11月30日(金)
北三方ヶ森という名の四国の山を歩いてきました。今治と松山を山越えで結ぶ国道317号線の最高点の水ヶ峠トンネルがその下を抜けている山です。「三方」とは、この山が合併前の松山市、北条市、越智郡玉川町の三市町の境界線上にあり、それら三地域を流れる石手川、立岩川、蒼社川の各河川の水源の山であることから名付けられたようです。山の名に「森」が入っているのは、いかにも四国です。このところほぼ毎週末に通る水ヶ峠トンネルを走りながら、一度その上の山にも登っておこうという話になり、この日挙行することとなりました。
【写真↓】登山口の木地奥林道登山口。他にも登山ルートは沢山ありますが、このルートが半日でこの山域を理解するには最も良いかなと思って選んでみました。
【写真↓】峠までは谷間を登って行きます。その道は石畳の道でした。かつての松山と今治を結ぶ街道の名残りなのでしょうか?滑りやすいのが難点でした。
【写真↓】水ヶ峠。松山側からは峠の直ぐ下まで林道が延びて来ていました。登山道(四国の道)はここで右折をして長い尾根筋を辿ることとなりました。
【写真↓】尾根歩きの前半は、長い階段登りに苦しめられました。先ず水ヶ峠からの取り付きが百段を超える階段、ついで写真のここは何とニ百段を超えていました(数えたところ216段ありました)。このルート随一の難所と言えるかと思います。四国の道のルート故でしょうか、このほかにも各所に同様の階段が整備されていました。
【写真↓】尾根筋の道の殆どは、自然林と植林の間を行く落ち葉の絨毯がふんわりとした歩き易いところでした。縦走路ゆえにアップダウンがあるのは仕方ないことですね。
【写真↓】杉や桧の大植林地の中を抜けて行くのもこのルートの特色かも知れません。杉の折れ枝が散らばる林床ですが、しっかりした踏み跡とテープがあり迷うことはありませんでした。
【写真↓】北三方ヶ森の山頂です。植樹林に囲まれており展望は北の玉川、今治方向しか開けていませんが、この日は山頂部がガスに覆われておりその眺望も得ることが出来ませんでした。登山口からの所要時間は2時間半でした。下山は来た道を折り返しました。