昨日は福井国体実行委員会総会が開かれ、「明治150年記念」を冠する議案がだされました。
私は、明治150年の政府の狙いは明治の精神に学び、日本の強みを再認識すると書かれている。150年全体を美化するのは問題、戦争では多くのスポーツ人が命をなくした、などと反対意見を述べました。
自民党の山岸県議が、スポーツ庁からの依頼でもあり、メモリアル大会となる、などと賛成意見を述べました。
ほかに発言はなく、拍手多数で採択されました。
県民の間には、明治150年国体にして、などの声はなかったわけで、安易に政府のキャンペーンにのるのは問題があります。
政府の狙いは、強い明治の日本キャンペーン、すなわち対外侵略を繰り返した時代を美化することにつながりかねないのです。

NHKニュースより
■NHK・・・福井国体実行委員会の総会 08月23日 19時03分
福井国体と全国障害者スポーツ大会が約1年後に迫るなかで23日、実行委員会の総会が開かれました。
大会に向けて競技会場などの環境整備を進めるとともに、総合優勝を目指して福井県の選手の競技力向上を図る方針を確認しました。
福井市で開かれた総会には委員200人余りが出席し、西川知事が「大会に欠かせないのは県内外の機運の高まりです。開催まであと400日余りなので力をあわせてしっかり準備をしていきたい」とあいさつしました。
続いて、今後の事業計画案が説明され、今年度末までに改修などが必要な競技会場の9割が完成する見通しが示されたほか、会場の清掃や手話通訳にあたるボランティアを育成するため研修を実施する計画を確認しました。
また、県内選手の競技力を高めるため、▼大会で対戦が想定される強豪チームとの練習試合を増やすことや▼本番の会場を使って直前練習ができるよう市や町に会場の早期設営を依頼することなどが決まり、福井国体では総合優勝を目標とすることを決めました。
一方、23日の総会ではスポーツ庁からの依頼で大会の名称に「明治150年記念」という文言を追加するかどうかが検討されました。
来年が明治元年からちょうど150年になることを受けたもので、一部の委員からは「過去150年間を美化する意図があるのなら県民の理解が得られない」として異論が出ましたが、「メモリアル大会として記憶に残りやすい」などの賛成意見が多数を占め、採決の結果、了承されました。