☆☆☆☆
おい哲学って何なんだ。一つのテーマについて皆が深く考える哲学対話。
昔から対話、討論というのが苦手だった、人の意見に自分の思いが揺らいでいく、自分の主張が木っ端みじんに崩されていく。
考えるということは、むしろ弱くなるようで、確固たる自己というものが、ひどくもろくて心細くなる。対話すればするほど、他者に問い返されて、わからくなてしまう。打たれ弱いです。だからもういい、降参。それでいいだろうと、幕を閉じようとする。
でも、哲学の先生は、「哲学対話が、あるテーマについて参加者同士でゆっくり聞きあい、じっくり考える場所であり、哲学対話ではひとの話をよくきくこと、自分の言葉で話すことがルールだ」と。
そして「どうか、変わることをおそれないでください」。
この言葉を見つけただけでも、この本読んだ価値が見いだせました。
質問:「偉いとはどういうことですか?」
回答:どうしてこういうことが気になるのですか?
質問に、質問返し、問うことがまさに哲学。この切りかえし、使えそうです。
気軽に考える、気軽にさまよう、気軽に話す。深く考えると哲学っぽくなって嫌いになるので、お気軽に考えるとします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます