り消す決定をしたことで、関西電力は、まず3号機で、25日にも原子炉に燃料を入れる作業を始めるとしています。その後、再稼働に向けた準備作業は最終段階に入り、安全上重要な設備の検査や重大事故を想定した訓練を経て、問題がなければ、関西電力は来年1月下旬に3号機を再稼働させる方針です。
おととし施行された新しい規制基準の下では、川内原発の1号機がことし8月、2号機がことし10月にそれぞれ再稼働し、高浜原発3号機が再稼働すれば、これらに次いで3基目になります。
関西電力は4号機も来年2月下旬に再稼働させるとしています。

本日、高浜原発運転差し止め仮処分がどうなるか?注目の裁判です。

2015年12月24日 | 福井県政
昨日は、戦争法廃止署名での地域訪問活動や、労働組合の忘年会などでした。
後援会のみなさんとの
地域訪問活動では、つぎつぎと戦争法は廃止して、と35名分の署名が寄せられました。

 労働組合の忘年会では、原発再稼動をめぐる状況や、人勧実施条例をださなかった県当局とのやりとりなどを紹介しました。
全国的には、宮城、秋田、東京、鳥取、島根、徳島、福岡、大分の8都県で12月議会に人勧をふまえた改正条例をだしました。
 「地域経済への影響を考慮した」「職員の生活のためにも速やかに実施すべき」などとの考えからです。
  地方分権、地方創生時代に、なんでもかんでも国いいなりの政治からの脱却が必要です。



  今日は、高浜原発再稼働を差し止めた仮処分の裁判。関西電力の異議を認めて再稼働を認めるのか、引き続き、再稼働を認めないのか、注目です。
午後一時半、福井地裁前集合。報告会は午後3時から国際交流会館。ぜひ、ご参加ください。

今日の県民福井は、使用済み核燃料の貯蔵施設の記事で私の質疑を取り上げています。
資源エネルギー庁の部長に、2020年までに建設予定地も決まらなかったら、原発を停止するという担保をだせるのか、と。多田部長は困った顔をして、答えられない、と回答。
資源エネルギー庁も、西川知事も、問題を先送りしたまま、覚悟のない再稼働をすすめようとしているのです。




高浜原発3,4号機再稼動に同意した西川知事に抗議申し入れ

2015年12月23日 | 福井県政
昨日は西川知事が、高浜原発3,4号機の再稼動に同意!原発問題住民運動福井県連絡会、や市民運動のみなさんとともに緊急に昼休み宣伝行動に取り組みました。その後、日本共産党が抗議文を、住民運動連絡会が申し入れ書を原子力安全対策課の野路課長あてに手渡しました。
 共産党の宮崎嶺南地区委員長・小浜市議、山本敦賀市議、西村・鈴木両福井市議、金元書記長、藤岡北越地区委員長らも参加しました。
  
 県民にたいして一度も説明しないままの再稼動同意、不十分な規制基準のもとでの安全問題、18万人もの30キロ圏内住民の避難体制もこれから・・・無謀な再稼動同意にたいする怒りの声がひろがっています。

 ひきつづき、再稼動反対!がんばりましょう。





■2015年12月22日
福井県知事 西川一誠様

                     日本共産党福井県委員会
                             委員長 南秀一
    

 抗議文


一、 本日、西川知事が関西電力高浜原発3,4号機の再稼動を了解したことに抗議する。
福島原発事故後、国民の多数は、原発再稼働にいっかんして反対している。最近のマスコミの調査でも、仮に福井地裁の再稼動を認めない仮処分決定が取り消された場合、という条件付きでも大阪市の57%、福井県嶺北地域、二州地域の52%が再稼動反対となっている。
福島原発事故の原因究明さえまだこれからであり、なにより10万人もの避難生活がつづいている。このような悲惨な状況の改善の見込みがたたないなか、国民、福井県民の多数の民意を真っ向から踏みにじって、しかもより危険なプルサーマル運転の高浜原発再稼動に同意したことは断じて許されない。

