地久院のしだれ桜から更に山に入り雲月山の麓の土橋(つちはし)にあるしだれの一本桜を訪ねました。今は訪れる人も少ない孤高の桜ですが、静謐な環境の中で独り満開の時を迎えていました。(4月22日(土))
谷間の奥で今年も立派に咲いていてくれた孤高の”土橋のしだれ桜”です。
天頂部は真っ白な花弁が密集して見事な咲きっぷりでしたが、下に枝垂れる程に花弁が少なくなって行き、ちょっと迫力不足を感じさせる今年の出来でした。
森と畑に囲まれた土橋最奥の民家の庭先に立つ樹です。
西に傾いた陽光に庭先の満開の桜が白く輝きます。
民家の後背の斜面のヤマザクラも咲いて、奥山の里も春爛漫の時を迎えていました。
逆光の中に枝垂れる姿は優美です。枝垂れた枝先に花弁がもっと付いておれば、もっと華麗な輝きを放ったのでしょうが・・・・!
見事に咲いた天頂部が青空をバックに良く映えていました。
静寂に満ちた奥山の里は孤高の桜に相応しい環境のようです。