春原さんのリコーダー
☆☆☆☆
東直子さんの歌集。
去年までNHK短歌の講師で、慣れ久しんだ歌人のお一人。
「十階」とかは読んでいるが、デビュー歌集の「春原さんのリコーダー」。
シンプルな言葉の奥に、潜む独特の世界。
でも、短歌はもちろん、一番、気になったのが、
間にはさまれていた、日記の紹介文。
1995年6月3日(土)
少し蒸し暑いようなひんやりするような昼下がり。
しんとした岩波書店の七階に。緑色の黒板と巨大なテーブル。
途中から振り出した雨が、どしゃぶりに変わった。
1995年8月6日(日)
炎天。
あついあつい一日。
細かなことはあまり覚えていない、そんな、
あついあつい一日。
1995年10月7日(土)
うす曇り。
運動会にはもってこいの、気持ちのいい風が吹いていた。
実は、来年、元旦から日記をつけようと既に購入済み。
ソレモ、3年日記を購入。
仕事も、ぼちぼち終わりに近づいており、これからの人生。
ゆったりと過ごすために、違った視点で一日を過ごそうと・・・
そのための、「三年日記」、そこに、先程の日記のように、
風が通り過ぎるような、日記を書きたいものでおます。
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