一、川内原発や伊方原発の再稼働了解の手続きの過程では不十分ながら県民への説明会が県の責任で開催されたが、福井県はそれすら開催しないまま、再稼動に同意したことは県民への説明責任を果たさない怠慢である。
住民の声を「聞く耳」さえ持たないという、およそ民主政治とは相いれない政治姿勢である。

一、そもそも原子力規制委員会の「新規制基準」は、アメリカ、ヨーロッパの基準よりも劣っており、「世界で最も厳しい水準」という政府の主張が事実に反することは国会で何度も指摘されていることである。田中規制委員長自身、この基準に適合しても「重大事故が起きないとは言えない」と明言しているにもかかわらず、「新規制基準に適合」をもって再稼働をすすめることは、無責任のきわみである。
 県議会の審議でも、原子炉容器の脆性遷移温度に基準がないことを指摘された規制庁審議官は「全部溶け落ちても大丈夫」などと無責任な回答をおこなったが、そのような検証は県の安全専門委員会でもおこなっていない。
再稼動を了解した4号機も脆性遷移温度は60度ちかくにあがっており、危険である。
このような原発中枢部に規制基準すらなくその対応策もない。老朽化がすすむにまかせた原発の再稼動は大問題である。

一、高浜原発は30キロ圏内に福井・京都・滋賀の3つの府県が含まれ、事故が起きた際のおよそ18万人の住民の避難が大きな課題である。国と福井県などは住民が県境を越えて避難する際に兵庫や徳島にも避難先を確保することなどを盛り込んだ広域避難の計画を策定し、18日開かれた政府の原子力防災会議で「具体的かつ合理的」と了承された。
 しかし、広域の住民参加の避難訓練もおこなわれておらず、実効性の検証はこれからであり、机上の空論にほかならない。
林経済産業大臣が、20日に西川知事と会談した際に、万が一原発で事故が起きた際は国が責任をもって対応にあたると述べ、再稼働への理解を求めた、そして西川知事もこれを評価した、と報道されている。
しかし、原発事故の場合、首相が本部長になり政府の対策本部が対処するのは現行法でも当たり前である。現行法以上のなにをしてくれるのか。大臣の発言は何の担保にもならない。
 避難体制がなく住民の安全が守れない再稼働は断念すべきである。

高浜原発再稼動、西川知事、今日同意へ。緊急の抗議行動をよびかけます

2015年12月22日 | 福井県政
多くの国民、県民が反対している高浜原発再稼動に、本日、西川知事が同意するようです。
午前11時から記者会見をおこなうとのことです。

  正午から緊急に県庁前で抗議行動をおこないます。参加可能な方はご参加ください。

  その後、県庁への抗議申し入れ行動もおこないます。

  福島の原発事故がなかったかのような、相次ぐ再稼動は許されません。


 今日の福井新聞です。


林経産相の高浜原発再稼動要請に抗議の活動。井上さとし参議院議員も訴え

2015年12月21日 | 福井県政
  昨日は、午前中は高浜原発再稼働反対や戦争法廃止などを訴えて後援会のみなさんと市内を街頭宣伝。午後からは、林経済産業大臣が西川知事や議長に再稼動要請にくるというので県庁前の抗議行動や、井上さとし参議院議員を迎えて開催された戦争法廃止の国民連合政府を語るつどいに参加しました。つどいでは、社民党の龍田代表があいさつ、民主党の山本正雄代表(県議)からのメッセージも紹介されました。参院選、きたる総選挙へ向けて戦争法廃止へ、野党は共闘!はじまってます。

 県庁前は反対運動を警戒してか厳重警戒。観光客も地元の人も城址にはいることが許されない状況で、このような過剰警備は観光行政や市民にとってもよくないと感じました。
 抗議集会には、井上さとし参議院議員もかけつけ原発再稼働反対を訴えました。共産党の南委員長、社民党の龍田代表、平和センターの宮下事務局長らも参加しました。
 経産大臣の車が入る時には、「再稼動反対」「高浜原発を動かすな」のコールを響かせました。

