前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

津波てんでんこ

2010年02月28日 | Weblog
    昨日は、参議院福井選挙区の山田かずおさん、元福井市議の西村さんとともに、街頭宣伝活動をおこないました。
山田さんの地元地域のみのり地区では、「公民館長をされていた増永さんの息子さんですね。がんばってください」「応援します」など激励も増えてきています。
山田さんも張り切って地元のみなさんに訴えました。
    宣伝活動のほか、会合や志位委員長の演説会の案内活動、共産党の会議などで夜まで多忙でした。


   佐々木衆議院議員からのメール・・・・・・

   ・・・・・暖かくなって雨が降ったと思ったら、今度は地球の反対側のチリ地震のため大きな津波が日本に押し寄せるなど、落ち着かない状況となっています。
私は、50年前の1960年(昭和35年)のとき、日本で140人以上の死者・行方不明者を出したチリ大地震津波を北海道で体験しました。中学生のときでした。記憶が鮮明なのは、海の水が遠くまで退いていって、しばらくするとヒタヒタと水位が上がり川が逆流したことです。私の家は、その川のほとりにありましたから、川の水位が上がるのを不安な気持ちで見ておりました。床の上までは浸水しませんでしたが、そのうち、ザーッとその水が退くにともなって、すべてのものが流される事態となったのです。私の家は、大きな被害はありませんでしたが、少し離れた別の川の近くの家が流されたり倒壊するなど大きな被害を受けました。――それにしても、自然の力は恐ろしいものです。・・・・・・・


「自然の力は恐ろしいものです」・・・・大災害の際に痛感しますね。
だからこそ、津波の引き潮で冷却水取水ができなくなる恐れがある原発を大量に建設することなどは考え直さなくてはいけないとおもいます。

津波研究者の山下さんの「津波てんでんこ」(新日本出版社)は、災害に応じた避難対策のあり方など考えさせてくれましたね。この機会にご一読をおすすめします。


原発「もんじゅ」、関係者の苦言

2010年02月27日 | Weblog
元日本原子力研究所労働組合委員長の花島進氏が原発「もんじゅ」について書いている。

● 激しい化学反応が生じる水とナトリウムの間の熱交換システムの欠陥。常識的な感覚でまずいものが内部で批判されない。
● 基盤とすべき技術水準が低い。すべてが業者まかせになってしまい、技術の要をおさえることができない。
  旧サイクル機構では、隣の人の仕事がおかしいと思っても、間違いを指摘したり議論したりする雰囲気がない。
 いろいろな段階の公式安全審査も大切だが、それ以前に問題発見のさまざま機会を大切にする必要がある。

花島氏はさらに、「ねじを締めたり、施設の腐食を管理したりを確実にできることなどの常識的センスを持つことなしに『世界の先端』といっても砂上の楼閣」と手厳しい。
いま、内部では「KYT」(危険予知トレーニング)などペーパーでの職場管理がすすめられているという。
「広い意味での技術の向上がない限り、品質保証活動など無駄なことだ」・・・花島氏の指摘を原子力機構はかみしめるべきだろう。また、機構の「仕事ぶり」を判断する福井県も、もんじゅ運転再開を、「地域振興・新幹線」と取り引きする視点では、目が曇るのではないか。


長谷川等伯 高齢者集会

2010年02月26日 | Weblog
昨日は、おとなりの能登七尾生まれの桃山絵画の巨匠、長谷川等伯(1539~1610)没後400年の回顧展を観た。80もの名品がならび、くらくらしました。
「松林図屏風」「楓図壁貼付」などの国宝はもちろんですが、たて10m×よこ6mの巨大「仏涅槃図」には驚いた。その鮮やかさにも驚嘆しました。
  また、日蓮の直筆にも見入りました。なにごとも「本物」にふれるのは心がリフレッシュしますね。
   いよいよ3月のダイヤ改正でなくなる「能登」「北陸」の旅も福井、金沢の地酒とともに満喫しました。


