ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

ごまめ自家製うどん・706~2022.09.24

2022-09-24 13:13:13 | うどん・蕎麦・そうめん
ごまめ自家製うどん・706~2022.09.24

“キーマカレーぶっかけうどん”

昨晩のキーマカレーを使ってぶっかけうどんの上に掛ける。最高に旨いキーマカレーなんですが、いつもは温うどんの上に掛けるんですが、今日はキーマがお出汁に薄まることなく、そのまま味わえれば作るが、結果から言うと失敗。
キーマのカレーがうどんに全く絡まず、食べにくい食べにくい。これだったら溶け出したお出汁を啜りながらのほうがなんぼか美味しくいただける。
どうしてもこれで食べたかったら、少しのお出汁で伸ばして片栗粉でとろみをつけんとあきまへんな・・・失敗は成功の元、何事も経験ですな。
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ぐるりのこと~梨木香歩

2022-09-24 05:05:05 | 本の少し

 

☆☆☆☆

普段読んでる本は軽いのが多くてほぼ一日で読み終えてしまう、よくかかっても二日。でもこの本、四日かかりました。作者の梨木香歩さん、まるで思考の回路が違うのか、私など見てそのままで通り過ごしてしまうことも、深く論理的に説明しようと試みている。

例えば、旅先で風切羽を折れたカラスをみて、「生き延びる」ということを考える。自然がその時代の人為的な影響で荒れ果てていたら、それこそがその時代の「自然」なのだと・・・。それは私たちの内部でも同時に起こっている。土地は開発の名の下に蹂躙され、およそ霊力というような類の力が、急速に薄れ、陰影のない、薄っぺらいものに代わられて行きつつあると。
人間も同じように内側と外側と同時進行している。

ひとつの風景、ひとつの事象をみて、そこから思いをはせる。色んな事を考え、それを線で結んだり、枠で囲んだり、そしてしばらく寝かせる、熟成させる・・・これって私にとっては「仕事」、どうすれば世の中に受け入れられるのは、どうすれば広く広げることが、どうすれば売れるのか・・・まさにマーケティングではないか。
それを、憤死のカラスを見て、別荘の隣との境界線を見て、ブルカを纏った女性など他いろんなものを見て、「環境」とか「境界」、「政教分離」「信仰」「自分」「戦争」「度量」「賢愚」「無私」「慈愛」など思いをはせる。

梨木香歩さんにならって、自分のいまいる場所からこの足で歩いていく。
一歩一歩確かめながら、自分の周りのこと、「ぐるりのこと」に目を向けよう。散歩人生と言いながら、時にはもう少し足を止めてみて「ぐるり」を見てみようと、思う“ごまめ”でございました。



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