6月23日(土) 梅雨のぐずついた天気が続いていていましたが、この日は天気予報で久し振りの晴マークを見ることが出来ました。この梅雨の晴れ間を利用して、今年も奥出雲の孤峰・猿政山の山頂に咲くオオヤマレンゲを訪ねることになりました。
広島・島根県境の王貫峠を越えて島根県に入り、国道432号線を離れて内尾谷に入って行くと、その辺りの山上はまだ雲の中でした。雲に隠れた孤峰や高山に囲まれた奥深い内尾谷は、一層幽谷といった感じです。長い林道を歩き、厳しい急坂を登って頂上に向かうに連れて、この雲や霧は晴れてくれました。汗だくになって登り切ると、天使の微笑みが今年も待っていてくれました。真白く膨らんだオオヤマレンゲの花。
【写真↑】まだ卯の花が咲く内尾谷と雲に隠れた大万木山(1,218.0m)。猿政山にはこの奥深い谷を遡って登る。
【写真↓】内尾谷を遡る林道から霧に巻かれた猿政山の頂上部を望む。頂上は右手の濃い霧の奥にある。
【写真↑】長い林道歩きの後には、これまた長くて、よく滑り、苦しい胸突きの急坂が待っている。しかし、ここを登り切れは頂上は直ぐだ。
【写真↓】この時期にこの厳しい山に登るのは、この花に拝謁するため。天使の微笑み=オオヤマレンゲ。