さて、今日は雨の中、後期高齢者医療制度廃止などを掲げた高齢者集会とデモ行進に参加。雨にもかかわらず、県内各地からたくさんの高齢者が参加し、デモ行進する姿は威容でした。わたしも連帯のあいさつをし、みなさんとデモ行進しました。お疲れ様でした。
その後、地域訪問で3月21日の志位委員長演説会の参加をよびかけました。






福井県議会での原発議論

2010年02月25日 | Weblog
 昨日は福井県議会で代表質問がおこなわれた。
原子力問題で、自民党 山本議員は、
●40年越運転継続認めたことは評価できる的確な判断
●もんじゅ 再開については12月議会でも議論されており、知事の判断。いつまでに。県民理解どうするか。
●プルサーマル 10年以上遅れている。

     など県内の原発課題を質問した。

西川知事は、

●40年越運転。立地地域の振興、3年間の保安活動の確認、を経済産業大臣に求めた。交付金なども約束した。運転継続を了承した。


●もんじゅ。保安院の審査を安全委員会も了承。耐震安全性について、国や関係者の説明を県の委員会でも求める。慎重に判断する。
県民の納得が大事。国に求めていく。

●プルサーマル。県の判断に変更ない。慎重にすすめる。

   などと答弁した。


   原子力問題での重大課題について、自民党などの後押しをうけながら「慎重に」、実は「着実に」推進する知事の姿だ。
以前、当時の県議会自民党の幹部は私との立ち話でこう言った。「栗田はなかなか固かったが、西川はやわらかい」。
「洞察力の鋭い」百戦錬磨の自民党幹部の言葉だけに、「自民党は西川知事をそのように評価しているのか」と思ったものだ。

かつて、栗田知事時代には、阪神大震災をうけて、県がイニシアチブを発揮して地震と原発問題での県民説明会を開催した。

    この間、日本共産党や市民団体のみなさんが再度の開催を求めているのに、西川県政は拒否しつづけている。
柏崎刈羽原発が地震で被災するという、現実問題がおこったというのにである。
このような、県民の不安・疑問に向き合わない原発推進県政は転換しなくてはならない。それを後押しする、あるいは、唯々諾々と従う県議会議員の罪も重い。

原発「もんじゅ」申し入れ

2010年02月24日 | Weblog
  原子力発電に反対する福井県民会議は昨日、福井県にたいし原子力機構から高速増殖炉「もんじゅ」の再開同意願がだされたことについて、「耐震安全性について、県民が理解できるよう県として説明の場を講じていただきたい」などの申し入れをおこないました。わたしも同席しました。

福井県の櫻本宏・原子力安全対策課長は「今日午前11時に副知事に協議願がだされた。原子力安全保安院が耐震審査中。今後、県の委員会でも確認する。県議会・敦賀市議会の議論ふまえて判断する」などと答えました。

私は、「県民への説明をどうするのか。」「原子力機構が敦賀市民に説明しているというが、先日市民団体が機構に申し入れをおこなった際の対応は『回答するかどうかもわからない』という不誠実なものだった。また、県民への説明責任は原子力機構まかせにせず、県がはたすべきではないか」と主張しました。
  原発の40年超運転了承につづいて、危険な「もんじゅ」の運転再開を認めるようなことは許されません。最低でも、耐震問題などでの県民説明会を開催することは福井県の県民への責任でしょう。





原発40年超運転了承。福井県庁に抗議。

2010年02月23日 | Weblog
    昨日は、朝は山田かずおさんと街頭宣伝。わたしは、西川知事が敦賀原発1号機で40年超運転を認めたことに抗議の演説をおこないました。
    その後、会議や生活労働相談活動。運輸関係の労働者や、福祉施設で働いている方からの相談。いずれも深刻です。すぐに全面解決とはいきませんが、知恵をだしていきたい。

