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パロディって、そのもとになる対象が大事ですな。この本では、宮沢賢治の「雨二モマケズ」とか、夏目漱石の「草枕」や「吾輩は猫である」では長すぎて興味も分散。そこへいくと「野球規則」や「狂歌百人一首」なんぞは短くキャッチフレーズ的、ましても現代でも通用するあるある感満載。
昔ものまねの桜井長一郎さんが出てくるごとに、長谷川一夫とか演じてましたが当時でももう知らない人が客席には多く。やはり何事も旬というのが大事だと思いましたが・・・。
その昔のままという「落語」に興味をもったごまめですが、人間の心情は変わらないと思いながら、常に旬、今を感じないとアカンと思たんでおます。
でも、この本に出ているモノ、1974年頃の「週刊朝日」に掲載されたものですから、受け手の私たちも随分変わったんでしょうな。
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