ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

2023年・ごまめの落語・BEST10

2023-12-30 20:08:08 | 年間BEST・・・・
2023年・ごまめの落語・BEST10


今年は、コロナの少し緩和されて少し多めに落語会に。
それでも、どうしても「和泉ワンコイン寄席」や「北野田フェスティバル」に「せんしゅう亭」などの近場も多く、都合45公演、216の落語を聴きました。その中で印象に残った落語10を選びました。
今年も収穫は、若手の智丸さん、二葉さん、米輝さん、文五郎さん、九ノ一さん、三実さん、弥っこさんなど若手の溌剌とした創意に満ちた落語に感激。古典も新しく生まれ変わろうという波を感じます。

まずは、BEST10の発表です。(例年通り一人の咄家さん、ベスト一演目にしております。)


①、露の新治、「中村仲蔵」・(5・28)~質屋寄席
さて、本日の大当たり。たっぷりの高座。11年前に初めて新治さんで聴いたときも大感激した「中村仲蔵」。今、話題の歌舞伎界ですが、やはり大事なのは女房、役者いや男を支えるのはお内儀ですな。ああ、今日は「鰻谷」と言い「中村仲蔵」といい、良妻のお内儀続きでおますな


②、桂福團治、「蜆売り」・(12・25)~鰻谷寄席
鰻谷で福團治さんお「蜆売り」が聴けるなんてありがたいこと、それも私にとって本年度の落語納めが「蜆売り」。寒い師走に蜆のええ味が出た一席でおました。


③、奥村旭翠、筑前琵琶「土蜘蛛」・(9・18)~上方伝統芸能ナイト
「筑前琵琶」はさらに一格違います、奥村旭翠さんの琵琶と一声が能楽堂に響くと、思わずゾクッとする幽玄の世界に・・・。まさに人間国宝でおます。素晴らしい伝統芸能、もう少しで知らぬままに人生が終わってしまう時でした。
そういえば、生で聴いた武満徹さんの「ノヴェンバー・ステップス」の鶴田錦史さんの琵琶を思い出しましたな、因みに指揮は小沢征爾さんでしたが
(1969.04.16)。
もう一度、何かの機会を見つけて筑前琵琶を聴きたいものですな。
何ごとも、本物を知ることは大事ですな。


④、桂雀々、「船弁慶」・(8・11)~ハルカス寄席
さあ、ハルカス寄席、二回目になると一回目より少なくなるんですが、今日は雀々さん効果でさらに増えての80名の大入り満員。熱気がプンプン。舞台はEEDのスポットが後ろに下がって、今までの発熱球のスポットが前面に。客席はそうでもないんですが、高座は凄く暑いらしくて。噺は夏らしく「船弁慶」。お松さんが出てからは、清八も最後は喜六も扇子で扇ぎながら手ぬぐいで汗をぬぐいながらのお喋り。それがまっるきり、違和感がなくって、夏の暑苦しさが更に演出されてまさに芸。すごいですな、色んなことを考えながらも落語が進む、やはりプロでおます。私なんか、普段しない汗を拭く、ひと動作入れただけで左右が入れ替わりました・・・苦い経験です。


⑤、笑福亭鶴二、「らくだ」・(4・9)~笑福亭鶴二独演会
よろしいな本日の「らくだ」、大ネタの匂いがせずに気楽に聞ける「らくだ」に豊熟。
最初に鶴二さんの「らくだ」を聞いたのが12年前の「新丸八寄席」。あの時、演じる鶴二さんも聞く私たちも、凄いネタとなぜか身構えていた「らくだ」。今回で鶴二さんの「らくだ」、数えてみるとなんと9回目でおます。でも、聞く度ごとに新鮮、・・・落語というものは不思議、ワインみたいなもので上手に保管しとくと、時がどんどん熟してくれるんですな。