    夕方には、原子力発電に反対する福井県民会議の抗議申し入れに参加しました。
西川一誠知事が日本原電敦賀1号機の運転を40年を超え2016年まで認めたことに抗議したもの。県民会議の小木曽美和子事務局長、多田初江・新婦人の会事務局長らが参加しました。日本共産党からは私が参加しました。
 小木曽事務局長が「安全性を二の次にした原発政策は、もうこりごりです。私たちは福井県が、県民の不安を大きくするばかりの敦賀1号40年超運転を認めたことに強い憤りをこめて抗議します」と抗議文を読み上げました。
櫻本宏・原子力安全対策課長は、「昨日、地元の敦賀市長から了承の答えをもらった。12月県議会でも理解がしめされた。安全対策についても経産相の理解得られた」などと答えました。

 私は「経産相が理解したというが、具体的な運転の指針・規則などが改定されるのか」と質問。櫻本氏は「そういうことではない」と答えたため、「それでは、安全第一というがなんの担保もない」と批判しました。


街頭演説、地域コミュニティー

2010年02月22日 | Weblog
   昨日は、福井市内で街頭演説の活動をおこないました。
谷口文治元福井市会議員や湊地区や中藤地区の後援会員のみなさんとともに、3月21日に志位委員長を迎えて開かれる演説会の案内をおこないました。
わたしは午前中6か所、午後5ヵ所で訴えました。雇用や地域経済の問題などを中心に訴えましたが、あちこちであたたかい激励をいただきました。ありがとうございました。
   夜は事務所の歓送迎会でした。共産党も人事異動の季節。これからもよろしく!


               ★

   赤旗・・・参院少子高齢化・共生社会調査会は17日、「コミュニティの担い手等の課題」をテーマに参考人質疑を行いました。「平成の大合併」に参加しなかった山内道雄・島根県海士町長、武田丈夫・和歌山県古座川町長らが参考人として意見陳述しました。日本共産党の紙智子議員は、「平成の大合併」が市町村のコミュニティーに与えた影響について聞きました。
 山内氏は、「合併すると役場の職員が中心部へ家を移してしまう。行政もそういうふうに流れる。災害が起きた時は役場の職員が先頭に立たなければならないが、その点が一番心配だ」と述べました。

 武田氏は、「山村なので奥地の地域の住民は取り残される。地域のためには役場を核として、それぞれの地域に人を配置しながら緊急時の対応を取り組む必要がある」と述べました。

 紙議員は、企業誘致や公共事業に依存する地域づくりから、地域資源を生かした地域づくりが必要だと強調し、認識をたずねました。山内氏は、公共事業で生きてきたが、多額の借金を抱えた経験を話し、海士町では自立促進プランを作り、第1次産業の再生に取り組んでいることを紹介。「島らしい商品づくり」が必要だと指摘しました。・・・・・・



    まさに福井県でも、「平成の大合併」に参加しなかった池田町ニュースをみても生き生きしているみたいです。以前、福井県町村会と懇談したときも、「これ以上の合併は反対」と明確でしたし、その背景には合併によって地域の大事な資源が失われていくのを目の当たりにしたからでしょう。

道州制議論では同じあやまちを犯してはならないと思います。



西川福井県知事が40年超す原発の運転継続を了承

2010年02月21日 | Weblog
     昨日は、共産党の会議や生活相談、赤旗配達者の激励会などでした。生活相談は、「会社の厚生年金保険料が規定より高く給与から天引きされている。少なくとも5年簡にわたっている」云々というもの。事実関係の調査・確認が必要です。県労連とも相談することにしました。
      夜は、鈴木市議の事務所で、赤旗配達者のご苦労さん会。鍋を囲んで、豪雪時の配達の苦労や、数十年前の赤旗配達の模様など貴重なお話をうかがいました。
こういう活動によって日本共産党が草の根で支えられていることを実感します。