 知事は今日、高浜原発を視察し、いよいよ再稼働判断も大詰めです。
しかし、福井県民6万ふくめ30万もの再稼動反対署名が知事にだされていることを忘れてはなりません。

 このように原発再稼働に反対する、不安をもつ県民に対して、他県では開催している説明会すら開催せず、行政が説明責任を果たさないまま、再稼動を強行することは地方自治や民主主義の破壊です。

 このような暴挙を断じて許すことはできないのです。それが、民主主義を一番守らなければならない議会人としての責務だと感じています。


■NHK・・・・西川知事と林経産大臣が会談

  関西電力・高浜原子力発電所3号機と4号機について林経済産業大臣が西川知事と会談し、「原子力のさまざまな問題や事故が起きた際には政府が責任をもって対応する」と述べ、高浜原発の再稼働に理解を求めました。
高浜原発3号機と4号機は、現在、再稼働に向けて最終段階の検査を受けているほか今月(12月)に入って、高浜町長と県議会が再稼働に同意するなど、再稼働へ向けた手続きは知事の判断が焦点となっています。
こうしたなか林経済産業大臣が20日、西川知事と会談しました。
このなかで林大臣は、西川知事が政府に求めていた再稼働を判断するための5つの条件について▼原子力に対する国民理解を促進するため、全ての都道府県でシンポジウムを開くことや▼福島の原発事故を教訓とした事故の制圧体制の強化のため、政府として訓練や改善に取り組むなどと応えました。
そのうえで林大臣は、「原子力のさまざまな問題や事故が起きた際には政府が責任をもって対応します」と述べ、高浜原発の再稼働に理解を求めました。
これに対して西川知事は「国が責任をもって進めていきたいという方針が示され、評価させて頂きたい」と述べ、国からの説明に一定の理解を示しました。
知事との面談を終えた林経済産業大臣は高浜原発の再稼働について「ある程度の理解が得られたのではないか」と述べ、今後、原発の重要性、必要性について国民に丁寧に説明していく考えを示しました。


高浜原発再稼働の反対訴え

  一方、林経済産業大臣が福井県庁を訪れたのにあわせて、反原発を訴える市民が県庁前に集まり、高浜原発の再稼働の反対を訴えました。
県庁前には、反原発を訴える市民およそ30人が集まり、「再稼働反対」とか「ストップ原発再稼働」などと書かれた横断幕などを掲げ、高浜原発の再稼働反対を訴えました。
そして、大臣が県庁を訪れる時間が近づくと、「高浜原発再稼働反対」などとシュプレヒコールをあげました。
原発問題住民運動福井県連絡会の林広員事務局長は、「大多数の人が原発を再稼働することに反対しているなか、一部の人で再稼働を決めるのは問題があると思います。
国や県には市民の声に耳を傾けて原発を自然エネルギーに転換して欲しいです」と話していました。


12月20日 

福井駅東口駐車場の代替駐車場決まる。戦争法廃止へ宣伝、パレード、地域署名に奮闘

2015年12月20日 | 福井県政
  昨日は戦争法反対の行動や地域訪問活動がつづきました。
日本共産党の山田かずお参院候補らと福井駅前での街頭宣伝署名、若い男女が「これはいや」と署名していきます。
 ひきつづき、総がかりアクションのパレード、そして街頭宣伝。
 私も県平和センターの宮下事務局長とともに、マイクをもち、戦争法廃止を、来年の参院選では安倍政権に痛打を、などと訴えました。






 私が議会で大問題にしてきた福井駅東口駐車場廃止問題。代替駐車場の確保をつよくもとめてきましたが、県とJRが協議してちかくの高架下駐車場の使用や、駅前の県営駐車場が駅利用者などに無料時間がもうけられることになりました。
 一定の成果だと思います。ひきつづき、新幹線工事のために県民、市民の利便性が悪くなることがないようにしっかり取り組んでいきます。


 地元紙の報道です。