⑥、笑福亭伯枝、「幸助餅」・(5・20)~和泉ワンコイン寄席
よろしいな伯枝さんの「幸助餅」。ほろりとさせながら、ベタベタの人情噺にはせず、この泣き笑いの加減が絶妙。たまに歌舞伎でもあるので今度公演があったら落語との違いを見てみたいですな。
伯枝さんの「幸助餅」何度も何度も聞いてみたいたい噺に、これぞ十八番でおます。


⑦、桂文三、「天失気」・(2・1)~大阪落語祭
これまた、ご陽気な文三さんの高座。「転失気」がこれほど爆笑噺になるとは、演者さんの力はやはりすごいもんですな。文三さんのおかしさたっぷりのご陽気な落語、やはり落語はこれでないとあきまへんな


⑧、桂南光、「ちりとてちん」・(2・1)~大阪落語祭
よろしいな南光さんの「ちりとてちん」。ご隠居の茶目っ気が前面にでて、座敷の楽しさがありありと伝わってくる。ええな、落語の楽しさ大満喫。こんな隠居になりたいですな


⑨、笑福亭智丸、「寿限有」・(4・29)~新新作派
「寿限無」があまりにもご利益がある過ぎて、初代は今や200歳、そのあと170歳、140歳長生きし過ぎて寝たきりの時も長すぎて問題。そこで今度生まれてきた子には限りなく短くなるように、縁起の悪い言葉を並べた名前を「寿限有」。この言葉の選び方に、歌人でも智丸さんのセンスがあふれる。師匠仁智さんの創作のDNAを引き継いでるのは智丸さんではないかと・・・秀逸の「寿限有」でございました。


➉、桂二葉、「つる」・(2・1)~大阪落語祭
これまた、今一番勢いのある二葉さん。最高におもしろい。これだけ新鮮に活き活きしてる「つる」ありませんな。今年は旬の二葉さん、見逃してはあきませんな。

今年も一年、「ごまめ~の~いちょかみ」とgomame339にお付き合いいただきありがとうございました。来年も引き続きよろしくお願いいたします。


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ごまめ自家製らーめん・1056~2023.12.30

2023-12-30 20:05:50 | ラーメン・冷麺・ちゃんぽん
ごまめ自家製らーめん・1056~2023.12.30

“チャーシューラーメン”

おせちの食材を買いに百貨店へ行って思わず、直ぐに食べる美味しそうな“滝豚”を購入。それを使ったラーメンを。ねぎが無かったので小松菜で代用。このチャルメラの“ちゃんぽん”ももっちり太麺、そして癖の無いスープで焼豚との相性も最高、美味しいラーメンでございました。


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幼年の色、人生の色~長田弘

2023-12-30 10:10:10 | 本の少し
 ☆☆☆

これも積読の中からの一冊。おもしろく読み進めたが途中で飽きてきたところ第三章から音楽のことが始まり、がぜん興味で前へ進む。昔友人のお兄さんがこれからはマーラーとショスタコーヴィチだと。そういえば毎年シンフォニーチクルスを組んでいたのを思い出し、今年はマーラーにしようと。早速一番から聴き始める。

そのほかにでてくる曲は、シューマンの「蝶々」モーツアルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」ドボルザークの「森の静けさ」ドビュッシーの「ベルガマスク組曲」シューべルトの「アルぺジオーネ・ソナタ」バッハの「ゴールドベルク変奏曲」ロッシーニの「セビリァの理髪師」ベートベンの「チェロ・ソナタ第三番」リストの「エステ荘の噴水」ボロディンの「弦楽四重奏曲第二番」ブラームスの「クラリネット・ソナタ第二番」バルトークの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」ロッシーニの「弦楽ソナタ」ショスタコーヴィチの「チェロ・ソナタ二短調」ベートーベンの「交響曲第九番」バッハの「クリスマス・オラトリオ」「マタイ受難曲」「ミサ曲ロ短調」(太字はCDあり)

まずは、最初に書いたマーラーの「交響曲第一番」から聴き出します。

今年もあと三日です・・・・。




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