                      ★

      NHK・・・・・3月、運転開始から40年を迎える敦賀原子力発電所1号機の運転継続をめぐり、21日、西川知事と敦賀市の河瀬市長が面会し、この中で西川知事は、県として運転継続を了承する方針を示しました。21日は午前11時から県庁で西川知事と敦賀市の河瀬市長とが面会し、敦賀原発1号機の運転継続をめぐって話し合いを行いました。国内で運転中の商業用の原発としては最も古い敦賀原発1号機は、3月14日で運転開始から40年を迎え、日本原子力発電は当初の廃炉の方針を変更して平成28年まで運転を続ける方針を示しています。
運転継続を了承するかどうか判断する立場にある西川知事は、河瀬市長と面会して市の意向を確認したうえで県としての判断を示すという考えを示してきたもので、きょうの面会で河瀬市長は、「市としては安全性が確保されていると考えている」として、運転継続を了承する姿勢を示しました。
これを受けて西川知事は、「市の考えは承った」と述べたうえで、県としても、運転継続を了承する方針を河瀬市長に伝えました。
面会のあと取材に応じた西川知事は、22日にも日本原電の森本社長に了承の方針を伝えることを明らかにしました。
国内の原発が40年を超えて運転を続けることを地元の自治体が受け入れるのは全国で初めてです。・・・・・・・・・



  予想されたこととはいえ、西川知事が40年超す原発の運転継続を了承しました。老朽化原発のシステムトータルとしての安全確認はされていないのではないでしょうか。
地震の活動期に入る中で、老朽化原発の酷使というより危険な運転をつづけることに不安を抱かずにはおれません。

今後、「もんじゅ」の運転再開やプルサーマルなど危険な原発推進計画が目白押しです。県民監視を強めるとともに、国政でも県政でも原発推進路線を見直す日本共産党を大きくしなければ、と思います。


原発「もんじゅ」陳情、斉藤福井県議会議長の本音?

2010年02月20日 | Weblog
昨日は、地元地域で参議院福井選挙区の山田かずおさんや民主医療機関連合会の共産党後援会のみなさんと朝の宣伝。雪のまう冷たい天気で、寒かったー。後援会のみなさんもご苦労様でした。

午後には、原子力発電に反対する福井県民会議の中嶌哲演代表委員、小木曽事務局長らと福井県議会に原発「もんじゅ」運転再開に関して陳情をおこないました。斉藤新緑議長が応対しました。
陳情では、「運転再開は県民の生命と暮らしがかかっています。県民が理解し、不安を解消できる手立てをつくすなどした上で、慎重に判断されるよう陳情します」として、◆県民が「もんじゅ」全体の安全性を理解し、不安の解消にこたえられる手立てをとるよう知事に要請してください、◆耐震安全性について、国の責任で県民に説明するよう知事に要請してください、◆運転再開は、国と原子力機構の面子を除けば、急ぐ理由は何もありません。県議会として安全論議を最優先させたうえで、慎重な判断をしてください、と求めています。

わたしも「地震による柏崎刈羽原発被災をみても県民は心配。活断層がない、とされていたことが覆されたのだから、とりわけ地震に弱い『もんじゅ』は問題だ」などと発言しました。

斉藤議長は「原発から遠い地域の議員は慎重にかんがえる面があるが、原発地元の議員が早くやってくれ、という」「政権交代したが、原発推進のエネルギー政策は変わらないが、こういうところも課題だ」「いろいろ議会でも議論してきた。大丈夫か、と事業者に聞けば、大丈夫、という。この繰り返しがある」などと、割と率直なことを述べました。

県民会議のメンバーには民主党系の労組、社民党がはいっています。斉藤議長が「政権交代しても変わらない。陳情しろ、陳情しろ、と陳情スタイルも変わらない。辻本清美に言ったらどうだ」と、自民党の議長としてはジャブも繰り出しました。

まあ、県議会のなかは自民党も民主党も原発推進ですから。しかし、国や機構のスケジュールどうりにはさせないぞ、と県議会として必要な県民討論会を主催するぐらいの意気込みがあってもいいのでは、と思いました。


