10打縮まる! 倉本昌弘のゴルフ上達問答集 (日経ビジネス人文庫) | |
クリエーター情報なし | |
日本経済新聞出版社 |
☆☆☆
またしても、ゴルフの本。
10人のそれもプロゴルファ―以外の方とも語るゴルフ談義。
そこには、スコアメイク、ゴルフ上達の奥義が語られる。
ゴルフはスコアを競うゲームであり、
ゴルフゲームの本質は、狙った目標にボールを打つことだと。
メンバーが多士済々で、サッカーの奥寺康彦さん、漫画家の弘兼憲史さん、
インストラクターの小池泰輔さん、コース設計家の川田太三さん
プロゴルファーの牧野裕さん、薗田峻輔さん、飯合肇さん、キャディの渡辺宏之さん
プロスキーヤーの海和俊宏さん、ゴルフウェア社長の神成一郎さんの10名。
おもしろかったのは、ゴルフのスィング論のことではなしに、
倉本さんの専属キャディの渡辺宏之さんとコース設計家の川田太三さんのはなしが、
裏方さんの楽屋噺のようで、愉しめた。
例えば、渡辺さんは試合の時は、夕方、翌日のカップを切る目印を調べる
夕方だけではなく、当日の朝早く起きてグリーンキーパーがカップを切るのを
あとからついて見て回る。
そしてグリーン周りの芝生の刈り方やローラーのかけ具合までチェック。
凄いですな・・・どんな仕事でもプロ意識というのは奥の深いもんなんですな。
また、川田さんは、欧米のコースは、メンバーシップのコースとパブリックコースの
造り方がまるっきり違う,と。
メンバーコースは、メンバーが常にプレーするのだから、ピンが見えようが見えまいが
フェアウェイが見えようが見えまいが、問題にしない。ビジターはメンバー同伴が原則だから、
メンバーがどんなホールか教えれば良い。
そういう発想だから、イマジネーションを掻き立てられるコースが沢山ある。
日本の場合は、同じようなコースばかりになって面白味に欠ける・・・。
今、鳴尾と川奈が世界のBEST100のコースに入っているが、欧米からの評価である。
近くの関西で、べた誉めのコースがある。「大阪ゴルフクラブ」、設計は上田治さんですが、
第7番の谷越えは、ティグランドから12、13m上がっててっぺんにいくと
下にグリーンが見えてその向こうが大阪湾。14番は130ヤードのショートホールだが
右側が大阪湾で、ティグランドとグリーンしかない思わず「オーッ」と。
まあ、こんな自然に勝つ、風やプレッシャーの沸き起こるコースと戦うには、
もう少し腕を上げないとあきませんな・・・・「克己」。
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