第231回・和泉ワンコイン寄席
詳細は後日。
第231回・和泉ワンコイン寄席
2024年2月17日(土)午後2:30開演
和泉シティプラザ・3階
一、桂文路郎・・・・・「転失気」
桂文枝さんのお弟子さんで、入門してほぼ9年目、本日が初めての出会いでおます。今沢山の若手がひしめき合ってるなか、ひとつ頭を抜きん出ようとすると個性、さあこれからの3年、5年が大切なんでしょうな。いらぬことを考えながら聞いた文路郎さんの「転失気」でおました。
二、旭堂南鈴・・・・・「伊達政宗堪忍袋」
いくら無礼をされても、それにのって仕返しをすれば、たちまち家臣たちが路頭に迷う、62万石の大名の辛さと我慢する。よくよく考えればあの松の廊下の浅野内匠頭とはエライ違い。短気の方が忠臣蔵となって後世に名を残し、そこで我慢の伊達政宗はひっそりと講談に・・・。
良い話よりも、おもしろ可笑しい方が後世残るのが世の常ですな、何事も勝ち組での伝承だけに、気をつけて聞かなければなりませんな、
でも、南鈴さん、美人さんでおますな。
三、笑福亭伯枝・・・・「七度狐」
南鈴さんの時からお腹の調子が悪くなり、伯枝さんの落語の途中で抜けるのは失礼と、用心のために伯枝さんの出囃子が始まる前に会場を飛び出す。スッキリして帰って来てからは廊下のところでドア越しに聞かせてもらいました。
勉強になりましたな。「七度狐」は前回、私がお稽古させていただいたネタ。遠慮なしに廊下で合わせて一緒にネタ繰りをさせて頂くと、師匠との微妙なる間の差が丸わかり。笑いの間が待てなくて、いつもどんなに焦って落語をしているのかがよう解りました。
ごまめ、ただでは転びませんな。ピンチをチャンスに変えたごまめでございました。