夜は、各種の相談で、嫁姑の問題や、ストーカーがらみの相談など。「人生いろいろ」ですが、悩みは深刻です。しかし、スパッと解決できる問題でもなく、悩ましい・・・・。


団体訪問、つどい、公共事業を考える会

2010年02月19日 | Weblog
  昨日は、3月21日の志位委員長演説会のご案内で、山田かずおさんとともに、60以上の団体・会社を訪問。「志位委員長ですか、日程は空いているので行かせてもらいます」「回覧で案内をまわします」など好意的な反応をいただきました。ありがとうございます。
   信用保証協会では、専務理事から県内の景況などを教えていただきました。「厳しい。新しい仕事起こしが必要」というところに、政治の役割が求められていると痛感しました。
  まわっている途中で、一緒に議員をつとめた小浜市の堂前さんとばったり。お元気そうでした。また、自民党県連の仲倉幹事長とも立ち話。苦労しているのでしょう、以前とは痩せていました。もちろん、お二人にも志位演説会をご案内しました。

夜は、地域でのつどいに、山田さん、鈴木市議と参加。わたしも簡単に日本共産党以外の県内政党は新幹線、ダム、原発推進で違いがなく、福井県民の声を私たちに託していただきたい、と訴えました。

また、公共事業を考える会合にも参加。国内公共事業の削減の背景には、市場をアジアに、の財界戦略がある、その一例がアジアンハイウエイ構想。道州制は関西州として福井県民の税金を大阪ベイエリア開発など、大規模開発につぎこむことになり、福井地域の公共事業などはますますさびれる・・・など興味深く、おぞましい話も聞けました。福井での公共事業をどうしていくか、どのような事業をやめ、どんな事業を創出していくか、県民的な議論が必要です。

福井県知事、老朽化原発容認へ

2010年02月18日 | Weblog
  福井新聞・・・・3月14日に運転開始後40年を超える日本原電敦賀原発1号機について、福井県の西川知事は17日、経済産業省で直嶋正行経産相と会談した。2016年まで運転を続ける原電の方針に対し知事は、運転継続期間に中間的な安全確認を行うなどの規制強化を要請、直嶋経産相も了解した。河瀬一治敦賀市長は既に運転継続を容認する意向を表明しており、知事は国の方針を確認したことを踏まえ、来週前半にも河瀬市長から意見を直接聞いた上で運転継続を了承するとみられる。

 敦賀1号機は、1970年に営業運転を開始した日本で最初の商業用軽水炉。これまで国内の原発が40年を超えて運転した例はなく、県の判断は今年11月に40年を超える関西電力美浜原発1号機など、ほかの高経年化原発の存廃にも影響しそうだ。

 経産相との面談で西川知事は、敦賀1号機は通常のプラント以上にきめ細かく安全を確認する必要性があると指摘。運転継続期間の中間となる13年3月までに原電が自らの保安活動やトラブルの発生状況を評価し、それを原子力安全・保安院が検査などで確認する仕組みを設けるよう提案した。今後、他県でも運転40年超の原発が出てくる点をにらみ、保安検査の厳格な実施や地域振興への配慮も求めた。

 これに対し、直嶋経産相は「電力の安定供給には安全第一に既設原発を活用していくことが不可欠で、敦賀1号機の運転延長は極めて重要」との認識を示し、県が求めた中間安全確認や高経年化した原発に対する厳格な保安検査の実施を約束。確認結果は「要請に応じて県に報告したい」とした。・・・・・・

       ★

   日本の老朽化原発酷使に重大な局面を迎えた。

西川知事がもとめた「通常のプラント以上にきめ細かく安全を確認する」ことについて国は「丸呑み」し、知事は運転継続を事実上、了承したことになるだろう。この程度のことは国にとってたいした「条件」ではない。
  このようになれば、次の関西電力美浜1号機でも同様の判断基準が福井県では適用される。

  老朽化原発の酷使。原発設計当初には想定していなかった条件での運転が続けられたときに、どこまで安全が確保されるのか。
家庭の電化製品であるまいし「壊れるまで使いつづけるのさ」というような「なしくずし」長期運転は県民は納得しない。

