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この頃、短歌、歌集、を読む機会がとんと減った感じ。
それに伴って、短歌の感受性も薄くなっているような・・・。
まあ、感覚をとどめてるためにも、気に入った歌を・・・
洋梨にナイフを刺せば抱擁の名残りのように芯あたたかし
好きだった世界をみんな連れてゆくあなたのカヌー燃えるみずうみ
笹舟に乗ってあの世にゆきたいとあれはどなたのことばでしたか
水田に緋鯉は甘く泳ぎ去りわたしは淡くとりのこされる
だんごむしをバケツいっぱい集めたら誰にあげよう爺もおらんし
わらう鳥わらう神様わらう雲チャックゆるくてふきだす涙
足の爪のびすぎている さびしくはないんだ少し眠かっただけ
雲を見て飲むあついお茶 わたしたちなんにも持たずにここへ来ちゃった
白き線踏めば憂いの多きことゆらりと満ちる 海がみえます
甘い苦しい匂いのなかを泳ぎゆくだんだん遠い向こう岸まで
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