危険な原発県政の転換が求められる。




自民党流公共事業のひみつ

2010年02月17日 | Weblog
NHK・・・北陸新幹線など整備新幹線の未着工区間の建設について、17日、国土交通省で知事の意見聴取が行われるのを前に、県は県議会との連絡会議を開き、敦賀までの認可を強く求めていくことを改めて確認しました。国土交通省などは、未着工区間の建設の是非について調整会議を発足させていて、東北や北海道に続き17日の会議で、福井県を含む北陸新幹線沿線5県の知事から意見を聞きます。県は16日、県議会議員と連絡会議を開き対応を検討しました。会議は非公開でしたが、県によりますと、ほかの未着工区間に比べて沿線の人口が多いことや、用地の確保や新幹線の開通を見据えた、まちづくりが進められていることなど、北陸新幹線の優位性を強調して、敦賀までの認可を強く求めることを改めて確認したということです。また、議員からは大阪など関西圏の自治体とも連携して、県内の延伸に向けた活動を進めるべきだという意見が出たということです。未着工区間の建設について国土交通省は、沿線の自治体やJRから意見を聞き、今年の夏をメドに結論を出すとしています。・・・・・

        ★

   自民も民主も足並みそろえて「コンクリート」の新幹線、ダム、高速道路にしがみついているのが福井県政の実態です。
これまでと変化はみられません。

ダムや道路の計画、新幹線も県内広域・各地に及びます。
以前、ある自民党県議が「よその地域の県議がうちの地域の事業にいちゃもんつけた。それなら、あんたんとこの事業も無駄ではないか、と言ってやった」と大声で話すのを聞いたことがあります。

「おまえのとこの無駄事業もOKするから、うちのも認めろよ」と言わんばかり。自民党政治の内実をみた思いでした。
この流れに、福井では民主党も組み込まれているのでしょうか?

まあ、公共事業の「経済効果」の理屈など、コンサルタントなどに頼んでどうとでもなることは、福井空港などでも実証済みです。

こういう方向では矛盾がますます大きくなるでしょう。
「福井県政にも建設的野党」の必要性を痛感します。
がんばります!

鯖のなれ鮨

2010年02月16日 | Weblog
SURE という出版社から丁寧に包装された「ちいさな理想」(鶴見俊輔)がおくられてきた。装丁も素敵だ。これから少しずつ、じっくり読んでいこうと思う。


昨日は、朝は山田かずおさん、かねもと幸枝さんとの街頭宣伝。わたしは、先週の福井県への予算要望や、電力各社への申し入れのことなどを簡潔に訴えた。とくに、「もんじゅ」を動かそうとしている組織が県民への説明責任に真面目にとりくんでいない姿勢を批判した。
昼は共産党の定例の会議で、志位委員長を迎える3月21日の演説会の取り組みのことなどを議論。

夜は、女性党員の方と地域訪問で、演説会参加のよびかけにまわった。「志位さんがこられるのなら、都合つけていきたい」など嬉しい返事も。「最初は志位さん嫌いだったけど、最近の政治のなかで、話を聞くと一番まともですね」という女性も。民主党政権が期待に背いている面がつよいだけに、「建設的野党」としての共産党への期待も高まっていると感じますね。
帰り際、その女性党員から連れ合いがつくられたという「鯖のなれ鮨」をいただいた。ありがとうございます!



食べ物の話がでたところで・・・
かわえ明美さんの あったか日記が好評です。おいしそうな食べ物の話題もいっぱい。
ブログのファンになりました。ぜひ一度ご覧ください。
http://www.kawae-akemi.jp/blog/

新日本婦人の会、9条の会、日中友好交流会

2010年02月15日 | Weblog
昨日は、新日本婦人の会福井支部の第31回支部大会であいさつ。この間の、後期高齢者医療制度廃止やこどもの医療費拡充の先頭にたってこられた婦人団体です。
「みなさんの草の根の運動の力で、福井県では後期高齢者医療保険料の引き上げをやめさせ、医療費10割負担の資格証明書の発行を食い止めることができました。こどもの医療費無料化でも、地元新聞に小学校3年まで拡充される、との記事が載りました。今年は参議院選挙の年です。いっそう力をあわせて政治を前にすすめましょう」とごあいさつ。

その後、福井市9条の会の会議に参加。全県の9条の会交流会に参加した私からも内容を報告。4月に福井市の会として米軍基地問題、派遣ぎりなどの問題で青年の講師を迎えて学習会を開催することを決めました。また、5月3日の憲法記念日に福井市アオッサで開催される集会には、堤未果さんが講師に決まったことが報告され、4月の学習会と一体で取り組み、憲法運動を広げよう、と話しあいました。

午後には、福井県国際交流会館で開催された「春節祝賀 日中友好交流会」に参加し、中国人留学生のみなさん方とも交流しました。太極拳をやっているという福井大学の男子留学生は、中国で英語の教師になるのが希望、と語ってくれました。また、「太極拳は精神をリラックスさせるのにいいですよ」と勧められました。
また、尾谷誠先生の編曲作品を歌う「合唱団ケサラ」の、「鉄腕アトム」「一杯のコーヒーから」「あこがれの郵便馬車」「ケサラ」の歌声もよかったですね。
 魅力は、なんといっても「料理」。水餃子、麻婆豆腐、えびちりなどなどたくさんの手料理がずらりと並べられ、舌鼓!
 帰りには協会の粟田事務局長から旧美山で手作りされている「田吾作まんじゅう」をどっさりいただきました。バレンタインですかね? ごちそうさまでした。



せこゆきこさん、ありがとうございました

2010年02月14日 | Weblog
元衆議院議員、せこゆきこさんのHPをみたら、つぎのようなメッツーセージがあった。

      ★

9年間のご支援ありがとうございました

このホームページを開設して今日は9年になりました。雨の日、風の日はもちろん自分の私生活も含めて毎日更新してきました。時には海外からも、病気のときにも1日も欠かさずお届けできたのは多くのみなさんの励ましがあったからでした。1月19日に父が90歳の生涯を閉じました。3月からは、残された母親ともう3年も前に三重の実家に帰って84歳の車イス障がい者の義母を介護している夫といっしょに最後の人生を送ろうと思っています。

しかしまだ元気なので三重県の実家では2人の母親をはじめ地域の高齢者といっしょにサロンを作ったり町の活性化に少しでも貢献できたらと農業体験民泊をはじめることにしました。
空気も水もお米もお肉もおいしいところです。

荒れた田や畑、森の再生にも町の人々や都市からやってきた人々と協力して取り組みます。5月にはその拠点「ふるさとの家」が完成します。あたらしいホームページやブログもたちあげます。まもなくご案内できると思います。

ふっと自然の中で息抜きができるような居場所にしたいと思っています。ぜひ遊びにきてくださいね。   

本当に長い間のご支援ありがとうございました。  
      
                  2010年2月5日      
      せこ ゆき子


        ★


  党大会で中央役員を降りられたので、候補者は降りるのかな、と思っていたが大転身。びっくりしました。


せこさんには、私が県議時代に2つの思い出がある。

� 敦賀市のキンキクリーンセンターの民間最終処分場に許可量を超えて大量のゴミが違法に搬入され、国・県・県議会・業者が一体となって違法な持込を続けさせようとした時。木島日出夫衆議院議員と瀬古衆議院議員が厚生省の局長に直談判し、違法搬入をやめさせたこと。


� 1000億円もつかう福井空港拡張計画問題。当時の坂井町で開かれた住民集会に公共事業をチェックする議員の会として参加して激励あいさつしていただいた。「こんなにたくさんの皆さんが反対でがんばっている地域はそうありません。かならず中止させることができます」と力づよい激励をいただいた。
   その後、木島議員を通じて反対住民の皆さんが運輸省の航空局長と面談し、国の航空行政のトップに反対の意思を伝える場面にもつながった。
  このような後押しもあって、1000億円の税金の無駄遣いをやめさせることができたのです。

  せこさん、福井県もたいへんお世話になりました。ありがとうございました。
「ふるさとの家」のご隆盛を祈っています。何年先になるかわかりませんが、機会があればたずねてみたいですね。